ワークライフバランスをちと語る

まあ、企業が賃下げの代わりに短時間勤務を導入しないのは、一つの謎です。
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すらたろう @sura_taro

米国での実証研究によると、社会通念とは異なり、容姿の美醜による収入格差は女性よりも男性の方が大きい。イケメンの方が稼げるという身も蓋も無い研究結果には反発も 美貌格差: 生まれつき不平等の経済学 amzn.to/1L3DOsG

2015-11-08 10:14:45
伝左衛門 @yumiharizuki12

この有名なハマーメッシュ論文も1994年で、もう20年は経ってるので、そろそろ追跡的研究があっておかしくないのだが、知らんな。 wiwi.uni-paderborn.de/fileadmin/dep1…

2015-11-08 19:22:50
伝左衛門 @yumiharizuki12

書評氏が内容要約をしてくださってるがこれが面白い。 amazon.co.jp/gp/product/449…

2015-11-08 19:30:06
伝左衛門 @yumiharizuki12

<グリーンスパンは、FRB議長になる前に経済コンサルティング会社を経営していたが、エコノミストとして雇っていたのはほとんど女性だった。それは単純な理由だった。「女性は男性と同じくらい仕事ができるのに、労働市場で差別されている分だけ安く雇えるから、そうした方が会社は儲かる」>

2015-11-08 19:31:31
伝左衛門 @yumiharizuki12

<1995年上海のデータ。夫と妻の両方とも美しい夫婦は、ランダムに組み合わせた場合は全体の12%にしかならない。しかし、実際には夫婦の25%が両方とも美しい夫婦である。逆に、夫も妻も並か並以下の容姿の夫婦は、ランダムに組み合わせたら45%程度だが、実際には全体の58%に上る。>

2015-11-08 19:34:49
伝左衛門 @yumiharizuki12

これはpositive assortative matching (PAM) の結果だが、逆に、現実がPAMからどれぐらい乖離しているかの方が知りたいよね。

2015-11-08 19:37:16
伝左衛門 @yumiharizuki12

「同じ能力なら女子の方が賃金が安い」これに注目して急成長したのが東横インでしょう。しかし、伝統的に日本の温泉宿って主要な労働力だった仲居が現代によみがえっただけのような。

2015-11-08 19:41:19
伝左衛門 @yumiharizuki12

日本の大企業正社員の場合、新卒一括採用・年功賃金のおかげで、男女差別はむしろやりにくい。日本の男女賃金格差は女性の大企業正社員が少なかったことに因る。これに対し流動的なアメリカでは、男女差別(企業が男性社員を好む)は需要の差に反映してより直接的に男女賃金格差を生むと理解。

2015-11-08 19:47:14
伝左衛門 @yumiharizuki12

男女雇用機会均等法が制定されたのはようやく1985年で、それ以前は明示的に男女別募集ができたわけ。この法律で、総合職・一般職という形での募集に改められたけれど、採用結果で総合職はもっぱら男子、一般職は女子となることを排除するものではない。

2015-11-08 20:04:30
伝左衛門 @yumiharizuki12

昇進差別禁止と言っても、結果的に男子の方が昇進確率が高く、女子の方が低くても差別とは言えないでしょう。最近では逆に、女子の方が昇進確率は高い可能性すらある。それでもまだ圧倒的に男子の管理職が多いとすれば、それは元々男子の総合職採用が圧倒的に多いから。

2015-11-08 20:07:30
伝左衛門 @yumiharizuki12

男女雇用機会均等法のおかげで女性に総合職の道が開かれたことによって、女々格差はむしろ拡大したと言われている。これは、同じ職種、トラックなら、男女格差は存在しないか小さい、ということを示唆している。

2015-11-08 20:25:14
伝左衛門 @yumiharizuki12

結果的に女子の昇進確率が低いからと言って、女子が差別されてると断言するのは難しい。同じ職種、階級で比較するのがせいぜいだろう。仮にその比較で男女格差があったとしても、それが能力によるものか、差別なのかは簡単に判別できない。

2015-11-08 20:29:45
伝左衛門 @yumiharizuki12

著者は院生の頃イケメンでしたよw <男女間の生産性の相違が賃金格差を生み出していれば, 女性比率と利潤は無相関になる。「市場テスト」とは, 企業の女性雇用比率が利潤と相関しているか否かを検証することで, 男女間賃金格差の原因を検出> web.jil.go.jp/institute/zass…

2015-11-08 20:44:59
伝左衛門 @yumiharizuki12

<(1)使用者の嗜好に基づく女性差別による女性の過少雇用が存在する。 (2)製品市場が競争的ではない産業の企業ほど嗜好に基づく差別がより強く, 女性の過少雇用が存在する。 (3) 競争的な産業で, 女性を多く採用することが企業成長を促進しているという関係は見いだせなかった。>

2015-11-08 20:47:00
伝左衛門 @yumiharizuki12

<①職場の労働時間の短い企業、②雇用の流動性の高い企業、③賃金カーブが緩く賃金のば らつきの大きい企業、④WLB 施策の充実している企業では、正社員女性比率や管理職女性比率が高い。長時間労働、長期雇用、大きい労働の固定費用、画一的な職場環境が、女性活用の阻害要因になっている>

2015-11-08 21:06:07
伝左衛門 @yumiharizuki12

rieti.go.jp/jp/publication… しかし、労働時間や、流動性、賃金カーブ、こういうものは内生的だからね、、、女性雇用を促進するためにこういうのやめれ、とまで言えるかどうか、、、

2015-11-08 21:08:11
伝左衛門 @yumiharizuki12

<結婚・出産・育児などで正社員女性が激減する30歳代の正社員女性比率が高い企業ほど、利益率が高くなる。人件費節約だけでなく生産性自体の向上を通じて、女性の活用が企業業績を高めている可能性が示唆される。一方、管理職女性比率については全般的には利益率との明確な関係は見いだせなかった>

2015-11-08 21:18:52
伝左衛門 @yumiharizuki12

rieti.go.jp/jp/publication… 正社員の中で男女賃金格差は小さいと予想されるので、女性正社員比率の高い企業の方が利益が高ければ、女性の方が男性より生産性が高い、と言えるかもしれんw

2015-11-08 21:21:47
伝左衛門 @yumiharizuki12

<2つの発見がありました。まず、第1の発見は、企業の半数がどんなことがあってもワークライフバランス制度を導入したくないと考えていること、また、従業員の方にも同制度が導入されても賃下げは受け入れたくないと考えている人が多数いること> rieti.go.jp/jp/publication…

2015-11-08 21:29:54
伝左衛門 @yumiharizuki12

<企業がワークライフバランス制度の導入に伴って実施したい賃下げ幅よりも、労働者が同制度と引き替えに受け入れられる賃下げ幅の方が大きいのです。企業にとっても追加的なコストを払わずに制度を導入することができ、その結果労使双方の厚生も増す可能性がでてきます。>

2015-11-08 21:31:53
伝左衛門 @yumiharizuki12

そうなんだよね。賃下げの代わりにフレックス制や短時間正社員をなぜ導入できないかは、一種の謎。 黒田・山本の一連の研究は最近の国策の背景にあるので読むべし。

2015-11-08 21:34:39
伝左衛門 @yumiharizuki12

今の若者は就活で休日や福利厚生のことばかり聞く、というのだから、賃下げする代わりに労働時間減らすというのが受け入れられる環境は、むしろ整いつつあるのではないか。

2015-11-08 21:45:38
伝左衛門 @yumiharizuki12

「資生堂ショック」 私はけっこう資生堂に同意だな。配偶者や子供のことを理由に負担を免れようとする人多いし、またそれが疑問視されることなく通ってしまう空気がある。 blog.livedoor.jp/ninji/archives…

2015-11-09 10:40:01
伝左衛門 @yumiharizuki12

理由に関係なく、シフトで配慮受けたりノルマ軽減される場合にはその分賃金下げてよいと思う。 ワークライフバランスとは、家事のために勤務時間を減らしてもらう人に同じ賃金を与えることでないよ。報酬減の代わりに勤務時間短縮、という選択肢を与えることだ。

2015-11-09 10:44:52
Earl Swindon ٩( 'ω' )و @twitt_dragoon

@yumiharizuki12 短時間労働は、普通給与・賞与も減らされます。たとえば、通常週40時間労働(8x5)とし、短時間労働週30時間(6x5)とした場合、給与・賞与ともに3/4となると思われますが・・・

2015-11-09 10:53:23