刀剣男子が芋煮をしてみたら……

最上義光プロジェクト @mogapro

おまけ：刀剣男子が芋煮をしたら… 「おいしく食べたいよね！」と下ごしらえをした具材（豚肉含む）を投入する燭台切。食べるものを驚かせたいとおいしい仙台味噌を投入する鶴丸。なれ合うつもりはないが見守る大倶利伽羅。しかし…

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「ああ！味噌に豚肉では鳴狐めが用意したマルジュウ醤油が無駄に！」という悲痛な狐の声。そして米沢牛を抱えたままなすすべもない五虎退。何か忘れていると髭切も気づく！そして髭切が一言「うまそうな豚汁だな」

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「豚汁だと…てめえ」殺気立つ大倶利伽羅。そこへ和泉守兼定が「おおっきのこ山じゃねえか懐かしいな！しめじ入れるのまだなのか？」ときのこ類を投入。困惑する堀川国広「兼さん、きのこ山って芋煮にかすってもいないくない？」とツッコミ。「ああ？これを会津じゃきのこ山って言うんだよ」

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その様子を見守る秋田藤四郎「なべっこじゃない？なら比内地鶏ときりたんぽは入れない方がいいのかな？」とそっと困惑。豚汁にきのこではもう芋煮じゃないと泣き出す五虎退をなだめる粟田口。芋煮だろと殺気立つ大倶利伽羅。状況がつかめないまま調理続行の伊達組。

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「…なぜ芋煮でこのようなことに。和睦の道はないのでしょうか？」と見かねた江雪左文字が鍋の分割を提案。仙台風芋煮が豚汁呼ばわりされたことに立腹した大倶利伽羅もなんとか燭台切がなだめ丸くおさまったかに見えたが……。

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しかしそれも、「芋煮ってよくわかんないけどさ〜。ミネストローネっぽくしてもよくない？」と次郎太刀が言い出しトマト缶をぶちこむまでの短い平穏だった。 おしまい

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解説「山形風芋煮」醤油と牛肉ベース。山形県民はこれが王道と主張してはばからないが、実は同じ山形でも庄内地方では豚肉味噌が主流。東日本は肉消費において豚肉＞牛肉だが、あまりに芋煮で牛肉を食べるため山形は例外である。すき焼き風とも言う。

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「仙台風芋煮」豚肉と味噌ベース。庄内地方、福島県も同じ組み合わせ。あくまで「芋煮」であり、決して「豚汁だね」と絶対に言ってはいけない。仙台風芋煮を「豚汁」と呼ぶのは挑発行為である。

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「きのこ山」福島県会津地方ではもともときのこ狩りのあとに鍋料理をする風習があったため、芋煮＝きのこ山という認識も残る。しかし現在は芋煮でも通じることが多い。

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「なべっこ（遠足）」秋田県県南地域の学校で行われる課外授業。屋外でグループに分かれ調理する楽しい行事。芋煮ほど殺伐とした雰囲気はなく、具材も自由度が高い。

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「芋煮でしてはならないこと」カレーやミネストローネ風等、洋風の味付けを個性を出してするのは好まれない。ｍ

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「芋煮ちょっといい話」雨が降っても山形の人は橋桁の下等で続行するので、雨天決行の場合も多いよ！