ある対戦ゲームで交流の輪を広めようとしていた時に気付いたSNSの便利さと危険について考察
私さ、こないだまでやってた某ゲームの対戦相手が欲しくて欲しくて、一生懸命布教活動してたじゃないすか。お陰で何人かはあの過疎ゲーにプレイヤー引っ張り込めたかなって自負も一応あるんだけど、その過程で、全く意図せずして自分が見ていたものの危うさに気付いてしまったんだな。
2015-11-10 16:57:07結論から言うと「普通の人間が思ってる以上に、個人を特定するのは簡単だ」ってこと。 元ストーカーを公言する人が同じようなことを実演付きで訴えたのは知ってる人も多いと思うんだけど、あれと言いたいことは同じ。
2015-11-10 17:01:59その元ストーカーさんは、ストーキングスキルを活かして何も知らない赤の他人の本名・住所・子供の学校名までもを調べ上げた。でもあれ、元ストーカーなんかじゃなくても余裕で出来るって気付いてしまったんだよね。
2015-11-10 17:04:33実際に私はストーカーされた事こそあれした事は一度もなかったけど、全く見ず知らずのゲーマーを何人も特定して、実際に出会う所まで漕ぎ着けてきた。ぶっちゃけ、本人と直接話してはいないけど「あの人がツイッターのあの人ね」ってリアルでちゃんと認識してる人はもっと沢山いる。
2015-11-10 17:06:10同じ趣味を持つ人間だから繋がりやすかったのだし、同じ趣味を楽しむ場で出会ったから、一方的に話しかけても快く受け入れてもらえて、友達になれた。でもこれ、敢えて怖い言い方したら「共通のキーワードさえあれば、リアルで一方的に捕捉することが可能だった」とも言い換えられるのよね。
2015-11-10 17:11:34@tks_0508 友達がオークション詐欺に遭って困ってたので3日で勤務場所と電話番号見つけた事ならありますな^_^
2015-11-10 17:12:11当時一緒に遊んでくれる人を探すのに使ってたのはツイッターオンリーなんだけど、この匿名性の高いSNSたったひとつで、ストーキングド素人の私でさえ「特定の個人の居住地域・外出時間・外出目的・ピンポイントの行き先」を特定できてたって事なんだ。
2015-11-10 17:15:11うちらの場合、その共通のキーワードってのはゲームな訳だけど、たとえツイッターのアカウント名とカードネームが違ってても、遊んでるゲーム・使用キャラ・ゲーセンへの出没時間・一緒にいる人やそこで喋ってる事なんかを組み合わせていくと、簡単にどれが誰かなのか分かっちゃうんだよね。
2015-11-10 17:18:26これって実はめっちゃ怖いこと。だって、一度リアルで「この人が私の探していたあの人なのね」って分かってさえしまえば、 ・尾行すりゃ家が分かる ・家が分かればゴミが漁れる ・ゴミが手に入れば下手すりゃ何でも分かる ・それらとSNSでの情報を組み合わせたらもはや無敵 ンヒィィィィ
2015-11-10 17:22:24あらかじめ「いつどこで待ち合わせして対戦しましょ!」って話して会ったんじゃなく、ゲーセンでばったり会って「ああ、ツイッターでお見かけしたことありますよ」ってなった人、何人かいたと思うんだけど。あれ、実は超怖いバックグラウンドがあって起こった事だった模様。私にも自覚なかったけどね。
2015-11-10 17:24:59私はその気になれば、黙って知らない人のフリをしたまま、ツイッターで見かけただけの全く見ず知らずのゲーマーさんの自宅を特定して、より多くの個人情報をかっさらって行くことも可能だったってこと。もちろん私はストーカーじゃないから別にそんなの何もいらんけど、「出来た」という事実が大事。
2015-11-10 17:26:49私、自分が好きなゲームのプレイヤーで勝手にリスト作ってたのだけど(今は消しちゃったけど当時は普通に公開してたよ)、ぶっちゃけそこに入れてた人、入れた時点ではほぼ全員、大まかな居住地域分かってた。人によっては市町村まで。ほぼ全員全く会った事ない人であるにも関わらずよ。やばない?
2015-11-10 17:32:08居住地が分かるパターンはいくつかあった。 ・プロフィールに自分で書いてる ・ツイートの中に自分で書いてる ・「今からゲーセン行く」と頻繁に書いてる→ゲーセンの住所をググる ・外出先を書いてる→そこの住所をググる ・外出先の写真を上げてる→グg(略) (続)
2015-11-10 17:37:24・特定地域のゲーセンの情報を沢山RTしてる+フォロワーが同ゲーセンの常連ばかり ・ゲーセン以外でも特定地域の情報を沢山RTしている ・よく利用する電車の路線や駅名が書いてある 等々。一つ一つは確証にはならなくても、いくつか組み合わせることで「大体あの辺か」って分かる人も多かった。
2015-11-10 17:39:59そして恐ろしいことに、その推測はほとんどが合ってた。 私がそういう部分を見ていたのは「自分と対戦できる可能性があるかor対戦相手を求める知り合いと引き合わせる術がないかを知りたかった」という趣味のための動機でしかなかったけど、これ悪用しようと思ったらいくらでも出来るよね。
2015-11-10 17:42:36普通の人は、SNSでそこまで他人の個人情報にあたる物を必死に探したりしないけど、当時の私は対戦相手探しに必死だったからそこまでした。そしたら、個人を特定するノウハウなんか何も持っていなかったはずの私にも恐ろしいくらい色々分かってしまった。
2015-11-10 17:48:29「これって相手がアーケードゲーマーだから出来ることなのかな?」とも思った。趣味の性質上、積極的に自分の行動を他人に共有しがちだしね。 なので実は、非ゲーマーに対しても同じ事を試してみた。目標は「その気になればリアル捕捉できる所まで情報を集める」。結果は……言わなくても分かるな?
2015-11-10 17:51:45そう。趣味がどうとか関係なく、私が実験対象としてランダムに選んだ(ちなみにフォロワーですらない。適当な検索とかで引っ掛かった何の縁もない)人もほとんどは、ストーキング素人の私をもってして「この辺で張ってればいつかは見つけられそう」くらいの所までいけちゃった。
2015-11-10 17:56:10もちろんそこから先はさすがに試してないから、実際に捕捉できたかどうかは分からないよ。でも、その気になれば、ストーカー気質も相手への興味もなくたってそのくらいの事は誰にでも出来る、つまり、多くの人が自分の行動履歴を無防備に世界へばらまいてるってことだ。しかも、多分無自覚に。
2015-11-10 17:59:55あと、事前に目星をつけてその人狙い撃ちでゲーセンに突撃すると大抵成功するんだけど「共通の趣味がある」というだけで、そんな(今思えば)ストーカー紛いの準備をして近付いた私と、何の警戒心もなく仲良くなってくれた人が沢山いたのも、考えようによってはすごい事だなって思う。
2015-11-10 18:05:41逆のパターン(私が声をかけられる側)もあったし、いずれも私にとっては素敵な出会いだったと今でも思ってる。でもそれは私と相手が純粋にゲームしに行ったからであって、もしどちらかが腹に違う目的を持ってても「趣味同じですね、ツイッターで見てました」って言われたら心開いちゃうんだよね。
2015-11-10 18:11:21このご時世、ネットで他人と交流することを楽しもうと思ったら、ある程度自分の趣味趣向や行動範囲が公になってしまうのは仕方ないのかもしれない。そのリスクを心得た上でやってれば、問題が起きた時の対処もきっと早いだろうし。ただ、リスク自体に気付いてない人も結構いるんじゃないかな?
2015-11-10 18:16:36という訳で。意図せずストーカーの視点を体験をしてしまった者として、言いたいことがいくつかある。 1.「◯◯(場所)わず・なう・うぃる」は、普段の生活圏ではなるだけやらん方がええよ。→それが重なれば重なるほどリアル捕捉率上がるよ。やるならそういうリスクがある事は覚悟しましょう。
2015-11-10 18:23:08