春画展示研究会公開フォーラム「春画と日本」

11/7(土)、於東京大学。 大英博物館での春画展と、その日本巡回先探しの難航、そして永青文庫での春画展開催実現をめぐって。 なにか問題や補足があればご指摘いただければと思います。
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ろくでなし子 /Megumi Igarashi @6d745

(´-`).。oO(東大の公開フォーラム・春画と日本に来とるなう。早川聞多先生(^ω^)💕 pic.twitter.com/kh441QkSfi

2015-11-07 14:42:27
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kind_hiko @Kind_hiko

本日は春画展示研究会の最終回、大入り満員ですね。1年遅れで春画展は実現したものの、いったい何がそれを阻んできたのか。「猥褻かアートか」の二項対立にせず、美術史・文化史・文学など様々な専門家が議論し直す良い機会。 l.u-tokyo.ac.jp/CR/acr/news.htm

2015-11-07 15:03:56
ろくでなし子 /Megumi Igarashi @6d745

@6d745 (´-`).。oO(ロバート・キャンベル先生(^ω^)💕 pic.twitter.com/LJDQF3V851

2015-11-07 15:12:13
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ろくでなし子 /Megumi Igarashi @6d745

@6d745 (´-`).。oO(春画展の立役者・浦上蒼穹堂の浦上満氏(^o^) 永青文庫の春画展開催までのすったもんだ苦労話がめちゃおもしろ〜い(^ω^)💕 pic.twitter.com/V2PtImEVcn

2015-11-07 15:51:48
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ろくでなし子 /Megumi Igarashi @6d745

@6d745 (´-`).。oO(木下直之先生(^ω^)💕 pic.twitter.com/YBTX6ocodQ

2015-11-07 16:06:06
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Nozomi Kondo @F_Galene

春画展示研究会の公開フォーラム、第一部は早川聞多さん(京都の日文研)による平安末期~の肉筆春画の話からスタート。ロバート・キャンベルさん、浦上満さん、木下直之さんと続いて、すでに25分押し!まぁ一人30分で終わるわけないよなぁ(笑)

2015-11-07 16:41:29
ろくでなし子 /Megumi Igarashi @6d745

(´-`).。oO(早川聞多先生と、ハイまんこ( ´ ▽ ` )ノ💕 pic.twitter.com/PPtpVuiU2u

2015-11-07 18:16:27
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豊 秀一 @yutakas5

永青文庫で開かれている春画展の入場者が10万人を突破し、大英博物館での入場者数を上回ったそうです。東大であった春画展示研究会の公開フォーラムで報告がありました。国内で展覧会を開くのにどれほど苦労されたか。会場を拒否する論理は、自粛規制というより保身ではないか。鋭い指摘が出ました。

2015-11-07 18:33:37
meroe @d0t0b

春画展示研究会公開フォーラム「春画と日本」。ほんとは丁寧にまとめたいけどそうする余裕がないのでメモだけ書いておく。ろくでなし子さんが来てた。

2015-11-08 20:51:17
meroe @d0t0b

春画展示研究会は大英博物館での春画展が日本での巡回先を見つけられないという問題意識に始まり、2013年5月の第1回から7回の研究会を行ってきた。ついに永青文庫で春画展が開催され、今回は最後の研究会(公開フォーラムとして行う)となる。なぜ日本で春画を展示することが難しいのか。

2015-11-08 21:04:08
meroe @d0t0b

早川聞多「京都と古春画」:春画は版画と肉筆に分けられ、江戸時代より前の肉筆春画は小柴垣草紙、稚児草紙、袋法師絵巻がある。模写本につれて絵が増えたり続きが描かれたり。春画と仏教(密教「理趣経」)における男女交合の礼賛との関連。「男女交合の妙なる恍惚は、清浄なる菩薩の境地なり」。

2015-11-08 21:11:37
meroe @d0t0b

ロバート・キャンベル「春画未満 永井荷風と明治期の美人絵葉書」:春画をとりまくメディア的環境。幕末の武士による漢詩にはしばしば春画や「痴情」が詠まれる。橋本佐内の漢詩におけるアメリカのerotic art。美人読書図(=性的な本を読む美人)というモチーフも。キーワードは「悶々」?

2015-11-08 21:17:38
meroe @d0t0b

また永井荷風がアメリカから送った美人絵葉書。日露戦争頃の絵葉書ブームにともない日本でも美人絵葉書が流通。交換される女性のイメージの成立と流通、それにより成り立つ経済。絵も写真もあり、モチーフは娼婦と客、劇場や女優、お尻が強調されているのも(「猛烈なやつ」は郵便で送れないとか…)。

2015-11-08 21:24:51
meroe @d0t0b

浦上満「「春画展」開催顛末」:大英そして永青文庫春画展の立役者。1997年ロンドンのサザビーズで購入した湖龍斎の春画は税関で認められず「本国送還」。その後国内市場で春画の売買が解禁され、コレクションを形成。「歌満くら」12枚セット購入(高橋誠一郎蔵→慶応に寄贈を断られたらしい)。

2015-11-08 21:31:24
meroe @d0t0b

2011年に大英春画展へのコレクション貸し出し、スポンサーと巡回先探しを打診され、一旦は東京美術倶楽部での開催で合意するが逮捕者が出ると言われ挫折。約20の美術館博物館、商業施設に巡回展開催を打診するが難航。永青文庫での開催決定後警察とのやりとりやさまざまな準備を経てついに開催。

2015-11-08 21:37:29
meroe @d0t0b

木下直之「つまるところは猥褻をめぐる自主規制か」:「芸術か猥褻か」は100年相変わらず。性表現物の規制=犯罪化は出版統制として始まり(「好色画本」→「猥褻図画」)、1900年代には展示空間の成立によって公然陳列罪の発想が生まれる。そのころ春画は美術の区域外へ。「猥褻という亡霊」。

2015-11-08 21:58:07
meroe @d0t0b

福岡真紀「見ることの歴史から見た二つの「春画」展」:大英春画展では春画shungaは「日本美術史の一部」と主張。しかし江戸時代の人々はどのように春画(≠shunga)を見ていたか? 江戸時代には「枕絵」「笑絵/笑本」等呼ばれ、春画を指す言葉も見る状況も多様。見ることの複雑性。

2015-11-08 22:02:16
meroe @d0t0b

石上阿希「誰が見て、誰が語るのか」:私たちと江戸時代の文化は遠い。春画の文化的意義を展覧会で伝えようとしているがメディアでの春画展へのリアクションはあまり代り映えしない。引き続きいかに論点を示すかが重要。海外での評価を、「外国人」が語るのはオリエンタリズム、という言い方は無意味。

2015-11-08 22:06:58