結実としてのmixiと起点としてのFacebook

mixiとFacebookは同じ2004年2月にスタートした同じSNSという種類のサイトだけど、メディアとしての考え方の新しさには大きく開きがあるんじゃないかなあ、ということをふとおもった
2011-01-21 23:22:59
考えてみればmixiはほぼスタート時点から 日記+コミュ+足あと の今でも中核となる機能がすべて出揃っていたわけで、ある意味、スタート時点で完成されたサービスだったともいえる
2011-01-21 23:23:57
一方、Facebookのウォール、ファンページ、ニュースフィードがいまの形になったのは2009年のことで、ひょっとしたら(MySpaceの後塵を拝してた)5年間は試行錯誤の時期で、いまようやく機能が固まりつつあるのかもしれない
2011-01-21 23:26:23
mixiの「日記」の機能にとくに着目するんだけど、ともだちみんなが横並びで日記を書くというのはそれこそ1995年の「メガ日記」からあるコンセプトで、それが各種日記ランキング、テキストサイト、はてなダイアリーと移り歩いた末にようやく「ソーシャル」という器を得てmixiで落ち着いた
2011-01-21 23:29:22
mixiは、1990年代半ばのインターネット開放依頼、日本の文化系ネットワーカー諸氏がこだわり続けた「日記」というコンセプトが最後に結実した場所だ、ということもできる
2011-01-21 23:30:50
mixiは、そういう「日記」のようなそれまでネットにあったさまざまな面白いコミュニティのあり方を、ソーシャルという枠組みでまとめたもの、器は新しいが中身は古い酒だったということもいえる
2011-01-21 23:32:15
一方のFacebookは、試行錯誤のあいだに、ソーシャル性によって生じた、ソーシャルだからこそ出で得た新しいコンセプト、つまりアクティビティストリームとリアルタイムウェブという概念を存分に試すことができている
2011-01-21 23:46:10
mixiは、昨年末のアクティビティ反対運動などが示すように保守的なユーザーを先導して、あるいは振り切って新しいソーシャルメディアの方向へと向かう、ということはかなり難しくなっている
2011-01-21 23:49:01
聞くところによるとFacebookでも、いまのニュースフィードスタイルのインターフェイスにはmixiのアクティビティどころではない反対運動があったらしいけど、躊躇なくアクティビティ+リアルタイムのほうへと進んでいるように見える
2011-01-21 23:52:42
「ソーシャル化」がある意味で結実であったmixiと、そこが起点であったFacebookの違い、ということをふとおもいついたので連続ツイートしながらいろいろ考えてみた。以上おわり
2011-01-21 23:54:53
@eto_ 日本の「Web 1.0 era(1995-2004)」は利用者(ネットワーカー)の立場からすれば「Web日記の時代だった」と総括できるのかもしんないですね
2011-01-21 23:58:03