とりあえずメタルジャックに代わりましてビースト三獣士から。あかほり先生の2文字シリーズ3部作の1つだそうだが、このシリーズだけDVDを購入するしか視聴手段がなかったため、急遽DVDを購入した。買ってみなきゃやってられネーション。
2015-11-21 21:15:43そもそも、ビースト三獣士については元々メインスタッフが同じラムネ&40の後番組として企画されていたそうだが、TVシリーズ化の企画が流れてOVAシリーズのみの展開となったらしい。ここらへんなラムネ&40の玩具売り上げが深刻で打ち切られたことが原因だったらしい……
2015-11-21 21:18:17その為かTVシリーズ+OVAで展開されていたラムネ、セイバーマリオネットシリーズと比べるとやや影が薄い感じも否めないだるか……。コーエーのゲームで例えると信長の野望、三国志に対しての蒼き狼と白き牝鹿のような存在感になるのだろうか
2015-11-21 21:19:31それはともかく、ビースト三獣士はラムネとセイバーマリオネットシリーズの中間的な作風という印象もあり、ちょうどOVAとして発売された環境や1992~93年の時代を考慮すると明るいロボットアニメから徐々に陰をはらんでいく作風へスライドしていく過渡期の作品という印象を感じるもの。
2015-11-21 21:21:24とりあえずラムネの流れを組む明るい作風としてキャラクター陣の描写について。左からマー、ワン、バドの主役格3人組だが、山口勝平さんの演じる直情系熱血少年、子安武人さんのナルシストな色男、かないみかさんの可愛いがやきもち焼きのヒロイン pic.twitter.com/vfepE5yXRy
2015-11-21 21:24:46この3人の面々については、アクが強烈な3人の方々にとってはまり役とも言わざるを得ず、演技を聞いているだけで存在感を発揮しているかとも。ちなみに子安さんにとっては"2枚目から3枚目に転落させた記念すべき作品(笑)"とコメントされており、結構この作品に対して愛着があられる模様。
2015-11-21 21:26:11実際子安さんのバドについては、初々しい軽さを感じるもので、彼のプレイボーイっぷりも含めてセイバーマリオネットJの花形に通じるキャラクターではないかとも思ったり。主役のワンに関しては中の人が同じ、あかほり作品つながりでてやんでぇのヤッ太郎をそのままスライドしたような
2015-11-21 21:29:53また、マーに関してはかないさんの演技もそうだがレオタード姿の衣装がなかなか……良い。ここら辺は伊東岳彦先生繋がりでリューナイトのパッフィーに通じる要素かも(Ⅱでは衣装が変わっているのが残念) pic.twitter.com/6dYq8DkCuj
2015-11-21 21:32:33ちなみに、彼らの旅に同行する人間の少女ユーニは宍戸留美酸のデビュー作らしくOP、EDも担当されている。この頃はアイドル歌手としての活躍がメインでありタイアップ的なキャスティングだったかもしれない pic.twitter.com/Ju05euOH8p
2015-11-21 21:34:01そんでもって、敵役となるVダァーン、Vジョーン、アクマコの面々。ダ・サイダー、レスカ、ヘビメタコをそのまま彷彿させる面々(Vジョーンは随分真面目なキャラクターとはいえ) pic.twitter.com/CcZDiJ5dKi
2015-11-21 21:37:08そんでもって、ワン、マー、バドの3人に関しては獣人(ビースト)との設定があり虎、鳥、人魚に変身して戦う設定がある。ここら辺はケモナーホイホイはさておき、ひょっとしたら本来のTVシリーズとして販促的な要素も含んでいた所だろうか。 pic.twitter.com/4EoQTZfpiE
2015-11-21 21:39:11またメインの面々(他にも亀に変身するメッカがいる)については動物に変身する設定や人間を連れての旅などと何処となく西遊記を彷彿させる設定でもある。マシュランボーやアソボット戦記五九辺りと雰囲気は結構似ているような気がしなくもない。
2015-11-21 21:40:31そんでもって、明るいキャラクターの冒険もののラインに対してこの作品で登場する神霊機というメカニックの面々について。左から地霊王、空霊王、海霊王(微妙にゴッドシグマっぽいネーミングセンス) pic.twitter.com/d4aJvCLGeZ
2015-11-21 21:41:35ここら辺は、ラムネとは異なりリアルサイズのメカニックとして描かれている。ラムネの後番組として企画されていた頃の状況は知らないのだが、この作品が発表された時期については既にSDロボットアニメが姿を消していた(Ⅱの頃にワタル、ラムネのOVA展開はある)ものであり……
2015-11-21 21:45:31SDロボットからリアルサイズロボットへと変わった所は時代の流れ的にいと仕方がなしというところもあるかもしれない。ちなみに外見からしてロデム、ロプロス、ポセイドンを彷彿させるが、実際オマージュしたデザインだったとのことらしい。
2015-11-21 21:47:09バビル2世も元々西遊記をモチーフにした作品ということもあるので、そこは似た者同士というべきか……。ちなみにⅡの頃にバビル2世もOVA展開が行われたりしている。
2015-11-21 21:48:11ちなみに最終回では、これら3機が合体して神霊王になるイベントあり。これはなかなか恰好良い(出番はあっさりしているが) pic.twitter.com/KsN9aaOiwQ
2015-11-21 21:52:40そんな感じでラムネの流れを組む明るいキャラクターによる冒険活劇、ラムネから転じてリアルサイズのメカニックへの変更とある訳だが。そんでもってストーリーについてもラムネからシリアスな路線へと転じている背景は存在している。
2015-11-21 21:55:31そもそもストーリーに関しては、地球が真っ二つに割れてしまい獣人ビーストが住むようになった北半球に対して、南半球で住んでいる人間ヒューマンは環境が劣悪な状況との事で、移住の為に北半球へ戦争を仕掛けるというものであり、冒険路線から戦争路線へとシフトしていくものが
2015-11-21 21:59:23ここら辺は、セイバーマリオネットシリーズでも、封印された女性やクローン問題のような題材を取り扱っており、ちょうどTVシリーズからOVAへとスライドした事もあるのかラムネから一歩大人になったような作風へと移った時代とも。
2015-11-21 22:01:44ただ、この移り変わりに関してシリアスな移住戦争ものに対して、あんまり状況に詳しくないワン達はともかく、ヒューマンの前線指揮官であるダァーンやアクマコに関してはかなり三枚目に徹している訳でちょいとどうだろうという所も少なからず……
2015-11-21 22:03:27ここは直接そのような描写がないとはいえ、アクマコがやたらと「皆殺しだー」とギャグアニメっぽいノリで連呼したり、コケにされたり勘違い云々で大人げない行動に出るダァーンだったりと……これが辺境の幹部ならともかくヒューマン側のエリートとしてキャラ付けされている事を考えると……
2015-11-21 22:05:09ちょっと作風と合わないのでは?と思える所も少なからず。セイバーマリオネットシリーズでは日常にギャグ要素が多い一方で敵側は大体シリアスに徹している事もあってあんまり気にならないのだけれども……。ここら辺はギャグからシリアスへの過渡期による事情といったところか。
2015-11-21 22:06:21