薬学たんとクリスマスを過ごすとこうなる
- Yakugakutan
- 6768
- 48
- 2
- 2
さて、クリスマス連ツイやりますよーっ! ほら、早く着替えて出かける支度してくださいよっ! きっと混みますから、少し早めに出ますよ♪
2015-12-24 18:20:36うわ……外寒いですね……! こんな寒いならもう少し着込めばよかったかな…… もう少しマシかと思ってたんですが……! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 18:24:20そういえば寒いと、唇が紫色っぽくなることあるじゃないですか あれは寒さで唇の周りの血管が収縮し、血行が悪くなることに起因しているのですが、実は心臓や血液、肺の病気でも似たような現象が起こることがあるんですよ! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 18:26:00チアノーゼって呼ばれる現象で、酸素を放出したヘモグロビンが多いと起こります! プール入った時とかに寒さで唇の色が変わるのは正常な体の反応で、チアノーゼとはちょっと違うのですが、どちらもチアノーゼと呼ぶこともあります
2015-12-24 18:34:28んー、そうですね……分かりやすくいえば…… 血って鮮やかな赤色のイメージありますよね? でも採血の時の血ってもっと黒っぽい色をしてませんか? あれ、小さい頃は私が不健康だからかと思ってて採血の度に不安になってました!笑
2015-12-24 18:38:51これは、酸素を持ってるヘモグロビンと持ってないヘモグロビンでは色が違うからなんですよっ! 酸素を持ってると鮮やかな赤色に、持ってないと黒っぽくなります 心臓等の病気で、酸素を持ってないヘモグロビンが増えると、皮膚や粘膜の色が変わるんです #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 18:50:19寒さへの反応といえば、寒くて体が震える現象にはシバリングって名前がついてるんですよ! 体温調節中枢などのある間脳の視床下部というところで調節される生理現象でして、骨格筋を適当に収縮させて、熱を生み出す機能があるんです! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 18:53:50体温調節中枢では、これくらいの体温にしようというセットポイントがあって、これより体温が下回っていると体温を上げようとします エアコンの設定温度によく例えられます 健常時に体温が低下すると、シバリングなどで体温を設定温度まで戻そうとします #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 18:57:58ところで、風邪をひいた時にも悪寒がして体が震えたりしませんか? これは、侵入してきたウイルスなどと戦うために、設定温度が上がるため、相対的に体温が低下したことになり、設定温度に体温を戻すためにシバリングが起こっているんですよ! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:00:18とか話しているうちに、私がシバリングを起こしそうなのですが…… そこの自販機でホットココアでも買って、温まりながら歩きませんか?(*>_<) #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:04:31はぁ〜……温かい…… やっぱり冬はホットココアでほっこりですね……♪ あ、そこの角曲がったら目的地のはずですよ! はやくはやくっ♪ #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:08:52毎冬のことながら、何度見てもキラキラ素敵です……! ロマンティックですね……っ! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる pic.twitter.com/qX2RtPwGYj
2015-12-24 19:16:00いつか見に行ったウミホタルみたいです……! ウミホタルは甲殻類の仲間で、ミジンコみたいな生物でして、名前の通り発光する事ができるんですよ ウミホタルたちが夜の海辺に青白く光って浮かぶ様子は、とっても幻想的なんです♪ #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:19:45ウミホタルの発光は、ルシフェリンという物質によるものです ルシフェリンというのは、発光に関わる物質全般の名前なので、誤解のないように言えば、ルシフェリンとよばれる物質たちの一種を、ウミホタルたちは持っています! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:23:58ルシフェリンと呼ばれる物質たちは、対応するルシフェラーゼという種類の酵素によって反応を受けて、発光するんですよっ! 発光の理由は、仲間との通信や擬態、異性の誘引など生物によって様々ですが、ウミホタルは、仲間同士の通信に使うとされてます #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:28:27というのも、ウミホタルは光を嫌い、光から逃げる習性があるんです! 例えば危険が迫った際、発光することで仲間たちに危険を伝え、逃がすという役割がありそうだねってことです #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:31:18ルシフェリンやルシフェラーゼは、科学においても活用されているんですよ! 例えばある細胞に新しい遺伝子を組み込んだ際、きちんと遺伝子入ってるかな? ということを調べるのに使われます! おそらくホタルのルシフェラーゼがよく使われるかな……? #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:35:36遺伝子というのは、タンパク質の設計図です! 生体内にあるいろんな種類のタンパク質は、遺伝子の情報をもとに作られています 筋肉もそうですし、酵素もタンパク質ですね! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:42:56ですから、細胞にある種類のタンパク質を作ってほしければ、設計図である遺伝子を導入すればいいですし、作ってほしくないタンパク質があれば、遺伝子を壊せばいいですよね? こういった操作を遺伝子操作といいます! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:43:34でも、遺伝子ってすごく小さいので、ちゃんと遺伝子を導入できたかどうかが、そのままだと顕微鏡で見ても分からないんですよ…… そこで使うのが、タンパク質であるルシフェラーゼの設計図です! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:48:00導入したい遺伝子とルシフェラーゼの遺伝子を一緒に導入してみて、後でルシフェリンを入れて反応させれば、ルシフェラーゼが出来てれば光るので分かります! ルシフェラーゼが出来てるなら、一緒に入れた遺伝子もちゃんと入ってる と確認できますね♪ #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:50:54こういう風に、遺伝子ちゃんと導入できたかな? という確かめに使える遺伝子のことを、レポーター遺伝子と呼びます! ルシフェラーゼはその代表例ということになります #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:56:05ところが、ルシフェラーゼをレポーター遺伝子として使う際には、検出する時に一回細胞を壊さないといけないんです つまり、ルシフェラーゼとルシフェリンの光は、生きたままの細胞から観察することは出来ないのです……! #学術たんとクリスマスを過ごすとこうなる
2015-12-24 19:56:38