フランスでの羊水検査

なんかちゃんちゃらおかしい空中戦が繰り広げられているので、いちおうまとめておく。
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怪力熊女 @M_Igashi

妻のモナコでの初産。エコーで後頚部浮腫が診断されたため羊水穿刺を受けてもらった。血液検査による出生前診断は、やんわりとダブルスタンダードを許容できるような社会作りが必要。立場や選択以前に、「生まれてくる子がかわいそう」とかいう甘ったれた責任回避は許されるべきではない。

2012-08-29 23:52:54
怪力熊女 @M_Igashi

@takechan0720 @Zhaoqiujin どの選択をするにしても、両親の責任で行えということです。

2012-08-30 00:15:17
怪力熊女 @M_Igashi

後頚部浮腫がある胎児は20%以上の確率で染色体異常か心臓奇形で出生する。羊水穿刺は0.7%の流産リスクと引き替えに染色体異常かどうかをほぼ100%確定できる。フランスおよびモナコでは高齢出産かエコーでの異常が診断された場合、羊水穿刺に保険適用され、望まぬ結果の場合7割が中絶する。

2012-08-30 00:26:02
怪力熊女 @M_Igashi

カトリック国であるフランスで7割にも及ぶ中絶を招く出生前診断がなぜ許容されているのか。それは中絶に至るプロセスに監視とカウンセリングが埋め込まれているからで、優性思想を巧みに回避した社会的合意ができている。これがやんわりとしたダブルスタンダードと表現したところ。

2012-08-30 00:39:40
怪力熊女 @M_Igashi

「生まれてくる子がかわいそう」という言葉で胎児を葬り去るのは、どうにも責任の所在をぼかしてしまうし、染色体異常で出生して生きている人と、中絶を選択する人との両方を包含していた社会的合意を危機にさらす。重要な選択に際して、そんないい加減な逃げ道と言い訳はいらない。

2012-08-30 00:58:46
怪力熊女 @M_Igashi

障害を持って生まれてくるからかわいそうだから堕胎する、というのこそエゴで、そこでいう「かわいそう」というのは子の意志でもないわけで、責任逃れに他ならない。そういう子を堕胎したい場合は、育てる自信も能力も父母にないのでそう選択します。と、オトナとして全責任を被るべきだ。

2012-01-22 09:53:57
怪力熊女 @M_Igashi

そういうこと。言い訳せずに自分の責任で選択すること。ただし選択に際して十分な材料と支援があること。 RT @ele_tria: 正直に育てられる自信がないと当人たちは言えばいいし、育てるのは本人たちなんだから周りがとやかく言う意味ないし。僕は子供できて異常あるとわかれば確実ry)

2012-08-30 01:46:59
怪力熊女 @M_Igashi

エコーも経ずにいきなり羊水検査なんてしないでしょ。 RT @dkoba: 下の子はロンドンで産まれたんだけど、妊娠発覚するなりホルモン検査に羊水検査、おまけに障害が発覚すると9割は中絶を選ぶとか告げられて、医療費無料の国の裏側を思い知った。。...

2015-11-22 05:22:42
怪力熊女 @M_Igashi

羊水検査で先天異常が確定できる頃には16週以上は経過しているので、中絶手術もそれなりにリスキーである。それが高齢の初産だった場合、それ以降流産することなく出産することは更に難しくなる。

2015-11-23 03:34:56
怪力熊女 @M_Igashi

いくら出生前診断が日本より一般化している欧州でも、よほどの高リスク妊娠とかエコーでの異常発見とかもなしに羊水検査して、嫌な結果だったら即中絶する的な風潮はないと思うよ。

2015-11-23 03:37:30