続いてヘヴィー・オブジェクトについて書いていく。うっすらとこれ見ようか、見ようかと考えていたがようやく見る事が出来た。ここでは1,2話について触れていくことにする。ちょっと漫画買って概ねなあらすじは掴んだ。
2015-11-24 01:30:37とりあえずふとヘヴィー・オブジェクトについては偶然にも鉄血のオルフェンズと同じくやや80年代っぽい戦争リアルロボットものといった所が。上手く言葉に出来ないが2作品ともどもアルジェヴォルンの要素が残っているとも。
2015-11-24 01:32:07ただ、第1話に関して見ると鉄血のオルフェンズが最前線で生と死を隣り合わせにして生きている事が日常になった少年兵、ヘヴィーオブジェクトが最前線にならないような所でとりあえず平穏に生きている事が日常になった少年兵といった感じで対照的な雰囲気が出ている。
2015-11-24 01:33:51同じ戦争ロボットアニメとしても、鉄血が茨の道でエキサイトしてするものならば、ヘヴィーオブジェクトは温室でのほほんと戦争しているものと例えた方が良いかもしれない。
2015-11-24 01:35:31ここら辺については第1話でのクウェンサーとヘイヴィアのやりとりが良く世界観が現れている。オブジェクトという今までの兵器を無にするような超兵器同士の戦争によって、人々の犠牲が最小限になったクリーンな戦争について第1話で如何にも実感させてくれる。
2015-11-24 01:38:07たとえば「イマドキ戦場で命を落とすなんて流行らねぇ」と述べる所から始まり、ヘイヴィアからすれば貴族の育ちであって、家の名誉の為に武勲を立てないといけないから”とり合えず軍人になっている”感覚で仕事をしているというもの。 pic.twitter.com/5lkRgucRf6
2015-11-24 01:39:37そんでもって、分析兵の建前で第1話では戦闘機の滑走路を造るために雪かきをしており(さらに別にどうでもよい仕事と儒官から言われる)お世辞にも前線の役に立っているかどうかという非常にあやしいもの。
2015-11-24 01:40:39そんでもってクウェンサーは平民の生まれであり出世できないからとりあえず手に職をつけようということで、なら設計者を目指そうと言う感覚で留学生として”とりあえず軍に参加している"無論彼も整備兵の建前で整備をサボっている。
2015-11-24 01:41:55このクウェンサーとヘイヴィアが軍隊をやっている動機について、そこしか生きる道がない追い詰められた状況でもなくアルバイト気分で参加しているといった感じだ。ここら辺は鉄華団とかなり対照的な描写かも……
2015-11-24 01:43:23クウェンサーからすれば「とりあえず金がないから働こうか、スキルアップになるかもしれないし」って感覚で軍に入って、ヘイヴィアは「家が働け、働けって煩そうだからとりあえず働く事にした」って感覚で軍に入っているとも。
2015-11-24 01:44:36この他にも「飯がまずい」→『他人の税金で飯が食べられるだけマシ」とか、「なんか食料の為に狩りをしよう」といいながら戦争の為に使う武器や弾薬を平気で狩りの為につかうとか……
2015-11-24 01:45:51とくに後者に至ってはヘイヴィアが「スマートブレット(おそらく高価な弾薬)を仕込んできた、ちゃんと狙いさえすれば当たる」と述べてクウェンサーが「高い弾なのに」と突っ込むシーンで、温室で軍人をやっている感覚が如何にも伝わってくる。こんなことやってると鉄華団がキレそうかも(笑)
2015-11-24 01:47:26そんでもってクウェンサーが魚を釣っている際に「納税者のみなさんに申し訳ないね」と自虐したり、上層部は温室でヌクヌクしていてオブジェクトの手柄にニヤニヤしていて、そんでもってオブジェクトのおかげで自分達も平穏に軍人として過ごせていると……言っていたり。
2015-11-24 01:49:30それからオブジェクトのパイロット(前線で戦っている唯一の人物)ミリンダから、クウェンサーに「あんたは設計者志願なのになんでこんな旧式のオブジェクトしかない場所(=最新式のある前線ではない場所)にいるの?」と指摘される訳だが…… pic.twitter.com/fSCoiuLzTD
2015-11-24 01:51:07ここら辺についてクウェンサーは将来設計者になるにおいて、あらゆる所で応用が効く汎用型(=旧式)を学んでおけば将来で色々と楽して学びやすいと答えを述べる訳で、早い話将来の為に労力をともにせず近道を歩もうとしている訳だけれども……
2015-11-24 01:52:18その一方で、問題はクウェンサーが平気で整備兵の仕事をさぼっている所であり、スキルアップの為に近道をしているつもりだが、それどころかサボリ放題という状況から如何にも軍人という職業の建前でニートをやっているよう。ぶっちゃけスキルアップもなんとなくな理由かもしれないが……
2015-11-24 01:54:32そんでもって、オブジェクト同士の戦争で仮に負けるとなったらどうなるの?との事について上官のフローレイティアは白旗をあげればそれで大人しく相手は帰ってくれるという暗黙の了解が成り立っている世界観も温室っぽいゆるさを表しているとも。
2015-11-24 01:55:38この理論について、オブジェクトを失ったら歩兵達だけでオブジェクトを倒せない、一方オブジェクトとしてもどうせ倒せるような相手をわざわざ……という様な背景があるそうで。これは勝ったも同然でわざわざ徹底しなくても良いような緩さ、それだけオブジェクトが重要と感じさせる所が……
2015-11-24 01:56:58このオブジェクトの勝敗で戦争の勝敗が決まり犠牲者は最小になると言うのがクリーンな戦争の理由だそうだが……ここら辺、オブジェクトの操縦者にしわ寄せがくるだけで、どことなくガンダムファイトと似たような結局犠牲を抱えつつクリーンな戦争の建前が成り立っているものを感じなくもない
2015-11-24 01:58:16そんでもって、ヘヴィーオブジェクトは結構ラッキースケベな描写が多い(笑)ベルトがうっかり締まって苦しむミリンダに対してクウェンサーは「胸が意外とある!」とか「ベルトを外そうとしたら胸に触っちゃう」とか!凄い悠長なことで戸惑っている pic.twitter.com/SJ4IL6DVQV
2015-11-24 02:00:39ここら辺は不覚にも噴いた。結構軍隊の中でしょうもない(笑)サービスが多い作品だが、正直そこまでハードなテーマやシリアスな状況を抱えていないので左程雰囲気を崩すようなものではなく、寧ろこっちの方が良いかもしれない。 pic.twitter.com/yQDqbnesce
2015-11-24 02:02:48と正直第1話については温室で戦争をしている緩やかな軍人の日常や、サービスシーン辺りがなかなか独自の世界観を作り出しているかと。ただ冒頭のやたら酔っている感じのナレーションについてはかなりくどい。映像で分かるような状況をナレーションで阻害しているのが残念。
2015-11-24 02:04:00余談として……オブジェクトのカラーリングが目立つ白色(無地)について。ここら辺はわざわざエースとして恐れられている超兵器を隠す効果が乏しいことや、巨大なオブジェクトの色を塗るだけで凄い予算がかかるからという理由は妙に現実味が……とくに後者。
2015-11-24 02:05:24そんでもって、サーベルでオブジェクトの勝利を期しての願掛けとして飾っている所について。ここら辺も歩兵が既に前線で戦わない忘れられた存在になってしまっている事が如何にも伝わってくる。 pic.twitter.com/gHukRLlklF
2015-11-24 02:06:27第2話……第1話終盤で既に描かれていたが相手のウォーターストライダーにミリンダのベイビーマグナムが敗れてしまうということで、クウェンサー達は戦争に敗れてしまう。そこから白旗を上げるが相手は容赦なく攻撃を仕掛けてきたという……。
2015-11-24 02:07:27