「劇場霊」は多くの観客の魂を劇場に招待出来ているのか？

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」を観た。現実感を重視しないゴシック・ホラーなので、昔からのホラー好きの私は、まぁ楽しめたけれど、一般的にはどうかな？ヒットの予感は余りなかったけれど、やはりお客の入りは薄い。興行的には６億行けばまずまずじゃないかと思うが、その半分くらいになりそうで、かなり厳しいですね。

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」は最初から、昔のイタリアの「怪奇映画」みたいな世界が狙いだから、リアリティが無いと批判してもしょうがない。そういう世界が好きな怪奇映画ファンはニヤニヤしながら観るだろうけれど、普通の観客が観たいのは現実感のあるホラーだろう。つまり、企画の方向性に問題があったのだと思う。

ＵＷの落日 @uw_susu

ドラマ「劇場霊からの招待状」は観ているけれど映画は未だ観ていない人にご説明すると、北原里英さん主演の「幻聴」を観て「何だ？このバカバカしいドラマは！」と怒ってしまったような人は、映画「劇場霊」は、あんまり向いていません。どちらも、ある意味でワザと古臭いドラマをやってるんですよね。

ＵＷの落日 @uw_susu

多くの観客は「普通のＪホラー」を求めていたと思う。そして、映画と同じスタッフが作った「劇場霊からの招待状」第6話「廃墟」を観ても判るように、正攻法のＪホラーを作れない人達ではない。今回は「趣向を変えてみた」のだろうけれど、それが観客の求めるモノとズレてしまったら、ヒットはしない。

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」は海外の映画祭に出品したりして、宣伝にも相当お金をかけている。TVドラマ「劇場霊からの招待状」は、提供が「劇場霊」。つまり「映画『劇場霊』の宣伝費で作られたドラマ」なのだ！最初から、興行だけで黒字にする気はないのだろうけれど、あんまり盛大にコケたら大変じゃないかな？

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」の島崎遥香さんの演技は、恐怖の表情が自然で悪くなかったと思う。ただし、脚本の人物の書き込みが不十分なのだけれど、その脚本の不備を演技で補う程の説得力は出せていない。けれど、例えば「リング０」における仲間由紀恵の演技と比べたとしたら、私は今回の島崎遥香さんに軍配を上げる。

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」の島崎遥香と「リング０」の仲間由紀恵は「抜擢される新人女優」と言う点が似ている。この役は「抜擢される演技」を演じて見せなければならないので大変なのだが、当時、新人の仲間由紀恵の演技には大いに不満で「これじゃ抜擢されないだろう！」と思った。今回の島崎遥香の方が良かったよ。

ＵＷの落日 @uw_susu

「リング０」は仲間由紀恵にとって本格的デビュー作じゃないかと思う。初めて見た仲間由紀恵は、ルックスの美しさには感心したけれど、演技については後の「仲間由紀恵」を未だ見せていなかった。しかし、島崎遥香は初主演の「劇場霊」でそれなりの存在感を示せたのだから、成功と言って良いでしょう。

ＵＷの落日 @uw_susu

つまり「劇場霊」は、AKBにとっては莫大な出費となった（多分、赤字を抱える）けれど、島崎遥香の女優スタートとしてはそう悪くなかった、という結果になりそうですね。 これを、どう捉えるか？については、さまざまな意見がありそうですね…。 (^▽^;)

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」と「クロユリ団地」の見応えの差は、「舞台設定のリアリティ」ではなく、「動機のリアリティ」にあるんですよね。「クロユリ団地」で前田敦子が巻き込まれる「因果」の動機にはリアリティがあるけれど、「劇場霊」で島崎遥香を襲う人形の動機にはリアリティ（切実さ）がないんですよ。

ＵＷの落日 @uw_susu

以前、「マジすか学園５」にリアリティがないのはなぜか？に言及した時のtweetは、そのまま「劇場霊」にも当てはまると思う。 特に「劇場霊」はホラーなのだから、モダンホラーの巨匠クーンツの言葉は重い。 twitter.com/uw_susu/status…

ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu モダンホラー小説の大家、ディーン・クーンツは「人がある作品を『リアリティがなく、バカバカしい』と感じる場合、それはドラマの設定ではなく、人物の動機にリアリティがないからなのだ」と言っていたけれど、「マジすか学園５」は、それを自ら証明して見せたような作品だった。

2015-10-28 20:11:56

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊」の欠点をもう少し具体的に言うと、あの人形が生まれるに至った背景の話に、もっと怖さと切実さがなければならない。「リング」だって、貞子の怨念の生まれた理由の怖さと切実さが、作品全体の怖さを支えていた。「劇場霊」は脚本に、三宅隆太らしからぬ、練り込み不足を感じる。

ＵＷの落日 @uw_susu

映画「劇場霊」については否定的な意見ばかり述べてしまったけれど、つまらない作品ではないよ。私が観た時は、学校帰りらしい中高生が20人ほどいて、予告編の間もぺちゃくちゃ喋ってうるさかったのだけれど、本編が始まると静かに見入っていた。 pic.twitter.com/zxJ8OUibZF

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ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu ただ、その中高生たちが、友達に「『劇場霊』面白いぞ！ゼッタイ観た方がイイよ！」と薦めるほど満足したのかというと、それ程ではなかったと思う。

ＵＷの落日 @uw_susu

今、「アドレナリンの夜」と「劇場霊からの招待状」という二つのホラー企画が進行しているけれど、かなりレベルが違う。「劇場霊からの招待状」は本格的で、スタッフもしっかりしているし、女優顔の美人メンバーを揃えて、AKBの本気度が伺える。 pic.twitter.com/REy515t6Y4

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ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu 「劇場霊からの招待状」第２話に主演した、岡田奈々さんは良かった。彼女は表情に少し神経質な感じがあって、アイドルとしてはちょっと損をしていたけれど、それがこの作品には合っていたし、一人の人物をしっかり造形していた。 pic.twitter.com/6MyJYnJQzG

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ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊からの招待状」は、今のところ快調ですね。第4話は、一転してコメディタッチのホラーだったけれど、加藤玲奈さんのあっけらかんとした個性が上手くマッチして、ユニークな味わいの作品になった。ナイス・キャスティングだと思います。 pic.twitter.com/Kq0uW1mHOQ

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ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊からの招待状」はAKBが関わった映像作品としては、珍しく優れたモノで、純粋に短編ホラーのシリーズとして充実している。かつての「伝染歌」なんていう駄作（メンバーのせいじゃないよ）を思い出すと夢のよう。やはり、メイン脚本家として三宅隆太が参加しているのは大きいと思う。

ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu 三宅隆太の関心は、最近「恐怖」から「悲しみ」へと移っていて、ホラーであっても「怖さ」を描こうと言う気持ちが薄れていたけれど、「廃墟」では自ら演出を担当し、久しぶりに直球のＪホラーに挑戦！さすがの仕上がりをみせた。 pic.twitter.com/2cu2pznqbr

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ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊からの招待状」第6話『廃墟』（演出：三宅隆太）は、王道Ｊホラーの秀作です。未見の方は、ぜひご覧ください。 出来れば、夜中に、暗い部屋でひとりで…。 (^O^)💦 dailymotion.com/video/x3cmvu5_…

ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu 今のメンバーは、女優志望の人が多いので、AKB自体がドラマ作品に力を入れて演技の経験を積ませるのは、意味のある事だと思う。 映画「劇場霊」も、企画を聞いたときは「今さらホラー？」と思ったけれど、「劇場霊からの招待状」の充実ぶりを見ると、期待感が湧いて来ますね。

ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu 「劇場霊からの招待状」は、全11話の内、現在第6話まで来ましたが、今のところ大きな外れがなく各話のレベルが高い。 AKBの女優陣も、なかなか頑張っています。 第7話「幻聴」は、北原里英さん主演で監督は「発狂する唇」の佐々木浩久！期待が高まりますね。 (^O^)

ＵＷの落日 @uw_susu

純粋にドラマとして観たら「アドレナリンの夜」は、AKBファン以外にはちょっとキツいから、反響が少ないのも判るけれど、普通のホラー・ファンでも楽しめる「劇場霊からの招待状」にも、それほど反応がないんですよね。第6話の「廃墟」なんて、もう少し話題になっても良い出来だと思ったけれど。

ＵＷの落日 @uw_susu

「劇場霊からの招待状」第7話「幻聴」 展開といいラストの大仰さといい「新東宝の怪談映画か！」と思ったら、監督自身がそう言っていた。北原里英さんは、場面転換が少ないためアップの表情で状況を説明すべきシーンが多くて、大変だったと思う。 pic.twitter.com/OVNrzg5efU

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ＵＷの落日 @uw_susu

@uw_susu 北原里英さんが、椅子の下に隠れて幽霊をやり過ごそうとするけれど、殺人鬼ならともかく、幽霊は心が見せるものなのだから無理でしょう。佐々木浩久監督らしい（？）トンデモシーンで爆笑しました。 pic.twitter.com/e8ho0vQojG

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