ラビットハウスを探して

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hhasegawa @hhasegawa

先日のコルマール訪問の連続ツイートをまとめていただきました。ついでにいえば、木組みの家と石畳の風景自体はバーデン・エルザスの独仏国境地帯に遍在し、実はフライブルク周辺などドイツ側でもお目にかかれます。 / “ラビットハウスを探し…” htn.to/7jSFC9

2015-11-10 05:59:34
hhasegawa @hhasegawa

先月某日、現住地と8,50ユーロで往復できる「木組みの家と石畳の街」を訪問してきたので、写真まじりに振り返る。この日は朝からライン両岸で霧がひどく前途を危ぶみつつも、ブライザッハまで電車で、そこからはバスで国境を越えコルマール駅へ。 pic.twitter.com/7wnKJQXAwA

2015-11-08 06:01:26
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)フライブルクから電車とバスで一時間半ほどで到着するコルマール駅前は、ごく普通のヨーロッパ地方都市のそれといった感じで、この大通りにも一般住宅などが並ぶ。東に十分ほど進んでいくと川があり、左折してはじめて特徴的な旧市街に入る。 pic.twitter.com/wtUWWJpL2r

2015-11-08 06:02:14
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)旧市街のLauch(ラオホ? ローク?)川のほとりには«Petite Venise»なる区画があって、水面にテラスを出したり船を航行させたりしている。全体的にこじんまりした感じで、アニメでは街が広めに描かれているのがわかる。 pic.twitter.com/ETqaKGgk1g

2015-11-08 06:03:16
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)プティット・ヴニーズ周辺のクルテナウ街区は大革命時に貴族軍を撃破したシュトックマイヤーなる船頭を記念したもので、住所のテュレンヌ通りはもちろんフランス六大元帥(1674年=オランダ侵略戦争時に同市に入城)から来ているらしい。 pic.twitter.com/jwtEHXsyco

2015-11-08 06:04:09
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)先月以来おそらく多くの人に見覚えがあるであろう風景。上のテュレンヌ通りから北東側に一本先の橋を撮ったものである。ちなみに、街路名は«Rue des Écoles(学校通り)»であり、いかにもかのEDにふさわしいともいえよう。 pic.twitter.com/0fIRaEfK40

2015-11-08 06:05:11
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)学校通りの橋からさらに北東に巷間ラビットハウスのモデルとされるレストランがあるが、この日は閉店だった。なお、甘「兎」庵、Fleur de «lapin»と日英仏でウサギを店名に入れているのにドイツ語がないのはいかなる理由か? pic.twitter.com/vAMeRTNex2

2015-11-08 06:06:06
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)上のレストランのすぐ裏に教会を挟んで、これまた真偽は不明ながら学校のモデルと言われるメディアセンターが所在。この位置関係なら寝坊しても遅刻しようはないので羨ましい限り。この辺は旧市街の東端に近く、もう少しで普通の市区に出る。 pic.twitter.com/LKoNTq89rh

2015-11-08 06:06:57
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)川辺の区域から旧市街の目抜き通り(Grand Rue)を横切って西進、目当ての一つ、グリューネヴァルト『イーゼンハイムの磔刑図』のあるウンターリンデン美術館に。が、工事中で12月まで休館であった。調べてこないのが悪いのだが。 pic.twitter.com/WgjfWiG8CR

2015-11-08 06:07:50
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)その美術館の向かいには«Nagoya»なる和食屋(?)があった。『磔刑図』を見終えた客にひつまぶしや味噌カツでも食わせるのであろうか? これ以外でも日本要素にはちょくちょくお目にかかった。エルザスには結構、駐在員もいる模様。 pic.twitter.com/gl3cdUfZHn

2015-11-08 06:08:38
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)日本要素といえばこれも。市内にある玩具の博物館で日本のロボット展をやっている(~16年9月)、というポスターなのであるが、木組みの家と石畳の風景のなかの日本語の看板という意味で、期せずしてタイアップしてしまったともいえよう。 pic.twitter.com/ADgwyAOBHo

2015-11-08 06:09:15
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)昼食では当地定番のフランベを注文したあと、市内のワイン屋をまわり、最後にあらかじめ調べておいた古本屋二軒へ(が、一軒は休み)。圧倒的に仏語の本が多く、そちらの方を物色。ここには『ラブひな』仏訳が揃っていて微妙な気分になった。 pic.twitter.com/J5RWwEaNhf

2015-11-08 06:10:05
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)駅からふたたび「フリブール(Fribourg)」方面バスに乗り、夕照のラインを横目に黒い森に帰還。いまさら晴れても仕方ないと思いつつ、まあ、この季節の欧州は是非もなし。コルマールの観光なら春(夜ならクリスマス期間も)だろう。 pic.twitter.com/czjfQDgd3y

2015-11-08 06:11:00
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hhasegawa @hhasegawa

(承前)旧市街には、目につく限りでは、いずれの意味においても「難民」は見あたらず、というかこの日は日本人をまったく見ず、比較的近隣から来たと思われるドイツ語や英語を話す欧州人と、東洋人ではかなりの数の中国人がいるだけであった。この辺、現今の彼我の経済力の差を感じるところでもある。

2015-11-08 06:11:12
hhasegawa @hhasegawa

(承前)言語状況については、ドイツ語が通じる、と知人に聞いており、確かに食堂と古本屋ではそうだったのだが、酒屋では不可で、さらに下手糞なフランス語を話す羽目になった。ほかにも、例えば街路名表示なども独側と違うわけで、EU内で簡単に往来できても領域国民国家の国境は存在するのである。

2015-11-08 06:11:30
北守 @hokusyu82

ごちうさの舞台がエルザス地域であるなら、国際弁護士を目指しているという同作のヒロインは、かの公法学者の後輩になる可能性もあるわけなのであった。

2014-05-09 00:00:32
北守 @hokusyu82

さらに学部を横断するなら、レヴィナスにブランショ、そして我らが田川建三の後輩になるわけである。

2014-05-09 00:06:53
hhasegawa @hhasegawa

問題は、エルザスは独仏いずれに帰属するにしても大陸法の土地で、そのままストラスブールに進学して資格取得するとしたらバリスターにはなりようがないことですかね。高校卒業後はあの町を去ってドーヴァー海峡を渡らないといけない、というけいおん内面厨が泣いて喜ぶ展開に。 @hokusyu82

2014-05-09 06:01:44
ドナルド・トロンプ @HighlDragoon01

@hhasegawa @hokusyu82 横レス失礼します。作中での「国際弁護士」が英米法に由来する法廷弁護士(バリスター)でないなら、大陸法に基づく教育を受けていても可能なのではないかなと考えるのですが。ココアが進路として迷っていたバリスタはコーヒーを入れる方でしょうし。

2015-11-12 03:20:41
hhasegawa @hhasegawa

@HighlDragoon01 @hokusyu82 おっしゃる通り、作中の「バリスタ」はコーヒーのbaristaと英米法のbarristerの掛け言葉(日本語でしか通用しないがともにbarに由来するのは確か)でしょう。だから、ここは両方の意味でノってあげるのが視聴者の務めかと。

2015-11-12 05:59:15
hhasegawa @hhasegawa

「コルマール在住の国際弁護士志望の高校生」は、地域圏内ならストラスブール大法学部に進学するのが普通とは思うが、距離的にはフライブルク大の方が近く、後者だと自宅通学も可能であろう(言語的にOKならば)。ただし、どちらも大陸法圏内ゆえbarrister資格と関係ないという問題はある。

2015-11-10 06:01:03
hhasegawa @hhasegawa

(承前)では、コルマールからフライブルクを一時間半かけて通学した場合、交通費はいかほどか? ブライザッハまでのバスは一カ月定期が83ユーロ(rvf.de/PDF/RegioElsas…)、そこからは大学の定期券範囲なので半年で89ユーロ、一学期で計587ユーロ払えばよいことに。

2015-11-10 06:01:19
hhasegawa @hhasegawa

(承前)半年600ユーロ弱(休暇中バス定期を買わなければ倹約可)かつ片道一時間半の通学、とは欧州基準では法外とはいえ、日本の首都圏ならありえなくもない数値ではある。住宅難といってよいフライブルク留学希望者は、かの「木組みの家と石畳の街」入居も考慮されたし(責任は当方に所在せず)。

2015-11-10 06:01:32
hhasegawa @hhasegawa

好きなアニメが「聖地」自治体と妙なコラボをして困惑することは、海外舞台のものの場合は考えにくいであろうから、今期であれば『ごちうさ』は安心して視聴できる。もっとも、コルマール市の公式アカウントがこの記事(infinitemirai.wordpress.com/2015/11/01/col…)をツイートしていたのは見た。

2015-11-30 10:01:12
Colmar, Alsace @Colmar_tourisme

Quand #Colmar sert de source d'inspiration à un #manga japonais: ça donne une belle histoire goo.gl/0g6UsY pic.twitter.com/RhRSgZhfiI

2015-11-14 19:57:42
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