日本アーカイブズ学会研究集会 「アーカイブズの構造を読み解く-編成・記述論の現在―」

2011年1月15日(土)に国文学研究資料館大会議室で開催された日本アーカイブズ学会研究集会 「アーカイブズの構造を読み解く-編成・記述論の現在―」に関する@yuko_matsuzakiさんのツイートをトゥギャりました。 ニュース : 研究集会 「アーカイブズの構造を読み解く-編成・記述論の現在―」のご案内 http://www.jsas.info/modules/news/article.php?storyid=60
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yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

日本アーカイブズ学会研究集会始まりました。#jsas

2011-01-15 13:15:09
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

第一報告は坂口貴弘さん「文書管理の近代的展開:日米における分類論を中心に」 #jsas

2011-01-15 13:22:20
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

米国における文書管理導入の歴史的経緯に関する説明が終わり、日本におけるファイリング導入の経緯と展開に。 #jsas

2011-01-15 13:57:58
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

外務省の事例:1926年に八門式からdecimal式に、その後1930年にdecimal式は廃止され、ABC式に。decimal方式の失敗明確に。 #jsas

2011-01-15 14:03:14
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

次は森本祥子さん。「オーストラリア・シリーズ・システムの可能性について」 #jsas

2011-01-15 14:10:07
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

本日の構成は坂口さんが歴史的な研究、柴田さんが壮大な理論研究、と位置付けてます。 #jsas

2011-01-15 14:11:44
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

課題設定。同じ文書が作られ続けるのに、組織が変遷していく現実において、アーカイブズの諸原則を守りつつ編成・記述するにはどうすればよいのか。 #jsas

2011-01-15 14:14:10
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

仮説。作成者に関する記述と文書そのものに関する切り離して記述。両者を自由に関連付けることによって、真の「出所原則」の適用が可能になるのではないか。 #jsas

2011-01-15 14:15:41
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

仮説2.現用文書管理も視野に入れるシリーズ・システムの採用によって、アーカイブズにおける編成・記述の負担が軽減されるのではないか? #jsas

2011-01-15 14:17:03
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

オーストラリアのシリーズ・システムとはオーストラリア国立公文書館が採用するアーカイブズ管理システム。出所原則と原秩序保存原則に対応。 #jsas

2011-01-15 14:19:06
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

シリーズ・システムの定義はKeeping Archives, 3rd edの定義による。Glossary部分参照。 #jsas

2011-01-15 14:20:44
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

シリーズ・システム:複数の文書作成者がひとつのレコード群に関わる状況への対応が必要とされたことから出発。 #jsas

2011-01-15 14:21:41
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

シリーズ・システム成立の経緯。現用文書管理に関してはイギリスから引き継いだレジストリー・システムが存在する。専門化の進行は、国立図書館アーカイブズ部より各省庁のレコードマネジメントのほうが進んでいた。編成記述業務はレコードセンターが担当していた。 #jsas

2011-01-15 14:24:11
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

オーストラリアでは現用サイドからアーカイブズでの管理を視野に入れた一貫システムづくりが考案される素地があった。 #jsas

2011-01-15 14:25:34
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

シリーズ・システムはオーストラリア国立公文書館、オーストラリア各州公文書館すべてで!!採用されている。合理的な考え方に基づいている。固定・完成した記述ツールよりはもっとゆるやか。基本的な考え方の提示。大事なのは記録作成者と文書に関する記述が分離されていること。 #jsas

2011-01-15 14:28:36
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

シリーズ・システムの基本構造。コンテクスト・エンティティのレベルにはOrganization とAgencyに分けられる。Oは全体を包括的に捉えるレベル、Agencyは実際に記録を作成する現場。エンティティとは「記述単位」と訳される。 #jsas

2011-01-15 14:32:12
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

Oranizationとは独立した政府全体、学会、協会、企業など。その業務や機能は、その下のAgencyによって実行され、agencyの業務遂行にコンテクストを与える。 #jsas

2011-01-15 14:34:50
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

コンテンツ・エンティティのほうはシリーズとアイテムのレベルに分かれる。アイテムはシリーズ内の個別のレコードキーピングの単位。 #jsas

2011-01-15 14:36:32
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

シリーズ・システムにおける記述要素は、メタデータ・エレメンツ、リンク、そしてコントローズ・データの3つに分かれる。 #jsas

2011-01-15 14:38:59
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

たとえば「外務省」をagencyとする場合、それを含むOrganization名、前身組織の名前、後身組織の名前などがリンクに該当する記述要素という説明。 #jsas

2011-01-15 14:41:20
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

オーストラリア国立公文書館サイトを実際に使って、Agencyの記述方法を実際にみてみる。例として検索したのは、Controller of Enery Property #jsas

2011-01-15 14:44:26
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

Controller of Enemy Propertyの前身組織は Custodian of Expropriated Property。こういった情報がAgencyのLinkの記述要素として実際に記述されている。 #jsas

2011-01-15 14:48:09
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

次にこのシリーズ・システムの考え方を日本の文書に考えてみる。例「恩給裁定原書」簿冊総数48501.Organizationは「大日本帝国」「日本国」、Creating Agency「恩給掛」「恩給局」「恩給課」「恩給局」・・・ などなど。 #jsas

2011-01-15 14:53:35
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

さらに日本の文書管理システムとの適合性を考えてみる。A市の例。A市をorganization として設定する。Agencyは企画部、総務部・・・など。シリーズの設定は、中分類をベースに、フォルダ単位を加味して設定。アイテムはフォルダ、または文書1件。 #jsas

2011-01-15 15:01:07
yuko_matsuzaki @yuko_matsuzaki

編成・記述作業を行なってみる。「休暇簿」を考えてみる。creating agencyは総務課、戸籍課、納税課、・・・、controlling agencyは総務課。 #jsas

2011-01-15 15:04:40