作家の笹本祐一さん sasamotoU1 、本の刷り部数についての対話から、 死後70年に延長されそうな著作権保護を考察
不景気で本が売れないのが原因だろうが、仕事を依頼する段階で「今回はこういう条件なのですが、いいでしょうか?」と打診して欲しい。仕事したあとで「刷り部数ではなく売れ数で払います。」とか「印税率は□×%です。」とか「支払いは12ヶ月後からです。」とか「著作権は双方で」とか言われても。
2015-11-12 14:49:10これはアカンです。でも、現実にはこういう出版社も多いんですよね。せめて最初に条件を提示してくれれば……。 twitter.com/keiichisennsei…
2015-11-12 14:50:27@sasamotoU1 最近、怖いのは「初版分は印税で。増刷分は実売で」という出版社が増えてること。これをやるのであれば、せめて初版分には最低保証部数を予め提示して欲しいですよ。出版社がその気になれば、初版部数を絞って、あとは増刷で対応とか出来ちゃうんだもん。
2015-11-12 15:23:09@sasamotoU1 そう、そこなんですよ。本来、出版社と作家は良きパートナーであるべきで。そこがぎくしゃくするのはしんどいですよね。
2015-11-12 15:28:41@adachi_hiro 作家が貰うべき印税は出版後支払いまでは出版社が預っていると解釈出来るので、支払いが遅れる場合はその場合の利子も加えて請求出来る、くらいまで理論武装する必要があるでしょうか。
2015-11-12 15:26:23TPPのおかげで著作権保護期間が50年から70年に延びるってことだが、ふと考える。現代日本の出版事情で、遺族がその収入を期待出来るほどの作家がどれくらいいるんだ?ではここで、アマゾンの文芸評論部門のを見てみましょう。amazon.co.jp/gp/bestsellers…
2015-11-12 17:41:23今日の時点で、日本人、故人ってことで100位までのリストを見てみると、斎藤茂太、谷崎潤一郎、吉川英治。いずれ劣らぬ大家であるが、なんで谷崎?と思ったら1965年7月20日死去、あーら50年経ってるじゃないの。吉川英治も62年死去なんで遺族に印税は支払われない。
2015-11-12 17:44:44斎藤茂太先生(乗り物関係のエッセイ楽しませていただきました)が2006年死去なんで、こちらには印税が発生する。けれど、ランキングベスト10に長期滞在するようなベストセラーならいざ知らず、ランキング中位ではたぶん刷り部数も発生印税も大したことがないと想像出来る。
2015-11-12 17:47:26死後も長者番付に載るような大作家なら、遺族がそれだけで長期楽に生活出来るって期待出来るけど、昨今の出版事情ではそんな作家は日本にはいない。今だと単行本で数千部、文庫でも万越えるのが精一杯、印税収入ったって一冊数十万円にしかなりませんからなあ。
2015-11-12 17:49:51そりゃ映画化ドラマ化アニメ化で大ヒット出せば、数十万越えの宝くじ的収入が期待出来るけど、それだって何年も続くもんじゃない。まして何十年後もベストセラー級に売れる怪物なんぞ絶滅危惧種希少種どころかUMAに近い。
2015-11-12 17:52:44出版社も、ロングテール的な商品の維持は厳しくなってる。組み版が電子化される以前の書籍だと印刷するだけでよけいな経費が発生するし、その手間を掛けてなお売れ行きが期待出来る小説ならだいたい他の出版社が権利が持ってる。
2015-11-12 17:54:38いや、著作権保護70年になって、日本でそれで恩恵受ける作家の遺族って実在するんかなーと思ってさあ。ひょっとしたらいるかも知れないけど、それってごく少数、行って二桁、三桁は行かないと思うのよねえ。もし確実なデータを御存知の方がいらっしゃったらご教授ください。
2015-11-12 17:56:42@sasamotoU1 そういう創作者の家族という個人よりも、それによって制作された映像作品等の権利を有する会社の権利保護ですね、明らかに。権利関係ぐちゃぐちゃにして倒産されると目も当てられないことにもなりそうだけど。
2015-11-12 17:59:48