ロイロノート・ユーザ会関西 2015(11月) 第二部:ワークショップ&プレゼン
ここからは「ロイロノート・スクール ユーザー会 2015」の本会として、シンキングツールを開発した関西大学 黒上晴夫教授のワークショップです。 pic.twitter.com/iPI8SMZEeR
2015-11-21 14:37:13(写真1枚目:シンキングツールの概要)ここからは黒上先生が実際に会場の皆さんのiPadを使いながら操作をしていきます。使う資料である「絵」がロイロノート内の「資料箱」に入っているようです。この絵を見て考えたことを議論するようです。 pic.twitter.com/a3ygEyaZ61
2015-11-21 14:40:28配布された写真1枚目の絵を見て感じたことを、配布されているシンキングツールに書き込んでロイロノート・スクールで送信。先生の端末(写真2枚目)には続々と情報が集まっています。写真3枚目のY字型の部分がシンキングツールの一つ。 pic.twitter.com/5HPAvXAzKC
2015-11-21 14:53:07だいたい回答が終わったようです。「今回他の人と相談して、その内容を取り込んだ人は、協働学習をしたことになります」という黒上先生のコメントから解説がスタート。「考えを広げる時にはバブルチャート、説明を明確にする時はクラゲチャートなど、目的によってシンキングツールは異なります。」
2015-11-21 14:59:14シンキングツールを使う上で重要なのは、ツールを埋めることではなく、それを使って更に思考を広げてもらうこと!作ったものから更に考えて欲しい。今後ロイロノート・スクールにシンキングツールを融合させたいと考えているので期待して欲しい。 pic.twitter.com/3fgw6oVHKw
2015-11-21 15:01:57QA「どんな子供を先生は育てたいのか?」黒上「はっきりと物が言える子供を育てたい。そのためにも、図を使って考えを整理するというアプローチを取っている」
2015-11-21 15:02:36ここからは先ほど見事な発表を行った京都市立錦林小学校の長野先生のプレゼンです。おそらく、長野先生はロイロノートスクールユーザー会の最多出場プレゼンターなのでは? pic.twitter.com/8QIDaWJBqL
2015-11-21 22:01:49長野:私たちは生徒児童にロイロノートを使い倒す力を身に付けてもらいたいのではない。自ら考える、学ぶ楽しさを身につけるため。思考を”つなぐ”ツールとしてロイロノーとを使ってほしいのだ。 pic.twitter.com/2O9W7KbXQ3
2015-11-21 22:08:19思考が「使える」状態、つまり思考が「つながっている」状態になっていることが重要。(写真1,2のように)本校では思考を整理するためにロイロを活用している。俺を使って挑んでいるのが、パフォーマンス課題だ。 pic.twitter.com/tG8sxRc2FJ
2015-11-21 15:23:21本校ではLOPP(LoiLo One Page Portofolio)と呼ばれるワークシートを使い、ここにロイロノートのカードを重ね合わせて思考を整理する。最終的にメタ認知を目的とし、各要素を重ねていく。 pic.twitter.com/2RfqVViJYR
2015-11-21 15:25:48長野「ロイロノートスクールを使うための心がけ(写真1)をどう落としこむか、6年生の水溶液の単元を例に紹介する。何を考えられるようにしたいかをコアに置き、どう効率的にいい炭酸水を作れるかという手段を設定。共通のゴールを示すことが重要。 pic.twitter.com/l6THR1DtjV
2015-11-21 15:30:09そして、立てた仮定に従って実験をし、LOPPやシンキングツールを活用した「振り返り」をする。更に、自分が作ったロイロノートのカードに線を引き、友達に説明する過程から「メタ認知」を促す。では間のパフォーマンス課題をどう設定するか? pic.twitter.com/keu7dXnACI
2015-11-21 15:32:19長野「何を解決するために学ぶのか? 知識・技能を活用し”どうしたらいいか”が学びのスタートであり、生徒児童の”目的”を持った授業につながる。毎回の授業で学びを蓄積し、写真3のようにまとめる。ここから思考のベースを取り出し再構成する。 pic.twitter.com/sFMyd8vwBL
2015-11-21 15:37:12長野:最後にこれをまとめた資料(知識・技能の活用)を使いプレゼン(パフォーマンス課題の解決、ここでは炭酸水の効率的な作り方に対する解決策)する。なお、シンキングツールとしてはこの授業ではピラミッドツールを使ったが、活用方法はまだまだ模索中だ。
2015-11-21 15:43:56長野:課題もある。一斉の画一的な授業おける個別志向や、非連続の日々の授業の中で連続した思考が求められることだ。そのためにも教科を貫き、アクティブラーニングとの相関(写真2)も持つロイロノートを学びの中で使わない手はないと考える。 pic.twitter.com/tErmwWYup7
2015-11-21 22:06:07質疑応答:ロイロノートを生徒はどのくらい使ってる?→転校生などもいるが、長い子でも2年くらい。/授業時間は紙と比較してどう?→圧倒的に短くなった。場合によっては半分くらいになることも。
2015-11-21 15:46:55続いては同志社小学校の振本先生、川崎先生、高松先生の3名の講演です。今日は学級担任や専科教員の立場からお話しします、とのこと。振本:実はロイロノートは小中連携の英語授業で、iPadを同志社中学校からお借りする形で使ったのが始まり。 pic.twitter.com/MG0QnhS5eq
2015-11-21 16:00:29振本:今回は自分が作った画用紙の作品をロイロに取り込み、音声をつけて再生しただけだったが、子供達は大喜びだった。これが一昨年の2月。昨年は教員の研修用iPad10台を導入。/高松:その後、生徒様にiPad90台とMacBook60台を追加導入、LoiLo社には校内研修もして頂いた
2015-11-21 16:03:19高松:算数科ではロイロノートで紙のノートでの作図の様子を動画で撮影し、共有することで相互理解を高める取り組みを行った(写真1)。社会科では自由民権運動の写真に対し弁士、警官、民衆がそれぞれどんな事を言っているのか考えてもらった。 pic.twitter.com/Vdar11NCre
2015-11-21 16:08:26高松:”道草学習”と呼ばれる探求型の学習ではよく模造紙を使うが、後ろの席の人が見にくいという課題があったがロイロノートで授業が円滑になった。学級管理(帰りの会)では印象に残った”今日の1枚”の写真をプレゼンしている。 pic.twitter.com/X30V1zFWw9
2015-11-21 16:11:07高松:さらに本校では「チャレンジウィーク」と呼ばれる学習がある。今回は”フェアトレード”を調べ、フェアトレードで入手したココナッツオイルでキャンドル作りを動画でまとめた。/川崎:理科では1年を通し木を観察する学習で児童の気づきをロイロで送ってもらうことでよく把握できた。
2015-11-21 16:15:40川崎:月の満ち欠けを再現する模型をロイロノートで動画を撮ってみると、肉眼よりも光が強調され、昼と夜の部分がハッキリわかるということがやってみて初めて分かった。ロイロノートを使うことで画面と向き合う時間が増えると心配したが、むしろその内容を通じた盛んな議論につながった。
2015-11-21 16:18:34川崎:委員会でも活用している。他の委員会の活動はなかなか伝わりにくいのだが、ロイロノートの写真や動画でそれが可視化れた。/振本:英語と国際交流では、語学の”4技能"をどのように育むかを考えてきた。ロイロノートを使い自分の話を客観視することで、児童は自分の表現力や発信を鍛えている。
2015-11-21 16:25:23振本:私たちはロイロノートを通して児童一人ひとりに寄り添う教育を目指しています。子供達が主体的に使い方を考え、アナログの中にデジタルを使った解決策を模索している様子がすでに見える。また、海外にビデオレターを送る活動もしている。 pic.twitter.com/jQ5sxgfRuX
2015-11-21 16:28:51質疑応答。機材トラブルはあった?→多少あったが、LoiLo社も協力して解決させた。/どうやって学内に広げようとしている?→まだ課題があるが、少しずつ事例共有をしながら広げている/頭を使う分子供が疲れない?→以前からアクティブラーニングをやっていてある程度慣れていると思う
2015-11-21 16:38:51