クトゥルフと艦隊これくしょんを混ぜ合わせたような何か

ホラー小説っぽく書いてみた。
0
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 (何かがおかしい) そう思うようになったのはいつからだろうか? 日中、ごく普通に生活していてもどこかに違和感を感じるようになった。 それがいつ頃からなのか思い出せないが、気づけば既にそうなっていたように思う。

2015-12-10 20:16:47
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 その違和感の正体をつかむことが出来ないままに日々が過ぎ去り、今にいたっている。 しかし、最近ようやくその原因が分かるようになった。 人だ。 周囲にいる者達が何かおかしいのだ。 そ @genzaikouanchu

2015-12-10 20:17:44
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 ぶしつけにそんな事を口に出したら失礼にあたるであろう。 だから口にはしなかったが、しかしどうにもしがたい違和感の原因をつかんだ以上あとには戻れないのもまた確か。 私は気づいた原因の理由を無意識に探り始めていた。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:18:59
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 とはいえ私は何かの専門家というわけではない。 日々をすごす中で仕事に関係することについて多少は知識や情報や技術などを身につけはしたが。 それとてごく一般的なものにすぎない。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:20:53
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 ごく限定された部分についてなら、他人より多少はものを知ってる程度である。 それとて、書店においてある書籍を幾つか読めば、あるいはインターネットで検索すれば私くらいの知識を身につける事はできるだろう。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:22:01
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 技術にしたって、それこそ同じ事を毎日繰り返して身につけたものなので、特段優れてるようなものはない。 まあ、いたって一般的な人間であるというのはこれにて示す事ができたであろう。 なので、これはあくまで私個人の感想である。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:22:57
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 そんな私から見ておかしいと感じたのは、まず目つきである。 以前はごく普通だった者達の目が、いつの間にか赤く充血するようになっていた。 目の下のクマも見えるようになっている。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:24:00
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 それにともなって、顔全体から生気が失われているようにも見えた。 心なしか、作業中の動作もどこか鈍くなってるように感じられる。 業務に特段差し支えるというほどではないが。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:24:48
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 これが一人二人の事であるならばさして気にもとめなかったであろう。 だが、目に付く多くの者達がそうであるとなれば話は違ってくる。 充血したはれぼったい目をした彼らの姿は、気のせいとして忘れるにしても余りにも多すぎた。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:25:53
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 そう思って周りを見渡してみれば・・・・・・ああ、なんという事だろうか。 いつの間にこれほど増えたのかと思うほどに同じような者達がいるではないか。 彼らは一様に生気のない目をしてそこかしこに存在しているのである。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:26:52
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 何故このようになってしまったのか? 違和感の原因が分かると同時に、私はそうなってしまった更なる原因に興味が向いてしまった。 今更であるが、もしそのように考えた時に止めておけば、私はもう少し幸せでいられたかもしれない。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:28:29
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 こうして思い出しながら述懐していても詮無きことであるが、なるほど、後悔とは「後になって悔いる」という文字通りなのだと痛感する。 そう、既に私も引き返せない所に来てしまっているのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:29:50
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 だからこそ、こうして後悔を胸に起こった出来事を綴っている。 これが他の誰かへの助言になればと思いつつ。 また、私がここにいたという確かな記録となればと思いつつ。 繰り言を述べてる暇もないので先に進むとしよう。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:31:08
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 さて、違和感を感じさせる周囲の者達の様子を、見るとはなしに観察していると、少しずつ気がつく事も多くなる。 見た目における違和感もさる事ながら、彼らの話す内容に気になる点がいくつか見え隠れしはじめたのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:32:06
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 そもそも話し合ってる彼らであるが、もともと仲が良かったというわけではない。 もちろん以前から付き合いのあった者達同士で語り合ってる事もあったが、違和感に気付いた時にはそうでもなくなっていた。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:33:08
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 犬猿の仲、という程ではなくてもさして接点の無かった者達がいつの間にか集まって語り合う事が増えていた。 同じ部署の中でなら、時の流れとともに友誼を育む事もあるだろう。 しかしそれが部署を越えてとなるといささか事情が変わる。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:34:13
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 同じ社内、といっても別の部署だと接点がどうしても少なくなる。 それは友好関係を結ぶ事を難しくする。 同じ会社に所属しながら、別部署の人間とは全く顔を合わせないという事は珍しくもない。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:35:18
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 しかし今(というには語弊があるが)はそうではない。 本来全く接点をもたないはずの部署の人間が時折集まり、何事か語り合ってるのだ。 いったい何を、と思って近づいて見た事も二度や三度ではない。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:36:36
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 しかしその都度彼らは私から遠ざかり、右に左にと別々の方向へと去っていってしまう。 結局私は、彼らから何を語り合ってるのかを直接聞き出す事は出来なかった。 後にこの問題は解決することになるが。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:37:37
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 それで私はやり方を変える事にした。 聞こえるかどうかという程度の話をしてる彼らの語りをどうにかして録音する事にしたのだ。 そのために、録音機器まで購入して。 やり過ぎであったかもしれぬが、当時はそうせざる得なかったのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:38:39
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 言ってしまえば好奇心でしかないその行動に、「これは少し幼稚であったか?」と悩みもした。 だがわき起こる好奇心は押さえつける事ができず、私は彼らの語る内容に小さな集音器を向ける事となったのだ。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:40:00
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 そんな覗き見のような事をしでかして録音したものは、それほど良いものではなかった。 集音器も録音機もそれなりに性能のよいものではあったが、やはり市販品である。 どうしても性能に限界があった。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:41:03
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 聞こえてくる内容は断片的で、聞き取れない言葉の方が多かった。 また、例え鮮明に聞こえてきても、幾つか理解出来ない言葉も混じっていた。 まるで異なる国の言語を用いてるかのようなに。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:41:55
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 (これは、一回聞き取るだけでは駄目だ) そう思った私は、同じような事を繰り返し何度も行う事を決意した。 そうやって聞き取りを開始し、帰宅してから録音内容を書き起こし、会話の内容を理解する事につとめた。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:43:37
(現在考案中)いつまでもハンドルが決まらない @genzaikouanchu

【ついったーDE小説】 しかしそれでも彼らの会話内容を完全に理解する事は(少なくとも当時は)出来ず、どうしても情報は断片的になってしまった。 それでも私は、何とか彼らの会話の内容を大雑把に把握する事には成功した。 @genzaikouanchu

2015-12-10 20:44:40