- Keiryo_tan
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午前の部
SI接頭語で一番大きいヨタYは10^24、一番小さいヨクトyが10^−24。単位の頭につけて元の大きさの1000000000000000000000000倍と1000000000000000000000000分の1。
2015-11-18 07:53:36ヨタグラムとかヨクトグラムってどれくらいなんだろう?と思って調べてみたら、地球の質量がだいたい6000ヨタグラム。少しオーバーしちゃう。太陽はその30万倍で範囲外!
2015-11-18 07:55:03今の例なら指数表記を使って書く方が分かりやすいよね。 m(地球) = 6×10^24 kg m(太陽) = 2×10^30 kg m(陽子) = 1.7×10^−27 kg m(電子) = 9×10^−31 kg
2015-11-18 07:59:56午後の部
キログラム(1 kg)の大きさは人間が約束して決めたもの。それを使って質量を表したときの数値は、キログラムに対する比を意味するよ。
2015-11-18 20:57:46物理学的には、どんな単位を使うかは本質的じゃない。だって自然は単位なんて知らないから…。 でも計量学的には、単位の選び方で不確かさの程度が変わることがあるんだ。
2015-11-18 21:00:202014年CODATA推奨値によると、 m(電子) = 9.10938356(11)×10^−31 kg m(陽子) = 1.672621898(21)×10^−27 kg (カッコ内の数値は有効数字の最小位につく不確かさ) physics.nist.gov/cuu/Constants/…
2015-11-18 21:02:19こんなに桁数必要なの?って思うくらいの細かさだね…。相対不確かさ(不確かさ ÷ 最良推定値)は1.2×10^−8。
2015-11-18 21:03:55同じサイトに陽子と電子の質量比のデータもあったよ。 m(陽子)/m(電子) = 1836.15267389(17) 相対不確かさ = 9.5×10^−11
2015-11-18 21:08:22あれ?相対不確かさが質量のデータより小さい!つまり陽子の質量は、キログラムより電子の質量を単位にして表す方が、精確な数値が知られてるってこと。
2015-11-18 21:10:35地球と太陽は、 m(地球) = 5.9722(6)×10^24 kg m(太陽) = 1.9884(2)×10^30 kg m(太陽)/m(地球) = 332946.0487(7) (カッコ内の数値は有効数字の最小位につく不確かさ) asa.usno.navy.mil/SecK/Constants…
2015-11-18 21:11:14相対不確かさを計算すると、1×10^−4、1×10^−4、2×10^−9。大きい側も、やっぱりキログラムとの比を求めるのが難しいみたい。
2015-11-18 21:12:31途中にあるリンクは、
NIST(アメリカ国立標準技術研究所)
http://physics.nist.gov/cuu/Constants/index.html
USNO(アメリカ海軍天文台)
http://asa.usno.navy.mil/SecK/Constants.html
サイト内です。物理定数・天文定数は、紙に印刷するのに便利なPDF版もあります。