【第十回】自分だけが楽しいエア読書会(課題図書:カラマーゾフの妹/高野史緒)
- t_hirosaki
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【第十回】自分だけが楽しいエア読書会 ・毎週土曜日19:00辺りから開催します ・その時その時で気になった本を読みます ・読んでる最中雑な感想をTLに垂れ流します #自分だけが楽しいエア読書会
2015-12-19 19:45:49著者は『ムジカ・マキーナ』で第六回日本ファンタジーノベル大賞を受賞、ドフトエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』を下敷きにした本作は第58回江戸川乱歩賞を受賞しているとのこと。まあ何しろタイトルがタイトルなのでどうしたって気になりますよね
2015-12-19 19:51:28なお僕のドストエフスキーに関する知識は以下の通りです: ・罪と罰が面白かった ・でも内容はあんまりわかってない ・キャラがよく「へ、へ、へ!」って笑う
2015-12-19 19:55:19冒頭からメタメタしい文章が綴られて早々に虚実皮膜の間に捕らえられる。こないだ読んだ『大空のドロテ』もそうだったんですけど、虚構の作品を下敷きにしながらあたかもそれが現実であるかの如き書き方をするとこんな風に酩酊するんですね。また、原典に当たってないからどこまでが原作か判らず余計に
2015-12-19 19:59:03カラマーゾフの兄弟の父親フョードル・カラマーゾフは2回結婚してるそうで、長男ドミートリ―と二男イワン及び三男アレクセイは異母兄弟である。これは原典で語られる話だろうからまあいいとして、二人目の奥さんの名前ソフィアと言うらしくて――またなのか、とか思った
2015-12-19 20:05:22ボリス・ゴドゥノフ ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C… 本編には関わりない地の文の語りの中で出てきた名前。プーシキンの著作に彼を題材とした『ボリス・ゴドゥノフ』(そのままか)という一作があり、それを元に音楽家ムソルグスキーは同名の歌劇を制作している
2015-12-19 20:11:56スコトプリゴニエフスク ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9… 冗談みたいな街の名前だけどドストエフスキーの創作の架空の街らしい。マジで冗談だった
2015-12-19 20:19:32「(カラマーゾフの兄弟の中で)イワンがアリョーシャに向かって快楽殺人や幼児虐待について長々と語る場面」そんなんあるのか、ドスト先生マジ厨二
2015-12-19 20:23:25『カラマーゾフ事件』があったのは1874年8月末。架空の世界では他に何があったのかな――と思ったが調べるのもだるいので調べない。なお、現実ではサマセット・モームや高浜虚子、G・K・チェスタトン、モンゴメリが生まれた年だそうで。チェスタトンは『大空のドロテ』でもry
2015-12-19 20:30:57イワンはフランス語が出来るらしいが、なんでロシア人がフランス語使えるのだろうか――とか思って探したもの bookjapan.jp/repo/series1/0… ……そういうことなのか……? 単純に教養があるからなのか……? ロシアでフランス語って何に使うんだ……?
2015-12-19 20:49:00第一章『イワン・カラマーゾフの帰省』まで。文章が存外読みやすい。こういう話は時代がかったというか、当時っぽい雰囲気を模した硬い文章で綴られるものかと思っていたけど。そうでないことが物足りない部分がなくはないけど、それで読み辛くなるよりは余程いいのだろう
2015-12-19 20:54:32