12月21日　三笠の昔話

戦艦だった三笠 @senkan_mikasa

今日は、第一次世界大戦において、エジプト・ポートサイード沖で日本の商船・八坂丸が独潜水艦により撃沈された日（1915）です。 独国は潜水艦・巡洋艦による通商破壊戦を積極的に展開、その犠牲の中にはこのように欧州航路の日本商船もいくつか含まれています。 #三笠の昔話

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しかし、八坂丸はその10年後、再び脚光を浴びることになりました。 積荷にはいくつかの金貨箱が含まれており、それを日本人が引き揚げ回収しようとしたのです。その人の名前は片岡弓八さん。まだ、クストーさんによるアクアラングすら開発されていない時代のことです。 #三笠の昔話

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そして、片岡さんは苦心の末、金貨の引き揚げに成功。金貨のほとんどは本来の所有者に返還されましたが、当時潜水技術自体がまだ未発達だった時代、この快挙は全世界で報道されました。 用いた「大串式潜水具」は、後年アクアラングの基になったという噂も（あまり確証的ではない）。 #三笠の昔話

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もっとも、その後の片岡さんのところには、税金の取立ては来るわ（実際にはわずかな報奨金しか得ておらず、説明してなんとか免除）、山師が殺到して苦労が絶えなかったなど、あまり幸福ではなかった模様。 今で言うトレジャーハントの先駆けが、実は日本人だったというお話でした。 #三笠の昔話

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そ　し　て 艦これがらみといえばこの話題。 今日は、伊八号潜水艦（はっちゃん）が遣独作戦を無事完了して呉軍港へ帰着した日（1943）です。 往復約半年にわたる大航海。実際、遣独作戦で無事に帰還できたのははっちゃんただ一人でした。 #三笠の昔話

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ちなみに他は 第一次：伊30　復路、シンガポール港で自軍機雷により触雷沈没 第二次：伊８　無事帰還 第三次：伊34　往路マラッカ海峡で撃沈 第四次：伊29　復路バシー海峡で撃沈 第五次：伊52　往路大西洋で撃沈 #三笠の昔話

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また、独からの片道便もありまして 1943年：U511が到着（後に呂500） 1944年：U1224（呂501）、途上大西洋で撃沈 1945年：U234、途上独国降伏のため投降 U234ちゃんに同乗していた日本海軍士官が投降を拒否して自決した逸話が有名ですね。 #三笠の昔話

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｢勝利に喜んでばかりもいられないな。勝って兜のなんとやら、だ。｣ 今日は、日露戦争:連合艦隊解散式の日(1905)です。 #三笠の昔話

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日露戦争を勝ち抜き、同時はまだ臨時編成扱いであった連合艦隊(常備艦隊と西海艦隊の連合)は20日をもって解散、21日に戦艦朝日姉さまの艦上にて、解散式が執り行われました。 その時東郷提督が読み上げたのが｢連合艦隊解散之辞｣。 #三笠の昔話

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@senkan_mikasa ○当時は ×同時は

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名文家として知られる秋山参謀の文案によると言われる解散之辞は、勝利の凱歌というよりむしろ武人の戒めに満ちた内容がつづられ、その最後は ｢古人曰ク勝ツテ兜ノ緒ヲ締メヨト｣ で締めくくられています。 東郷提督直筆の原文は記念艦三笠に飾られています。 #三笠の昔話

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これを読んだセオドア・ルーズベルト大統領は大変感銘を受け、わざわざ英訳を行った上でそれを自国の将兵に配布した、という逸話が残っています。 また有名な一節｢百發百中ノ一砲能ク百發一中ノ敵砲百門ニ對抗シ得ル｣もこの時訓示されています。 #三笠の昔話

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某重巡のセリフは｢ただ、今夜ばかりは飲ませてもらおう！｣と続きますが。 … …一番兜の緒が緩んでいたのは他ならぬ三笠自身。佐世保で兜ならぬ木枠を被せられていたのでありました。 #三笠の昔話 pic.twitter.com/TExFVXxMPD

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忘年会に聖夜の祭、お正月など、お酒を口にする機会の増える季節ですが、お酒の上での間違いにはお気をつけあそばせ… #三笠の昔話