水木しげると私

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水木しげると私 ①あまり進学するつもりもなくｗ、学校と両親にそそのかされて大学受験。 センター試験は受けた物の、その後はそもそも進学するつもりが本人にあるのかないのかよく分からない状態で一校だけを受験する。 ↓ 数学で合格。 いつでも学校はやめていいからとそそのかされて進学。

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② そもそも学校選びの時点で母の陰謀にかかっており、専攻は違うのに母が大ファンだった教授の授業を受けた方がいいとそそのかされる。 単位の取り方もどうでもいいし、資格を取るつもりもないので、適当にその授業のガイダンスに参加する… ↓

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③ アンケート用紙に回答し、なんといきなり自己紹介がはじまる！ なんだってー！！！ ちなみに受けたガイダンスは、障がい者に関わる授業。 ちなみに家族にいわゆる障がい者はいない… ↓ 座っていた座席順に自己紹介がはじまる。 姉が精神障がいを患い、前科持ち。

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④ その姉に家を出て行けと言ったら、その場で父に、 「お前が出て行け」 と言われて絶縁。 新聞奨学生で入学した人。 双子で生まれたもう一人が、重度の精神身体障がい者の人。 両親とも教師で弟が精神障がい者の人。 そっと席を立ち、一番近くの教員に、

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⑤ 「すいません、間違いましたｗ　離れてもいいでしょうか？」 と聞いたらその教員(その後四年間世話になった教授)に、 「いやいや、いていて」 と言われ、なぜか律儀に元の席に戻ってしまいｗ、自己紹介の順番が来る… ↓ 仕方がないので、出身地と出身校を発表… しかし話すことがない…

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⑥ 「えーっと実は母にすすめられて、よく分からず来てしまい…」 さっきの教授「あなた、アンケートのあなたのヒーローの所に鬼太郎って書いてますね？」 と「はい」 教「これは子どもの頃の話ですか？今でもそうですか？」 と「まー今でも、他には思い当りませんが。」

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⑦ 教「あなたは来るべくしてここに来たのですね。」 教「鬼太郎はいうまでもなく身体障がい者です。片目がない。」 と「はー…」 教「両親なんて、幽霊と目なんですよ！」 全員「…」 教「活動できるのは夜、人目をさけて。私はそういう人達をよく知ってるんです。」

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⑧ 教「私はいつもその人達(元ハンセン病患者の事)と飲んで遊んでるんですｗ」 教「鬼太郎は様々な障がいを持ちながら、両者(健常者と障がい者)の間を行き来します。」 教「障がいってその人じゃないんですよ。生きていくのに障害ブツがある人達がいるんです。」

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⑨ 教「あなたのヒーローは私のヒーローです。一年生ですよね？入学おめでとう。ともに学びましょう。」 と「…」

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⑩ 結果として四年間、その教授にお付き合い願うことになる。 だいぶ後になって知ったんだけど、私が鬼太郎と書いた、あなたのヒーローは誰？という質問には、ほとんどの人がその教授の名前を書いたそうだ…ｗ　(終わり)