(o^∀^o)<『ラナンキュラスの墓所』-寄生事実(シンリさん) さとりは心を読むことに心底取り憑かれていた。こいしはたまに地霊殿へ帰り、そんな姉を気遣うけれど聞き入れては貰えない。お燐が偶然運んできた死体、芳香の役割が素晴らしい。
2015-11-03 13:54:44@Eihire404 (o^∀^o)<心だけ見ているさとりと、心には囚われず無意識で漂うこいし。そして二人の前に鏡として存在する芳香。心と無意識の関係が、鏡の前でどう映るのか熟考されている。 表紙のうー☆みん氏のイラストも想像力を掻き立ててくれる。
2015-11-03 13:56:31『ラナンキュラスの墓所』発行・寄生事実 本文・シンリ 盲目なさとりとこいしの話。この二人は目を閉ざして柔らかい日常と言う幸せに溺れるのが本当に似合う。それを再認できるような作品。 やはり覚は鏡なんだなぁと個人的にニンマリ。けれどそこで終わらせず、合わせ鏡、三面鏡にまで広げている
2015-11-03 14:54:14@hitogatastage こいしがそう言う存在と言うのはそれなりに見るけども、ここのこいしは形を持ってしまったのが今回の始まり。 アクセントとして芳香の役割も必見。成程、よく考えれば芳香はプログラムみたいなものだから心はないに等しいよなぁと
2015-11-03 15:02:33@hitogatastage 退廃の薫る、濃厚な甘い花を煙草にして燻らせるみたいな、流麗美麗で流れるような文。すっと入ってきてするすると流れてしまうから、文のクオリティの高さに束の間気付かないくらい。ヤバイ。 盲目の退廃美。これはやはり買って正解ですわ…
2015-11-03 15:06:24寄生事実「ラナンキュラスの墓所」 古明地姉妹の幸せに退廃なお話。むせ返るほどの退廃。これはどちらかがアレなんだろうなー、と途中さとりがアレしてたのがアレなあたりから(あとこいしの新しいペットがあの子なあたりから)気配をうまいこと匂わせつつ予想の更に内角高めを狙ってくる危険球
2015-11-04 22:51:42あの状態のさとりに「こいしが見えている」ことに感づくあたりで本当煽り文句の「瞳を閉ざしたのは、だれ?」に偽りなしであることだなあと膝を打ち、畳み掛ける心情描写でラストまで心地よく退廃でした
2015-11-04 22:51:55寄生事実さん「ラナンキュラスの墓所」読了。めちゃ文章が読みやすくて羨みながら読みました。どっちがアレだったのかというよりかどっちもアレだったという結末。芳香ちゃんを通じてそのテーマがわかりやすくなってからは胸にズキズキきましたわ。読み終わってから表紙を見るとなるほどと思いました。
2015-11-06 05:54:35ふたりでひとつの覚り、っていう発想がめちゃ良いですわ。二人の一人称で物語が進むのですが、その描写が可愛くてそれでいて残酷な印象を持てました。さとりが薔薇と間違えたエピソードはめちゃ微笑ましいのに、さとりは楽になれたのかこいしも楽になれたのか。考えさせられたお話でしたわ。えがった。
2015-11-06 06:01:00『ラナンキュラスの墓所』(著:シンリ)読了。シンリさんの文章を本の形で読んだのはこれで二度目なのだけど、こっちの方が好みだわ。良い、体温の低い、歪な形をした文章と展開。分かりやすい形で胸に刺さった。さとこいなんだけど、こういうのもあるよな、って深く頷いてしまった。(続)
2015-11-07 23:55:19@st70521 ラナンキュラスっていうのは、花にあまり詳しくない人間が見ると、近しい花の名を連想してしまうもので、やっぱりなって思ったんだけど、それも一つの仕掛けになっていて、面白い。喫煙さとりも、それはあれなのでは……? っていう疑問は最後までちゃんとした言葉では(続)
2015-11-07 23:59:04@st70521 明らかにならないのだけど、まぁ、つまり、そういうことやで、みたいなやり取りがあって、それからの展開が非常に良い。さとりとこいしの関係を考える際に、避けられないものを、この作品も扱っていて、シンリさんの解釈の仕方が面白かった。久し振りに興奮した(了)
2015-11-08 00:01:10寄生事実さんの「ラナンキュラスの墓所」読みました。全編目隠しをされているような不思議な錯覚と、五感を刺激する小道具的表現とが、素敵な虚実皮膜の世界を描いています。さとこい。とても良いです。
2015-11-09 23:36:47シンリさんの「ラナンキュラスの墓所」を読みました。さとこい。すごく良かった。 toranoana.jp/mailorder/arti…
2015-11-11 01:47:47ネタバレを防ごうとするとすごく感想を述べるのが難しいのだけど、さとりもこいしもどちらもいろいろとおかしくて、そのおかしさがなんとも言えず愛おしい気持ちになるし、真相を明かした時の独白に含まれた愛おしさがなんとも言えず甘美で泣きそうになる。すごく良かった。良かった……
2015-11-11 01:50:17愛が、愛ゆえに、愛じゃないあたりが、しかしそのゆえに意味が反転して愛になるあたりが……(ネタバレを防ごうとするとアイアイになる。おさるさんだよ。
2015-11-11 01:53:20サークル「寄生事実」さんの「ラナンキュラスの墓所」読了。 ある意味では表紙とそこに書かれたサークル名が最大のネタバレじゃないかな?厳密には寄生とも事実とも言い切れなくて、夢と現、生と死が絡みあった花だったのですが。
2015-11-15 15:29:45