久保田誠人と時任稔の関係について/時任稔が神様の座を降ろされた話

伊埜あお @ao_thumpx

久保田が時任を自分の神様だと自覚してるのは、理解はできるのだけれど、なんていうか、その気持ちの向けかたを形容する言葉が『神様』で正しいのかどうか正直疑問

伊埜あお @ao_thumpx

ああ、でも少し考えたけど、これしか言いようがないなぁ うーん

みのも(取引用アカ) @Minomo0224

@ao_thumpx そこで公式の『お前と俺』の関係ですよ…！ 執行部は『俺とお前』くらいのノリですが、WAは『お前と俺』で相手ありきで自分が存在する……っていう解釈でいます。

伊埜あお @ao_thumpx

なるほどこれは目から鱗…というかその視点で考えていなかった。久保田が時任に向ける矢印は、3巻時点では確実に「信奉者→神様」のそれだけれど、7巻前半で「お前と俺」という「対等」な関係（あるいは対等にありたいという願望）を口にできるようまで、何か心境の変化があったたいうこと？

伊埜あお @ao_thumpx

それは4巻の逮捕騒動を経て、"恋に落ちているから"ではないの………ねぇ…………久保田ねぇ……………！！！！

伊埜あお @ao_thumpx

3巻辺りまでの久保田と時任って、どっちか居なくなっても大丈夫そうな雰囲気が随所にあるし（雰囲気が軽いのもあるけれど）、少なくとも久保田の依存度に比べて時任のそれは軽くて、久保田が居なくても時任って生きていけそうに見えるけれど、それが違うって分かるのが4巻だよね

伊埜あお @ao_thumpx

久保田が居ないから「痛い」し、「久保田が居ない」から「部屋に帰る意味がない」。それは裏を返せば、久保田の存在が時任の精神的支柱であり、久保田と共に過ごすことに401号室の存在意義を見いだしているということになるわけで、

伊埜あお @ao_thumpx

対偶として「401号室に帰るため」には「久保田誠人が必要条件」であるから、滝さんの手を借りて奪還を試みた。さらに言えば「久保田誠人と共に過ごす」ためなら時任にとって「その場所は401号室でなくても良い」のでは？『君といる、ここが楽園。』っていうコピーがあったように。

伊埜あお @ao_thumpx

何が言いたいかっていうと、6巻で久保田が無双してて久保田の依存性や猟奇性だけが目立つけど、結局時任も久保田が居なきゃ駄目なんだってことです。それが時任にとってほんとうの幸せかどうかはともかくとして、久保田がいなきゃだめなんだ。

伊埜あお @ao_thumpx

「久保田が時任に向ける矢印の名称は『神様』で正しいのか？」という一つの疑問がそもそもの発端。もっと遡ると、「神様を汚したいと思うのは自然なのか？」っていう疑問が考えの始まり。ここ最近の話やドラマCDでの久保田の発言がどうしても節々で気になっていて、その答えを自問自答してました。

伊埜あお @ao_thumpx

だってやたらノリノリで攻めてるし、押し倒してるし、大事にする方法を知らないなりに大事にしようと頑張っていた1-3辺りと比べて、今の久保田は時任を壊れ物みたいに扱ってないし。でもきっと自覚してなかっただけなんだろうな。「台無しにしたい」とは大分前から言ってるし。

伊埜あお @ao_thumpx

「台無しにしたい」のに「神様みたいに思ってる」っていう矛盾がずっと気になっていたけれど、それは結局「お前と俺」っていう関係への変化/対等な目線に立つことへの肯定で解消されるのか。

伊埜あお @ao_thumpx

そうすると次の疑問符として、さて7巻時点での久保時は、果たして『人間』なのだろうか？となるわけですけれど。ポッキー食べるんでまた今度にしよう。TL荒らしてごめんなさいー。プロフにも書いてあるけれどこのアカウントは全てフィクションです～✌

倉庫 @coffin_garrrage

えっあっそうか、いまの久保田にとって時任はもしかして神様ではない……？ えっ、いやでもあの男、塵と芥でまだ「いつでもきみは強くあった」って…………過去形だ！？！？！？！？

伊埜あお @ao_thumpx

これ～～～～～～～～！！！！！！これなの！！！！過去形なの…！！！

伊埜あお @ao_thumpx

もうひとつ気になる点を付け加えるとすると、６巻の発言からも、時任はある程度久保田が自分に向けている依存の重さに待覚的＝自分が神様であることを受け入れている　ように見えるのに、時任も確かに久保田を必要としているわけで、神様が一人の人を必要としてしまったら、その瞬間に２者の関係は

伊埜あお @ao_thumpx

「神様と信奉者」のそれでは無くなってしまうのでは？と私は思うのです（※言っておくと、私これっぽっちも宗教学を学んでいませんので細かいツッコミは笑って流してください）

伊埜あお @ao_thumpx

久保田から見たら時任は神様なんだろうけど時任はそんな関係を望んではいないし、久保田が己らの関係を「お前と俺」と形容した今、時任は神様の座をやっと降りられて、やっとふたり対等に立てるのかもしれないし、やっとふたりでともに「沈むことができる」のかもね。判別不能に混ざり合える、なんてね

倉庫 @coffin_garrrage

時任という個人を自分だけの神様に仕立てて、自分が唯一の信奉者であるという事実でもって時任に神様であることを押し付けそれを時任も拠り所として受け入れていた関係が、対等になるってどういうことなんだろう。久保田と時任って、人間になれるの？

倉庫 @coffin_garrrage

そう考えると、糖衣無印では宗教色があったのに、糖衣EXではそれがなくなったというのは……時任の神格化が終わるということ……？ それって時任が人間になることとはイコールでない気がするんだけど……考えが及ばない！ もっと頭の回転よくしたい。

倉庫 @coffin_garrrage

人間が人間として成り立つためには多くの集団に属して他者というツールを持つことで、それが出来ないから久保時は化け物なんであって、それをしようと思った結果だめだったってのが梔子編なのではないのか。うーん。

いずもり @izmori_

ということは、久保田目線でいうと、神様→何にでもなれる「お前と俺」→化け物（対等）ってことになる、のか…？

いずもり @izmori_

神様が神様であるためには一人でも信じる者を必要とすると思うんだけど、久保田が「お前と俺」を提示した時点で、もう神様から変容もしくは拡張したのかもしれない

いずもり @izmori_

「俺たちふたりとも化け物だってさ」という台詞は、「お前と俺」に対する時任のひとつの答えだったのか。

伊埜あお @ao_thumpx

そういうひとつの可能性のおはなしでした。ちゃんちゃん(^-^)♪