【12/15】2016年2号のジャンプ感想（読切『殺し屋ドミノ』掲載号）

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】うーーーーん……。表面的には「最も安直でつまらない結論」なんですが、一応、テーマ的にはちゃんと成り立ってますね…。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】今回、八百長おじさんトリオが八百長できなかったのは、一応、単に美味すぎたから、ではなくて、薊政権の思想が正しいと思っていたけど、薊政権とは異なるメソッドで生み出された料理も美味くって、「あれっ、薊思想ってそこまで押すもんじゃなくね？」ってなったってことですね。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】なので極端に言えば、八百長の相手を鞍替えしたみたいな話ではありますね。料理の味を通して思想をぶつけあっており、思想感化力においてソーマくんは薊政権および叡山先輩に勝利した、と。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】さらに極端な話をすると、ソーマくんが「これは薊政権とは異なるメソッドにおいて生まれたレシピですよ」と経緯を説明しなかったら、八百長おじさんトリオは「旨いは旨かったけど、まあ八百長の約束だからね」ってやって、ソーマくん負けてたと思う。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】そういう意味では、今回の八百長破りは、ある意味、正面突破であり、少なくとも理屈上はそんなに悪くはない。「結局、旨い飯を食わせたら八百長を反故にしたんでしょう」というだけの話ではない…と思う。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】けどまあ、あんまり面白くはないよね…。「ああ、うん」みたいな。たぶん突破する力が足りないんだと思う。ウチの掲示板に「この料理美味いでしょう？　どうです、このレシピと引き換えに俺の頼みを聞いちゃくれませんかね…？」と叡山先輩と交渉するって予想がありまして。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】今週、叡山先輩が必死に種明かしを求めてたから、「オッ、ひょっとして本当にその方向か？」って期待したんですが、それはなかったですね。それで叡山先輩の商売人気質を揺さぶって八百長を反故にさせれば、ソーマくんの底意地の悪さや強かさが目立って、爽快感があったと思う。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】たぶん今回のは正解がいい子ちゃん過ぎたせいであんまり面白くないんだと思うなあ。理解はできるけど気持ち良さがない。あと、そもそも、そんくらいの事（薊思想が万事正解とは限らない）は子供に指摘されるまでもなく考慮に入れた上で八百長に臨めよおっさんども、という気もする。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】従来の遠月思想と、薊新体制の思想と、両方のメリット・デメリットを比較した上で、薊思想をよりベターと考えて改革に踏み切ったのではなく、薊思想こそがベスト！唯一無二！と思って改革に加担してるんだったら、おっさんども、大人のくせにナイーブすぎるだろう。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】あとまあ、少なくとも表面的に、「旨い飯作ったらなんか八百長クズに勝った」という読者のつまらない方の予想とほぼ似通ってたのが良くないですね。このつまらない予想を裏切って欲しいわけでして。実際ちゃんと裏切ってはいるんだけど、演出が地味すぎてそう受け取れないと思う。#WJ2

ゆきを @yukiwong_nico

@cagamiincage せっかくソーマが現十傑と本格的に激突する話だったのに、「生半可な料理じゃ勝てない──！」みたいな焦りも緊迫感もなく、今回の食戟が全てソーマの掌の上で終わってしまった点で、理屈は納得できても爽快感はないですよね。片手間みたいにさらっと倒しちゃうとは

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】今回は「八百長クズ」という本来勝ち目の無い勝負だったのに、なんか物凄い裏ワザとか用意せずとも、メシを作って、ちょっと経緯を説明して思想を揺さぶったら勝てちゃったから、ハードルに対しての、乗り越え方のインパクトが低すぎたのも原因かもしれない。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ソーマ】しかし、どうなんでしょうね。今回、この展開が巻頭カラーだし、なんか皆の力で勝った的なニュアンスあるし、文化祭辺りから結構ずっと微妙だと思うのに順位は高いしで、意外と主要読者層的にはこういうので全然オッケーなんですかね。皮肉ではなく、最近そういうのすごく思う。#WJ2

ロロ @shin_mahoiku

@cagamiincage あと料理自体もいい子ちゃん過ぎるんですよね。例えばソーマが作ったのが鉄鍋のジャンの虫料理だったら、味も極上ですし間違いなく薊政権では生まれなかったでしょうから、鞍替えも納得したと思います

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

料理もあんまりインパクトなかったですね…。餃子も、まあ旨そうだけど、食ってみなきゃ分からない感じの「旨そう」だし。ケチャップで豚トロとチーズのクドさが解消されるというのは、「そうなのか」とは思うけど、全然想像できないし、グルタミン酸の話をされても当然想像できない＞RT

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

「こういう理由であれは旨くない」が凄く納得できるのに、「実はこういう理由だから旨いんです」の方の納得感が薄いのも問題か。カオマンガイに関しては「まあカオマンガイだよね」くらいにしか思わない。いや、カオマンガイはふつうに美味しいよね…。

ヒロ筋肉痛 @hirokin_niku

@cagamiincage 「一つの料理としては素晴らしいが、今回のテーマに沿っていない」という理由で負けてもおかしくない内容なのも問題の気がします。食材同士の調和を強調してますが、これ、地鶏を活かした料理とは思えないです。少なくとも味皇グランプリであれば確実に負けますね。

しらなみ @anotuginomozi

@cagamiincage 単純に爽快感なら「これは裸エプロン先輩が育てたトマトから作ったケチャップ！ハムはツンデレの野鳥をエロ主人公が燻製ローストしたもの。味噌は姐御が発酵させた秘蔵品。漬物は田所っちが・・・」といった全面極星寮フルアタックな料理でよかったと思います。

しらなみ @anotuginomozi

@cagamiincage そういう各々の個性を発揮できる設定ありながら描写段階で「意見をぶつけあう環境があるから主人公はこの料理が作れましためでたしめでたし」とスポットライトを当てないから消化不良感があるのかと。厳しめに言うなら素材（キャラ）のよさを全く活かしていない・・・

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

要は演出が地味だった、ということですね。それは全くそう思う…＞RT

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【アカデミア】こうたくん、小さなプロヒーローかと思ったら、ただのクソガキだった…。先週のあの威圧感溢れる引きのせいで、てっきりフェイタンみたいなキャラだと思い込んでいた…。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【アカデミア】峰田くんは特定状況において100％確実にそういう行為に及ぶので、このままでも逆に扱いが簡単かもしれないですね…。いやでも待てよ。峰田くん、路上でうら若き女性が気絶してたら必ず挿入するのか。やっぱり人格面をイチから正すべきなのでは…。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ブラクロ】「この子……何て強さだい――…！！」　そりゃまあ怪力で人を吹っ飛ばす光景を見たのは、この婆さんも生まれて初めてだろうからなあ。プロレスとか見たらおったまげると思う。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ブラクロ】「知るかよバァカ」　この状況でこの悪人ムーブができるのは、メガネおじさん、なかなか悪人として腹が据わってるな…。ちょっとウヴォーギンを感じた。まあ、ウヴォーさんの場合は仲間の居場所を問われての「くたばれ。バカが」なので、ちょっと違うんだけど。#WJ2

架神恭介/作家・ゲームデザイナー @cagamiincage

【ブラクロ】現れた敵の新手が、強力な味方ネームドの先制攻撃の一撃を交わすのはベタでもグッドな展開なのに、魔法名が「ベトベトサラマンダー」なのは…やっぱり締まらないな！　#WJ2