Kaz1379 さんによる翻訳Tweet:英国戦略防衛・安全保障見直し(SDSR)最新版。

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平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
【英王立国際問題研究所】英露間の直接的な立場の違いと対立関係を強調する英国戦略防衛・安全保障見直し(SDSR)最新版。露にとってその内容は自国への挑戦。bit.ly/1NpRErx 続1 pic.twitter.com/0srrcVANHY
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平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
戦略防衛・安全保障見直しの2010年版と異なり、最新2015年版の主要テーマは対露関係だ。具体的には、ウクライナ危機、「国家単位」の脅威と国家間対立の復活、「ルールに基づく秩序の浸食」に焦点が当てられている。続2
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
SDSR最新版は英国の「世界の安全保障問題に関して露と協力を図る方策」を提言しているが、実際のところ、様々な問題を巡る今後5年間における英露間の組織的な立場の食い違いが前面に出ている。続3
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
シリア情勢を巡る立場の違いによる英露間の距離は「縮まっている」ものの、長期的な関係は芳しくない。2006年のアレクサンドル・リトビネンコ氏毒殺事件や人権・国家統治を巡る様々な意見の相違が続いている中で、政治・安全保障を巡る両国関係は約十年間難航したままだ。続4
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
英露両国は、問題の根本的な原因や問題の適切な解決策、事態の理想的な決着に対する共通認識という点に関して、両国に共通する問題さえ共有できていないケースが多く見られる。続5
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
この問題はシリア情勢とウクライナ情勢を巡る英露間の立場の違いに端的に表れている。ウクライナ紛争に対する両国の意見の相違は周知の事実だが、SDSRでは、欧州大西洋地域における安全保障を巡る意見の食い違いも示唆されている。続6
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
例えば、SDSR最新版は、NATO最強の軍事力を誇る英国の武力とNATOのミサイル防衛計画を通じての集団防衛と安全保障に対する英国の積極的関与について改めて強調している。続7
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
2016年7月開催予定のNATO首脳会議では、同盟のさらなる拡大、ミサイル防衛の進展、東欧の加盟国防衛に関する軍事準備態勢の強化、旧ソ連圏諸国との連携態勢強化を含めた包括的な政策が発表されることになっている。続8
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
SDSRは英国の立場について、「組織的関係に関する現行制度の主要な立案国であり、冷戦終結後の制度の拡大を図る最前線にある国」だとしている。続9
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
SDSRの提言の内容についてもっと具体的に言えば、ルールに基づく国際秩序の「推進と強化」、必要に応じて武力行使の準備を整備できる「再構築された」軍と「世界を主導するソフトパワー」を通じた影響力の行使において、英国が主導的な役割を果たすことだ。続10
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
一方、露は、特に欧米が長期的な衰退局面にあるため、組織的関係に関する現行制度はもはや機能不全に陥っており、変革が必要だという考えをかねがね主張してきた。続11
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
露の国家指導部は、世界が不安定な紛争状態にあると考えている。露はその中で、複雑で多面的な危機の弧、既存の紛争と不安定が混在した状態、様々な脅威を引き起こす危険性に囲まれている。続12
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
特に「アラブの春」以降、露政府当局は戦争準備へと進んでおり、事実上の戦力システムの機動準備に入っている。露の具体的な懸念材料は、主要国が軍備の近化代に巨額の軍事費を投入する軍拡競争と、自国周辺または自国内で米国主導の政権交代計画が実施される可能性にある。続13
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
これは軍拡競争とソフトパワーにおける軍の再構築に関するSDSRの提言の文脈にある問題だ。露は「ソフトパワー」について、いわゆる「カラー革命」の中心となった要素だと考えている。続14
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
そのため、露は財政支援、ブリティッシュ・カウンシル、「民主主義と開発の最高の組み合わせ」の推進を重視するという考え方について、政権交代を促す意図を持った動きだという認識を持っている。続15
平井和也@ロバート・マクマン著『冷戦史』訳者 @kaz1379
SDSR最新版は露の行動は予測が難しいという見方を示しており、具体的な意味でこの見方は正しいと考えられる場合もある。しかし、そこに記述されている内容の多くは、露の世界観や対応と直接対立する世界観や対応を擁護する立場を取っている。了16

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