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かさ表皮の観察例:きのこ

きのこのかさ表皮には様々な形態があり、種を見分けるための重要な形質の一つとなっている。気が向いたら追加します。
生物 顕微鏡観察 きのこ
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牛研 @gyukankin
@Disco90130313 @sanjukyusan @fungi0323 @hikasukepon かさ表皮は重要ですね。真っ先に確認することが多いです。
山下ひかるssula @hikasukepon
@gyukankin @Disco90130313 @sanjukyusan @fungi0323 かさ表皮って、ただたんにカサの表面ピンセットでつまむだけでいいんですか? 見たことないんですが(汗)
牛研 @gyukankin
@hikasukepon @Disco90130313 @sanjukyusan @fungi0323 どんな部位の所見も、縦断面を見るのが基本。
山下ひかるssula @hikasukepon
@gyukankin @Disco90130313 @sanjukyusan @fungi0323 そうですか、では、カサ表皮剥いで薄く切って見ればいいんですか??? なんか、胞子と担子器と縁・側シスチジアしか見たことなくて(^^;
牛研 @gyukankin
@hikasukepon @Disco90130313 @sanjukyusan @fungi0323 表皮を剥いでしまったら、かさ実質(かさ肉の菌糸ね)と表皮がどのように分かれているか観察できないよ。かさ肉ごと、小さなブロックを切り出して、それを薄くスライスするんだね。
牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例。最上層は水平に走る菌糸からなり、その直下は類球形から楕円形の細胞からなる。さらにその下には、水平に走る菌糸層があり褐色の色素を有している。さらにその下が、かさ実質菌糸。 pic.twitter.com/uDGaEBVkSo
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牛研 @gyukankin
@gyukankin 著名な菌学者が、この特徴を見逃してしまった、という事例がある。
牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例2:ベニタケの一種。画像の右側が表皮の表面。最上層では菌糸が立ち上がり、その直下では錯綜した菌糸構造となっている。さらにその下がかさ実質で球形細胞。表皮と実質の構造が全く異なっているため、表皮が剝けやすくなっている。 pic.twitter.com/DJAkTUim5K
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牛研 @gyukankin
@gyukankin 最上層の立ち上がった菌糸。これをかさシスチジアとは言わないだろう。 pic.twitter.com/ftw29ga4KX
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例3:基本は縦断面の観察だが、場合によっては表皮をはぎ取り、真上から見ることもある。2枚の画像は同一の視野を撮影したものだが、ピントを最上層に合わせたものと下方にある球形細胞に合わせたもの、となっている。 pic.twitter.com/RWsFdtBJAD
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例4:肉眼的にビロード状に見えるかさ表皮は、顕微鏡ではこのように菌糸が立ち上がっている。水封。赤い色素があることが分かる。アメリカウラベニの仲間。 pic.twitter.com/cGOWuWhXyU
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例5:水封の試料にKOHを追加すると色素が融解して黄色く変色する。肉眼的呈色反応では、赤褐色の表皮が黄色から橙色に変化する様子が確認できるが、ミクロレベルではこのような変化が起きている。 pic.twitter.com/4pWL7jP1oY
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例6:マツカサキノコの仲間。コンゴーレッド染色。他ではあまり見かけない子実層状の表皮構造。偽担子器様の組織で埋め尽くされている。時折、顕著に飛び出た組織が見られるが、これがかさシスチジア。 pic.twitter.com/uZSwagqTZt
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例7:Marasmius sp. かさ径1mm程度の微小な子実体でも、ちゃんと切片を切って観察する。 pic.twitter.com/N2lgvaheQC
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牛研 @gyukankin
@gyukankin かさ表皮には、縁シスチジアと同じ形状の組織(かさシスチジア?)が並んでいるが、切片を切り出さずに押しつぶし法で観察してしまうと、その組織が縁シスチジアなのか、かさの表皮構造なのかが分からなくなってしまう。 pic.twitter.com/4KEKNccJj6
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例8:クロヤマイグチと思われるが、本郷&長澤(1977)の記載に完全に一致しないため疑問が残る。かさ表皮を構成する菌糸は球形から楕円形の細胞が数珠状に連なった菌糸からなり、柵状被を形成している。 pic.twitter.com/FMnVj2pXrR
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牛研 @gyukankin
@gyukankin しばしば、糸状菌糸が飛び出しているのが確認できるが、この菌糸は褐色の色素を持ち、肉眼的には微小な褐色鱗片として観察される。写真ではKOHにより色素が融解し無色となっている。暗視野照明による観察。 pic.twitter.com/7RtXtXxmbU
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例9:前にも登場したがアカネアミアシイグチ。若い子実体では、直立した毛状被をゼラチン質が覆っている(Ixotrichoderm)。水封。 pic.twitter.com/NROVn2aYZu
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牛研 @gyukankin
@gyukankin では、子実体が老成するとどうなるのか。かさ表皮を構成する菌糸は直立ではなく錯綜気味になる。発育ステージによる変化を知ることを重要。 pic.twitter.com/XriODxujDE
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例10:モウセンアシベニイグチ。錯綜した菌糸からなり、最上層では匍匐している。肉眼的にはフェルト(毛氈)状に見える。 pic.twitter.com/jjRFcjn1K1
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牛研 @gyukankin
@gyukankin かさ表面の接写。毛氈の質感を持つアシベニイグチの仲間ということで命名した。しばしばフェルトとビロードを混同している例を見かけるが、きちんと区別したい所である。 pic.twitter.com/VrOAASxDux
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例11:亜高山に発生するアメリカウラベニイロガワリの仲間。肉眼的にビロード状に見える表皮の菌糸構造は、このように菌糸が直立している。フェルト状とは明らかに異なっている。 pic.twitter.com/icNRbBo99I
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牛研 @gyukankin
@gyukankin KOHを追加すると赤い色素は融解する。暗視野観察。 pic.twitter.com/ETa0kV3po3
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牛研 @gyukankin
かさ表皮の観察例12:台所にオソムキタケがあったんで見てみた。珍しく生標本からの観察。肉眼的に顕著なビロード状で、やはり最上層は直立した菌糸からなる。 pic.twitter.com/AirCXslrez
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牛研 @gyukankin
@gyukankin その直下はゼラチン質の層で、緩く錯綜した細い菌糸の隙間がゼラチン質で満たされているようだ。ゼラチン質の層は厚く、画像右側の着色した部分が実質菌糸。 pic.twitter.com/z1MPLxRjCR
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コメント

sakumad @sakumad2003 2015年11月20日
おお、twitter授業が展開されとる!
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