「北海道の三毛別に、変死体の少年。体中に怪力でえぐられたような穴の傷。」 百年前新聞社の再現実況で振り返る三毛別羆事件
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【緊急警戒情報】北海道苫前郡の三毛別(さんけべつ)に、変死体の少年(6)。体中に怪力でえぐられたような穴の傷。 =百年前新聞社 (1915/12/09) ※ 万が一に備え、付近の住民は十分に警戒してください。
2015-12-09 12:00:33
今は1923年、大正12年。今の1円は、100年後の1500円くらい。外為レートは現在1ドル=2円。通知をONにするとリアルタイムでニュースをお届けします。「発刊宣言」はリンクから。【社主→@laurusesq(こっちで解説もしてます)】

第一発見者 長松要吉(ようきち)さん(59)の話 「おらは朝から山で木ィ切ってただ。んで、山から帰ってきたら家ン中で幹雄(みきお)がぽつんと座っとったンだ。何してんのかなって声をかけたらびっくりよ。体中から血ィ流してもう息もしてねェ。驚いて家内のマユを呼んだども返事はねェし……」
2015-12-09 12:30:11
第一発見者 長松要吉(ようきち)さん(59)の話 「幹雄(みきお)は喉を何ンか、とんでもなく強い力でえぐられて血ィだらだら流してただ。まだ6歳だってのに、不憫で不憫で……。土間にあったけェじゃがいも転がっとったし、まだ犯人は遠くに行っとらん。これから仲間を呼んでくるつもりじゃ」
2015-12-09 13:00:07三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年(大正4年)12月9日 - 12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村(現:苫前町古丹別)三毛別(現:三渓)六線沢(正式名は北海道天塩国苫前郡苫前村大字力昼村三毛別御料農地6号新区画開拓部落六線沢)で発生した、クマの獣害(じゅうがい)としては記録的な被害を出した事件。
エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事件は終息した。

【緊急警戒情報】北海道で起きた少年(6)の変死事件は、ヒグマによるものと判明。今朝10時30分ごろ、太田三郎さん(42)の家を襲ったものと推測される。 =百年前新聞社 (1915/12/09) ※ 引き続き、付近の住民は警戒を続けてください。
2015-12-09 14:00:09
速報◆北海道苫前郡のヒグマ事件で、犠牲となった蓮見幹雄(はすみ・みきお)くん(6)を居間に安置する。現場の状況から、ヒグマは窓を破って家に侵入し、幹雄くんを殺害。抵抗する阿部マユさん(34)を引きずって逃走したものと思われる。 =百年前新聞社 (1915/12/09)
2015-12-09 15:00:10
家を襲われた太田三郎さん(42)の話 「幹雄(みきお)まだ6歳だってェのにかわいそうに……。ヒグマのやつ、ぜってェ殺してやっからよォ。マユのことも探しに行きたいんじゃが、冬の北海道はもう日暮れじゃ。今から山ン中は入れん。村の男どもが集まってこれからどうするか相談しようと思っとる」
2015-12-09 16:00:09
速報◆日暮れとなった北海道の三毛別で、村の男たちが集まってヒグマの対策を相談する。ヒグマの討伐、マユの捜索は明日以降とし、苫前村役場と古丹別巡査駐在所への連絡を斉藤石五郎(42)が買って出る。 =百年前新聞社 (1915/12/09)
2015-12-09 17:00:09
【読者の皆様へ】 北海道の三毛別で起きたヒグマ事件は、蓮見幹雄くん(6)が犠牲、阿部マユさん(34)が行方不明となる痛ましい惨事となりました。通夜は明日の夜、開かれます。 百年前新聞社 @100nen_ の特派員も現場に急行し、焼香をあげさせていだく予定です。
2015-12-09 18:00:10
【社主のニュース解説】《社会》 今朝、北海道苫前郡の三毛別(さんけべつ)をヒグマが襲いました。犠牲となったのは、まだあどけなさの残る蓮見幹雄くん(6)。また同時に家にいたはずの阿部マユさん(34)も行方不明となっています。村の男性たちは、明日以降、ヒグマの討伐に向かう予定です。
2015-12-09 21:30:08