「何かを怖い」ということは重要な信号(シグナル)。それを克服するのが知恵だけど、克服しすぎるとまた危うい。

子供が何かを「怖がる」、おとながそれを「怖がらない」。 その理由はなんでしょうか。
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PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

蚊やハエのいない閉鎖された現代の家で暮らしていると、蝶々すら怖く感じる なので最近、意識的に外出して「人間ではない、予測のできない動きをする生き物」に慣れるように行動してる twitter.com/finalvent/stat…

2015-11-19 09:09:59
finalvent @finalvent

最近の10代くらいの子供が虫を怖がって騒ぎだすというのをみるとへなへなしてしまう。怖くないよ、あんなもの。

2015-11-19 09:05:06
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

虫は怖いよ。 だって足が6本もあるし、何より高速で移動するし、空を飛ぶ そんな動物はいない。 しかも両手や道具を使ってもなかなか殺すことができない。 オオカミは鉄砲で撃てば死ぬけど、蝶々を殺すのは難しい

2015-11-19 09:11:46
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

@PPP_Sounds もし蝶々やハエ、ゴキブリが、あの速度とスペック、そらをとぶ能力を持ったまま犬のサイズになったのを想像してみてくださいよ。 そんなものが襲ってきたら、怖いでしょ。というか、死ぬ。殺される。そんなもの倒せるわけがない。 恐怖で虫がそういうサイズに見えるわけです

2015-11-19 09:13:23
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

ハエトリグモとかカマキリはユーモラスでかわいいから好き ゴキブリやハエ、蛾は動きが激しく異様な姿をしているから嫌い アシダカグモも、ハエトリグモや蟹の仲間だと理性でわかってはいても「モンスターだ」と知覚されるのでとても、とても怖い

2015-11-19 09:15:00
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

人間は「慣れ」と「知識」で恐怖を克服することができる 逆に言えば、それらが欠けている状態では人間は恐怖にどんどん負ける 恐怖に負けると人間は萎縮してやる気をなくす だから、恐怖に挑んでいく勇気を出して、虫に慣れないといけない。 既に虫を恐れてしまっているので「たられば」は無意味。

2015-11-19 09:16:23
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

既に虫のいない都会で「育ってしまった」現代っ子が虫を恐れるのは当たり前なんですよ。 それを「田舎で育ち、虫なんてのはとるにたらない、弱いものだ」と認識しているご老人が「なんだ弱虫め」ってのは。認識が甘過ぎる。 だから子供に理解されないんですよ。 相手の気持ちを考えてない。

2015-11-19 09:18:00
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

それにツツガムシとか。セアカゴケグモとか。 虫の中にもFATALITY(致命的)な攻撃力を持つ連中がいっぱいいるわけですが そういうものも無視して「自然はすばらしい、野山で遊ばせよう」とかのたまうわけですか。 思考停止ママはそういう事言いそう。爺さんが言うとは言わんけども。

2015-11-19 09:19:12
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

俺ならこうしますね ・虫に慣れよう。ただし、くさむらに入ってはいけない ・くさむらには人を殺せる強い毒を持った魔物のような虫がいるから ・大きな虫(カマキリとかバッタとか)から順番に慣らす ・空を飛ぶ虫を撃墜する経験をさせ、「倒すことができる」と認識してもらう

2015-11-19 09:20:41
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

「人間しかいない、人間以外の動物の意思が排除されたうつくしい安全な世界」なんですよ、現代都市というのは。 せいぜいが野良猫、カラス、蚊なんですね。 だから果樹や松につく毛虫とか、蛾とか、ゴキブリを極端に嫌がるようになる。 それらは「未知のモンスター」だから。 無知が恐怖を増幅する

2015-11-19 09:22:27
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

人間の知恵というのは、すべて「経験と、それにもとづく、経験を関連させた法則性の発見」なわけで だから「未知であるものを恐れる」のは、生物として生存していくのにたいへん有用な機能なわけで 逆に言えば「未知のものを恐れない蛮勇」を手に入れてしまった老人はいつ死んでもおかしくない

2015-11-19 09:24:21
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

「子供」とは何なのか。「老人」とは何なのか。 外から見える要素をすべて排除し、内面だけで考えると。両者には、実はたいした違いはない。 経験を積んでいるかどうか。それだけの違いしかない。 老人は経験がたくさんあるから恐れない。逆に、恐れることの大切さを忘却してしまっている

2015-11-19 09:26:06
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

未知のものを恐れるのは、なぜか。 それは、未知のものは「予測のできない動き」をし、「自分を害する」「かもしれない」から。 完全に標的のことを知っていれば、蛾やゴキが次にどう動くか予想できるし、如何ようにも殺害することができる。 だからゴキが怖くなくなる。ゴキの本質を知らずとも。

2015-11-19 09:27:38
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

たとえゴキがどう動くか知っていても、ゴキの全てを知ったことにはならない。 病原性大腸菌が最後っ屁で今際の際に強毒素を排出するように、ゴキも殺される時に何かするかもしれない。 判明していないだけで。 そんな簡単にゴキを殺しまくっていいのだろうか?

2015-11-19 09:28:59
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

だから 「現代っ子が高速移動する虫を恐れる」 というのは、そんな簡単な問題ではない。 人間が何かを恐れる、そして恐れなくなる、という本質的な問いなんですよ。 「ものを恐れなくなる」というのは、危うい。

2015-11-19 09:30:07
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

「自分は内燃機関で駆動する四輪の乗り物のことを完全に把握しているから、酒を飲んで運転しても大丈夫、睡眠不足で運転しても、かぜ薬を飲んで運転しても大丈夫」 それでどれだけの人が轢かれて死にましたか。 「恐れない」ということの愚かしさがわかりますか。恐れることは、必要なんですよ。

2015-11-19 09:31:42
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

「自分は酒に強いから、多少のみすぎても同僚や友達に迷惑をかけることはない」という過信。本当ですか? 本当に皆、酒に酔ったあなた、タバコを楽しむあなたに迷惑していないのですか?過信でしょう。 ちゃんと確認もしないで経験から安直に判断する。「おとな」の悪い癖です。 直感を捨てている。

2015-11-19 09:33:45
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

直感で「ヤバさ」を感じることを捨て。 「未知のもの、危険だとわかっているもの」を恐怖することを捨て。 すべてを経験で判断し思考停止する。 これがいわゆる「ダメなおとな」の典型例です。 あなたがそうだとは言いませんが、大多数のおとなには該当するでしょうね。

2015-11-19 09:35:03
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

だから、おとなは、こどもが「怖い」ということを真剣に認識し、解釈すべきです。 あなたの経験上どうであろうが、「その相手」である「こども」が「怖い」と認識しているのです。 それを真剣にとりあわず、「そんなもの、たいしたことない」と言っていいのかどうか。 ちゃんと疑問に思ってください

2015-11-19 09:36:30
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

疑問に思ったうえで、仮説を立て、実際に検証し、結論を出す。 その上で、こどもに「正しいこと」を教える。 あなたの経験は「昔は正しかった」かもしれない。 だが、「昔」というのは、「現代」とはまったく違う世界です。 あなたの経験の中では同じかもしれませんが。ルールが違うのです。

2015-11-19 09:37:42
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

「頭の固い、優しくないクソジジイ」と思われたいですか? 俺は思われたくないですね。 あなたがどう思われたいかなんて知ったこっちゃありませんが、俺はそんな偏屈で他人に嫌われる爺さんにはなりたくないですよ。

2015-11-19 09:38:43
PrivateProvenPirate @PPP_Sounds

まとめると ・自分と他人の感覚は違う ・それは遺伝子由来、経験由来、性別由来などさまざまな理由がある ・他人が不快だと言うのであれば、それは不快なのだ ・それをどう解釈して返すかで、他者からあなたへの評価が決まる わけで。子供に好かれたければ子供の気持ちをわかってやらないと。

2015-11-19 09:40:04