「ぶちくらせ」は「ぶち殺せ」なのか？

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts 初めまして。ギラヴァンツの「ぶちくらせ」問題のまとめを拝見しました。いくつか思うところがあるので、ツイートしたいと思います。よろしかったらリプライしてください。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts 論点は二つあります。一つ目。北九州弁で「くらす」というのは「殴る」であって、「殺す」という意味はないと思うのですがいかがでしょう。確かに音が似ているので誤解を受けやすいということ、実際「ぶちころす」と言っている者もいることはその通りかもしれませんが。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts それはあくまで誤解であって、「ぶちくらせ」＝「なぶりごろしにしろ」とは到底言えないと思います。二つ目。暴力的な表現であってもそれが表現にとどまる限り暴力そのものとは区別されるべきではないでしょうか。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts 私も「ぶちくらせ」は応援にふさわしくないと思うので禁止措置には別段反対しませんが、それはサッカーの応援という場でのチーム及びサポーターの自治を尊重するからであって、暴力的言辞が一般的に禁じられるのであれば断固反対します。それは表現の自由の侵害に他なりません。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

はじめまして。@bogyuさんからの問いかけにつきましては、すべてまとめの中で完結しているものだと理解しておりますが、ていねいにメッセージをくださいましたので、可能な範囲でお答えいたします。 twitter.com/bogyu/status/6…

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）ただ、私はあまりSNSで人と議論するつもりはありませんので、さらにつっこまれてもそれ以上お答えするかどうかはわかりません。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

まず私自身が北九州弁のネイティブであるという前提を共有しておきます。その上で、私自身の言語感覚に照らし合わせて「くらす」の意味を考えると、たんに殴るというよりも「物理的な危害を加えてぼこぼこにする」というイメージがあります。 twitter.com/bogyu/status/6…

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）私自身は「くらす」の日常的な使用で「殺す」をイメージすることはまずありませんが、標準語の会話で「殺す」を北九州弁に置き換えるときに「くらす」を選択するのが最もしっくりくることもあるだろうなとは思いますので「くらす」に「殺す」の意味がまったくないとは思っていません。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

「ぶちくらす」については標準語で「殺す」と表現する場面を明確にイメージしますし「くらす」に結びついている「物理的な…」というところから、単に「殺す」と脅すよりももっと程度が甚だしく「なぶり殺しにする」といったイメージをもっています。 twitter.com/bogyu/status/6…

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）それで先ほども書きましたように、私自身は北九州弁ネイティブですので、ネイティブの立場からそのような語感を持っているというのは動かしようのない事実であり、誤解のしようはありません。もし@bogyuさんの語感と違うというならば、それぞれの語感が違いますねというだけの話です。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）もし私の語感がおかしいと言われましてもそれは議論になりませんので、まとめられていることがミスリードだと思われれば、@bogyuさん自身がまとめを作られるか、まとめのコメント欄を使って読者に判断してもったらどうかなと思います。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）2つ目。@bogyuさんの書いておられる、表現にとどまる〈暴力的な表現〉と〈暴力そのもの〉を区別する意味が私には理解できません。この点については簡単には済みそうにないし、今はそれを議論するために時間を割きたくないので「私はそのようには思いません」とだけお答えしておきます。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）どうしても異論があるようでしたら、@bogyuさんご自身のメディアやまとめのコメント欄等で読者に判断してもらうようにしたらどうだろうかと思います。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

（続き）これはまとめに書いてあることなので、改めてコメントすることはありません。だいたい以上です。 twitter.com/bogyu/status/6…

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts リプライありがとうございます。仰るとおり、感じ方が違うのは確かのようですね。私はやはり「ぶちくらせ」が「なぶり殺しにしろ」という意味とはどうしても思えません。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts ただ、「ぶち」という強意の副詞は本来北九州弁にはないものであり（そうですよね？）、「ぶちころす」という言い方がよくされることから、そういう意味に取られやすいというのはありそうですね。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

@bogyu どういたしまして。応援団体がそのような意味で使っているかどうかは別として（さすがにそれはないと思っています）私のまとめはあくまで北九州弁のニュアンスを汲んで「ぶちくらせ」が社会的にどのような意味を持ちうるか、ですので、あえて「なぶり殺しにしろ」と説明をつけました。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts 感じ方の違いがあることは納得しました。しかし、二つ目をご理解頂けないのは意外ですね。他者の人権を具体的に侵害しない限り、例えば脅迫罪に該当するとかいうのでない限り、表現の自由は憲法21条で保障されています。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts 表現の自由は名誉毀損であるとか著作権侵害、最も端的には脅迫罪を構成するといった形で他の人権と矛盾衝突し得るわけですが、単に不快だという理由である表現を禁じることは憲法21条に抵触すると考えます。

奥山犛牛 @bogyu

@mrmts この点については、私ももう少し考えてみたいと思います。おつきあい頂きありがとうございました。

Seiichi MORIMOTO @mrmts

この点について意見はありますが、ここでは議論したくないので控えさせていただきます。もちろん私のまとめがそのまま読者に受け取られるのはよくないと思われたら、その旨をコメント欄に残すなり別のまとめを作るなりするのに開かれています。 twitter.com/bogyu/status/6…

Seiichi MORIMOTO @mrmts

@bogyu どういたしまして。