昔話の中で武士が怪異に対してすぐ斬りかかるのはなぜなのか

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氷厘亭氷泉 @hyousen

「幽霊だ!」ってびっくりして刀で斬り割ろうとぶちつけたら幽霊じゃなくて枯れた太い木の株だったから刀がくだけちゃって「むむっ、わが村正さえ噛み折る妖怪なかなかもってかなわじ」って逃走する武士のはなしおもしろ。

2015-11-24 13:15:14
氷厘亭氷泉 @hyousen

説話に出て来る武士がこういう状況(ザ・かんちがい)で刀折れちゃったときの言い訳が約8割くらい「噛み折るとは……!!」なのおもしろすぎるでしょ

2015-11-24 13:19:30
氷厘亭氷泉 @hyousen

村正は幽霊と間違えて打ち斬った木のねっこでぶち壊れてるいっぽう、波平はふりかざすだけで海霊を払っていた pic.twitter.com/GnHTJDBOua

2015-11-24 13:35:11
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木野秋人 @kinoakito

正直刀をぶっ壊す根っこって時点で妖怪の可能性がry もしかしたら刀を質にいれた言い訳なのだろうか。知らんけど。

2015-11-24 13:37:16
木野秋人 @kinoakito

昔話の武士、だいたいよく確認せず斬りかかるけど間違えて人をぶったぎったらどうすんだよ。とは思う。バーサーカーかなんかだったのだろうか。

2015-11-24 13:40:41
木野秋人 @kinoakito

と思ったがそういえば「遠野物語」の1つめでもちょっと大きめの人が出たら容赦なく銃をぶっぱなしてるしな…… やらなきゃやられる世界なのかな。

2015-11-24 13:42:37
闇の中のジェイ @yaminonakanojei

@kinoakito @hyousen 失礼します。大分と高知に次のような話を確認しています。臆病な侍が主人から(中身は竹刀の)刀を持たされて無理やり肝試し→鍛えようと驚かした主人をお化けと思って切り殺してしまうという話があります。

2015-11-24 23:38:23
木野秋人 @kinoakito

@yaminonakanojei ああ、木とか岩じゃなくてやっぱりひとと間違えるパターンもあるんですね。ありがとうございます。ところで本題全く関係ないんですが主人はなぜ竹光で死んだのでしょうか?

2015-11-24 23:49:15
小山田浩史 @magonia00

佐々木喜善の祖父が山中で山女を銃で撃った話のことなら、「真相」が『山深き遠野の里の物語せよ』(菊池照雄 新泉社)に詳しく書いてあるから読むといいよ。あの話は妖怪と人間の距離感というのとは全然違う話 twitter.com/kinoakito/stat…

2015-11-24 23:19:23
小山田浩史 @magonia00

ただ、以前も言及したけど『遠野物語』では人間は「妖怪」「異人」に対してかなり攻撃的で、「殺るか殺られるか」なんだよね。ただ毎日餅喰いにくる怪異に対して焼いた石を仕込んでおいて殺す、とか。 togetter.com/li/116400 参照

2015-11-24 23:25:18

まとめ 実話系怪談としての『遠野物語』 柳田國男の『遠野物語』(1910)を、今でいうところの「実話系怪談」本として積極的に誤読しようとするボンクラのつぶやき。 『遠野物語』で語られる河童は、決して現在の岩手県遠野市のご当地キャラクター「カリン」のような可愛らしいものではなく、人妻を寝取って孕ませるような存在であった、というお話から、散漫な考えをつぶやきます。 発言を引用されている方で、引用不可の方はご連絡下さい。 20019 pv 109 8 users 2

小山田浩史 @magonia00

『遠野物語』のいくつかのエピソードに登場する鉄砲名人佐々木嘉兵衛は語り手である喜善の祖父。「不敵の男」と作中では評されるが、実際よく「生涯に鹿を千頭もとった」と豪語し、妻からは「また法螺吹いて」と突っ込まれる人であったという。

2015-11-24 23:30:55
小山田浩史 @magonia00

おはなしの中で武士が怪異に対してすぐ斬りかかるのは「話型(お約束)」としてなのか、それとも怪異がより身近に実在すると考えられていた世界では当然の振る舞いなのかというぼんやりとした問い

2015-11-24 23:38:47
木野秋人 @kinoakito

まあこれなんですよね。怪異云々はおいとくにして、すぐに先手うって斬りかかるのが普通レベルの認識があった時代が存在したのかという。鎌倉辺りの武士が便所言ってる間に斬り合いが始まってて逃げたと言われたくないので両方斬った話とかあったな twitter.com/magonia00/stat…

2015-11-24 23:45:46