歴史談義

日本史関連のTL集。
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@yoheiajima

昔、北条氏政が猫飯が好物で何杯もおかわりしたところ、父氏康は嘆いたという。そも、猫飯は食事の最後に腹をふくらせるために食すもの。戦に臨むのにたらふく食うては不覚をとる。一汁一菜、腹八分目こそ肝要。何杯も食うとは卑怯未練、家が滅ぶと。まさに傾城、傾国の美女にも匹敵する料理。

2011-02-10 13:47:41
@yoheiajima

猫飯こそ最高の贅沢ではなかろうか。行儀悪いと見えるかもしれないが、遡れば猫飯こそ由緒正しき日本初のファストフード。合戦の際、急いで大勢の将兵に食わせ、適量で腹をふくらせる知恵として賄い方(料理番)では常用していたのだ、と講釈語りながら茶漬けを食す自分。。

2011-02-10 13:44:16
@yoheiajima

北畠顕家軍19万の中に菊池党が編入されたこともあり、陸奥国には菊池党が古くからいる。しかし、信濃国の菊池党ははじめて聞いた。征夷大将軍宮宗良親王の属下だろうか。大半は征西将軍宮懐良親王属下だけど。秋田の菊池党は戦国時代の佐竹氏秋田転封によって常陸から移住したもの。

2011-02-07 22:31:57
@yoheiajima

浅見光彦シリーズで肥後菊池党を奥ゆかしく、南朝の英雄として描いてくれるのは嬉しいけど、殺人事件のストーリーに絡められると複雑な心境だな・・・。刀伊の入寇を阻止した権中納言藤原隆家卿以来の勤皇党たる菊池一族。その古き血脈はいまも続いており、子孫もたくさんいるのだ・・・。

2011-02-07 22:25:03
@yoheiajima

織田信長に謀叛した明智光秀の裏に、正親町上皇や信長に追放された前武家御所 足利義昭公の存在が未だに囁かれているが、義昭公が張本人とする説の根拠は、光秀の密書に「御上洛」の文字があることが起因している。これを前御所と見る向きがあるのがその説の根拠とされている。

2011-02-06 21:48:44
@yoheiajima

@takanonakat 位打ちは平安時代から、おそらく唐以来の故事に由来するのでは。官位が高まるに応じて求められる所作の水準も高くなる。故にミスを生みやすい。また、感情が高揚し、ハメをはずしやすいという側面もあるでしょう。位打ち。山内の殿様のはまた別ではないかと思います。

2011-02-06 18:36:59
@yoheiajima

@takanonakat 鎌倉時代は源平藤橘といった古代の氏から、北条、三浦、和田、梶原など武家の名字、公家の近衛、鷹司...三条、西園寺、冷泉、姉小路など称号に家名がとってかわる時代でした。本格的に家格が固定化したのもこの時代からといっていいでしょう。

2011-02-06 18:52:30
@yoheiajima

@takanonakat そうですね。五摂家は藤原摂関家が五流に別れ、大臣大将に昇る清華家は藤原氏の有力一門 閑院流、村上源氏がメイン。納言を勤め、最後、准大臣や大臣となる大臣家はその門流。その下は羽林家、名家、半家....という具合。

2011-02-06 18:48:01
@yoheiajima

@takanonakat 左大臣藤原時平が罠にはめようとした菅原道真はその例で、彼は学者らしくその位階に応じた所作をこなしてしまい、かつ、親王の岳父にまでなってしまう。それが仇でしたね。婿の親王を即位させ、帝の岳父とならんと謀叛を企んでいると冤罪を着せられ…。

2011-02-06 18:43:00
Yohei.S,MPM @MPMYS14

坂東武者、三河武士の類が忠義者というステレオタイプの評価に惑わされがちだが実際はそうでもない。関東についていえば確かに戦国期まで古河公方足利家は域内諸国に影響力を持ったが、各国では下剋上や謀叛もあった。三河については、寝返りとか、主君暗殺とかあったし。

2011-01-28 22:19:48
@yoheiajima

@takanonakat 古代、氏族社会であった日本は血筋による階級制度があったわけですが、聖徳太子の冠位十二階は個人の能力に応じて官位を与えようというものでした。しかし、実態は氏族の古習に戻り、本格的な律令制を導入すると、家柄により昇進が制限される極位極官というものが(補足)。

2011-02-06 18:40:24
Yohei.S,MPM @MPMYS14

一連の段階的な成立があって鎌倉幕府が出来ただけに、1192つくろう鎌倉幕府は一応の完成の目安でしかない。だから段階的成立説が正しい。ちなみに平氏の六覇羅幕府というのは概念として成立し得ないと思うなあ。

2011-01-21 23:37:32
Yohei.S,MPM @MPMYS14

まず1980年に、頼朝の勢力圏ができる。さらに、82年に寿永2年宣旨で東国の年貢納税を促進するため頼朝に東国の沙汰権を付与。85年、平家追討で従二位。ここで私設行政機関の公文所が朝廷公認家政機関としての政所に。さらに文治の勅許で守護地頭配置許可。奥州平定し権大納言右近衛大将。

2011-01-21 23:32:01
Yohei.S,MPM @MPMYS14

ところで鎌倉幕府はいつできたか論争はいまも続いているのか。また、高橋昌明先生の六覇羅幕府説?まで。ここら辺は武家の王権とかに詳しい今谷明先生あたりのご専門だろうけど、結局、後付けの議論なんだよなぁ。鎌倉幕府の定義は明治22年に出来たものだから。

2011-01-21 23:26:46
Yohei.S,MPM @MPMYS14

ただ、信長が浅井長政の洒落頭に金色に塗り、東部を杯に酒を呑んだという信長公記などの史料にもある記述を噂に過ぎんとしたのは、歴史的には新説かもしれん。作家の田渕さんの設定は面白いかもしれない。ただ受験生には真に受けないで欲しいね。大河は史実踏まえたフィクションだ。

2011-01-21 00:45:37
Yohei.S,MPM @MPMYS14

「歴史談義」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/91514

2011-01-21 14:32:23
Yohei.S,MPM @MPMYS14

NHKのあらゆる目玉番組の視聴率はそこそこいいようだ。大河の江も。ただ、気になるのは大河ドラマが歴史考証的に正しいかということ。上野樹里扮する江が、信長の部屋に単身、それも夜分に行く。こういう設定はあり得ないこと。如何に伯父と姪といえども。

2011-01-21 00:41:38
Yohei.S,MPM @MPMYS14

ただ、信長が浅井長政の洒落頭に金色に塗り、東部を杯に酒を呑んだという信長公記などの史料にもある記述を噂に過ぎんとしたのは、歴史的には新説かもしれん。作家の田渕さんの設定は面白いかもしれない。ただ受験生には真に受けないで欲しいね。大河は史実踏まえたフィクションだ。

2011-01-21 00:45:37
Yohei.S,MPM @MPMYS14

明治時代、もちろん夫婦同氏だったんだけど、関東御家人 岩松氏が新田に、喜連川が足利に、米良が菊池に、山崎が北畠に復姓、大給松平が大給に改姓と、柔軟にやってた。まあ、これは源平藤橘以来の氏族系譜が改・復姓理由として承認された時代ということもあったけど。

2011-01-20 14:02:05
Yohei.S,MPM @MPMYS14

藤原頼長公は兄で現在の近衛家の遠祖である藤原忠実公との戦いはもとより、摂関政治が上皇様による院政に代わり、上皇様はじめ本来は中堅下級貴族であった院近臣とのライバル争いもあった。しかし、政治的主導権を得る抗争の影で腐敗した公家政治の立て直しを図ろうとした点はあまり知られていない。

2011-01-19 23:24:53
Yohei.S,MPM @MPMYS14

今日の歴史秘話ヒストリアは平安末期の摂関家当主 左大臣藤原頼長公。歴史は詳しいつもりでも、悪左府の異名と、兄から当主の座を奪う点で、権力の正当性と嫡流(直系)意識の強い僕は悪人と看做してきたのかもしれない。正義感ある一面を見て、改めて再評価。

2011-01-19 23:17:37
Yohei.S,MPM @MPMYS14

そして、日本の満州国支配について不利益な報告と看做されてきたリットン調査団のリットン報告書は、実は、日本の立場に一定の理解を示すもので一旦、日本軍の満州からの撤退の後、共同管理しようという提言がその趣旨であったということ。

2011-01-18 00:21:38
Yohei.S,MPM @MPMYS14

本日、午前中は松平定知先生に、何故日本軍の戦争を止められなかったのか、その検証番組のお話をうかがった。新たな事実として、国際連盟脱退を決めた日本はその前日まで打開策を見出していたこと。松岡洋右も、実は脱退不本意であったとのこと。

2011-01-18 00:19:59
Yohei.S,MPM @MPMYS14

根津神社は日本武尊の創建と伝わるが、今日の壮麗さは、江戸時代、将軍綱吉公治世のみぎり、甥の館林宰相 綱豊卿を将軍継嗣としたことを機に財を投じて普請を行った。そして、綱豊卿改め家宣公の時代に山車など活気ある祭が行われるようになった、そうな。

2011-01-16 01:24:39
Yohei.S,MPM @MPMYS14

織田信長暗殺の立役者として足利義昭公の存在がささやかれるが、本能寺の変後、明智光秀がほうぼうに書いた書状に、御入洛という文字があったことが諸説広がる所以。御入洛とは御所様(義昭公)のことだろう。ただ、光秀もれきとした美濃源氏の血筋。わざわざ追放された将軍を担ぐ必要あるだろうか。

2011-01-10 00:03:06