【なぜ日本共産党はヘイトスピーチに反対するのか】

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

葛西映子さん（@eikokasai）の「カウンター入門」連ツイを見たこと、大宮の共産党から反ヘイトへの助言を求められたこと、ある地方議員さんから「大宮みたいなカウンターならできそう」とコメントされたこと。 これらを受けて「共産党活動家向けカウンター入門」を書こうかと思ったりして。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

以前に「書こうかな～」とつぶやいた、「カウンター入門・共産党編」ですが、すこし形を変えて書こうと思います。この間にヘイトスピーチ反対の行動に共産党も立ち上がる動きが各地で広がっていますが、【共産党がなぜヘイトスピーチに反対するのか】を掘り下げる隊と思っています。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

【なぜ日本共産党がヘイトスピーチに反対するのか】を、どなたが見てもわかるように掘り下げたいと思います。「差別に反対」「地域を壊すヘイトデモ反対」というだけではなく、「歴史を偽造する極右勢力による政治支配を一日も早く終わらせる」という安倍政治との戦いでもあると思っています。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

ただし、あくまでこれは日本共産党の方針です。党としてヘイト問題は「歴史偽造の極右勢力の政治支配」と結びつく問題であり厳しく批判することが必要と思っていますが、それを立場の違う皆さんに押し付けるものではなく、「差別反対」「地域の多文化共生を壊すな」の一点共同とは矛盾しません。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

共産党の重要な基本文書・中央委員会総会。綱領→大会決定（２～３年に一度開く）→中央委員会総会（半年に一度開く）の順に、共産党の重要な基本方針があります。今年１月の第３回中央委員会総会（３中総）でヘイトスピーチ関連を考える上でも重要な理論展開がされました。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

３中総は、安倍政権の「致命的弱点」として『歴史を偽造する極右勢力による政治支配』をあげ、「侵略戦争と植民地支配に…反対を貫いた党として、勇気をもって理性の声をあげている人々と力をあわせ、歴史を偽造する極右勢力による政治支配を一日も早く終わらせるために、全力をあげて奮闘」と。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

詳しく見ると→「第３次安倍政権が抱く反動的野望と危険性を直視する。『長期政権』で『戦後レジームからの脱却』＝憲法改定を実現し、歴史にその名を刻みたい――安倍首相の最大の反動的野望を阻止する国民的大闘争をもってこたえよう」として上で「三つの致命的弱点」を指摘。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

第３次安倍政権の三つの致命的弱点→（１）国民世論との矛盾、（２）国政の重要問題にまともな解決策を持ち合わせていないこと、とともに【（３）安倍政権が、過去の侵略戦争と植民地支配を肯定・美化する歴史を偽造する極右勢力によって構成され、支えられていること】を指摘した。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

前述（３）の中身１：「戦後７０年の新談話」について、首相は「村山談話」「河野談話」について、「全体として継承する」と言いながら、「植民地支配と侵略」「慰安所における強制」への反省など核心的部分を引き継ぐとは決して言わず、それを裏切る言動を重ねてきた。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

前述（３）の中身２：不誠実な態度の根源に、首相自身の侵略戦争肯定・美化の立場がある。閣僚のほとんどが侵略戦争美化の中心組織である「日本会議国会議員懇談会」、天皇中心の「国体」の復興を掲げる「神道政治連盟国会議員懇談会」に所属していることは、きわめて重大。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

前述（３）の中身３：歴史を偽造する極右勢力による政治支配に対して、自民党元幹部の方々からの強い批判と危惧など、保守の人々も含めた国民との矛盾が広がっている。韓国、中国など近隣諸国だけでなく、欧米からも「歴史修正主義」との批判が強まるなど、世界との矛盾が広がっている。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

前述（３）の中身４：戦後の世界秩序は、ファシズムと軍国主義による侵略戦争の断罪の上に成り立っており、それを否定するものは世界でもアジアでも生きる道はない。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

前述（３）の結論部分：日本共産党は、侵略戦争と植民地支配に命がけで反対を貫いた党として、いま勇気をもって理性の声をあげている人々と力をあわせ、歴史を偽造する極右勢力による政治支配を一日も早く終わらせるために、全力をあげて奮闘する決意を表明するものであります。（続）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

以上が３中総の前半部分（当面する政治任務の中の基本的な情勢の見方の部分）です。ここまでの部分には「ヘイトスピーチ」の文言はでてきませんが、党としての基本認識が深まっていると思います。後半部分に「ヘイトスピーチ」の文言が出てきますので個々にも触れたいのですが、ひとまず中断します。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

口説いようですが、『なぜ日本共産党はヘイトスピーチに反対するのか』シリーズ、再開します。 こんなテーマに誰が関心あるのかはわかりませんが、始めた以上はやりきります！

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

『なぜ日本共産党はヘイトスピーチに反対するのか』を書く理由は、11/8川崎ヘイトデモの際「なぜそんなことやるの？」「票にもならないのに？」と聞かれたこと、党内でも「共産党はすべての差別に反対だから」と言う方がいて、「間違っちゃいないけど、もう少し掘り下げないと！」と思ったから。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

『なぜ日本共産党はヘイトスピーチに反対するのか』  →党の理論から端的に言うと、共産党の掲げる日本の根本にある「アメリカ言いなり」「大企業中心」の二大政治悪。それに匹敵するのが「侵略戦争肯定の異常な歴史観」の問題だ、という認識に立っているからだと考えます。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

日本共産党三中総（jcp.or.jp/web_jcp/2015/0…）に戻ります。 「第２次世界大戦終結７０年の歴史的節目の年を、歴史に背く反動的逆流を打ち破り、新しい政治をつくる転機の年にしていくために全力をあげる」として、たたかいの焦点と課題の１つに『歴史問題』をあげました。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

『歴史問題』→日本共産党は、歴史を偽造する極右勢力の台頭を許さず、極右勢力による政治支配を一日も早く終わらせるために全力をあげます。同時に、この節目の年が、日本とアジア諸国との「和解と友好」に向かう年になるよう力をつくします。（３中総より）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

そのために、日本の政治がとるべき五つの基本姿勢を提唱する→ （１）「村山談話」「河野談話」の核心的内容を継承し、談話の精神にふさわしい行動をとり、談話を否定する動きに対してきっぱりと反論すること （３中総より）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

（２）日本軍「慰安婦」問題について、被害者への謝罪と賠償など、人間としての尊厳が回復される解決に踏み出すこと （３）国政政治家の靖国参拝は、侵略戦争肯定の意思表示を意味する。少なくとも首相や閣僚による靖国参拝はおこなわないことを政治のルールとして確立すること （３中総より）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

あ、ツイートの枠に入りきらないので、適当に３中総の文章をはしょってます。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

（４）民族差別をあおるヘイトスピーチを根絶するために、立法措置を含めて、政治が断固たる立場にたつこと （５）「村山談話」「河野談話」で政府が表明してきた過去の誤りへの反省の立場を、学校の教科書に誠実かつ真剣に反映させる努力をつくすこと （３中総より）

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

以上、五つの基本姿勢が「和解と友好」に向かうために必要不可欠だ、と提唱したい。 （３中総より） というわけで、ようやく「ヘイトスピーチ」という文言がでてきました。

片柳すすむ（神奈川10区から衆院に挑戦） @kurashi_mamoru

また３中総に戻ります。 日本共産党は、戦後７０年の年に、「あの戦争は何だったのか」について、国民一人ひとりが正面から向き合い、考えることを呼びかけます。