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2015年12月26日

ISKRA漢方さんによる五臓解説 『心』の巻

ISKRA漢方さんの中医学ツイートまとめ。腎に続いて心のお話。 腎の巻 http://togetter.com/li/916044
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イスクラ薬局【公式】 @ISKRAkanpo

突然ですが、五臓の 『心』の話をします。心は「しん」と読みます。 中医学で心は、血液を全身に送るポンプであり、精神活動の中心です。

2015-12-26 16:40:20
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心の重要な生理機能は「主血脈」と「主神明」。血脈を主る(つかさどる)ことと、神明を主ること。 血脈を主るとは、全身を潤し栄養している血液を血管を通して全身に運ぶということです。これを推動作用と言い、このエネルギーを「心気」といいます。

2015-12-26 16:46:24
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心気が少ないと血の巡りが悪くなる「瘀血(おけつ)」になります。また、心に十分な血が無い(心血虚)だと、これもまた巡りが足りずに瘀血になります。 瘀血は栄養失調、乾燥状態を招くので、肌の乾燥から、内蔵の疾患、様々な痛みのもとまでいろんな病気の原因になります。

2015-12-26 16:47:42
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心は神明を主ると言うのは、これには広義と狭義の2つの意味があり、広義では、意識レベルというか、眼光や顔色、言語反応などを指し、いきいきしている状態を「有神」、そうでない状態を「無神」といいます。

2015-12-26 16:58:06
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狭義では精神、意識、思慮などのことを指しており、外界からの様々な情報を瞬時に判断して整理して、一つの意思を統括しています。 外界から様々な情報を取り入れるには、各臓腑が関わってきますが、これらを統括しているのも「心」です。よって心は「君主の官」と言われます。

2015-12-26 16:59:41
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神は、精神や意思のことを指していますが、この神は血によって養われています。よって、神が安定し、精神活動が正常な状態を保つには、血が十分になくては行けません。 血が足りないと不眠や不安などの症状が現れる様になります。

2015-12-26 17:01:40
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心(しん)の生理をまとめると、 ①心(しん)は血のポンプであり、血を送り出して全身を栄養・滋潤している。 ②心は神を宿し、精神活動や意思を作り出している。神は血によって栄養されているので、不足すると不安や不眠が起きる。

2015-12-26 17:03:25
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次は心と五行との関係です。 心は夏・盛暑と関係があります。盛暑とは、夏の最も暑い時期です。体温が高まり、汗を沢山かきます。汗は、身体の重要な潤い成分、「津液」です。津液は血の重要な成分の一つなので、汗を沢山かくというのは、血を沢山消耗すると同じことなんです。

2015-12-26 17:06:43
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夏は暑いと同時に、湿度も高いので、汗を沢山かくからと言って沢山水を飲んでいると、身体の中にどんどん湿気が溜まってしまいます。そうなるとむくんだり、冷えたり、身体や頭が重くだるくなります。 夏は適度な水分補給と適度な発汗が大切です。

2015-12-26 17:09:27
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「心は舌に開竅して、その華は面にある」 舌がちゃんと味を感じられ、しっかり言葉を発することができると、精神状態も正常であるといえます。ろれつが回らない、味が感じられないというのは、先ほどの「神」に何らかのトラブルが起こっている状態です。

2015-12-26 17:12:36
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また、舌の色も大切で、血の不足では舌の色は淡く薄くなり、血の巡りが悪い瘀血では、紫色になります。舌は心の状態をよく反映します。

2015-12-26 17:12:42
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心は喜びと関係があります。 通常の喜びは心の機能を活発にして、精神状態を活き活きとさせ、安定させます。 しかし、過度の歓喜は精神状態を不穏にさせ、更新し過ぎると狂ったように笑いが止まらなくなったり、その後過度に低下して悲しみやすくなります。

2015-12-26 17:14:54
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心の病理には、動悸や浅い呼吸などが見られる心気虚・心陽虚、不眠・多夢・健忘などが見られる心血虚・心陰虚、不眠・多夢に胸がざわざわする心火亢盛、抑うつ・意識混濁・行動異常・独語・卒倒などが起きる痰迷心竅、胸元のざわざわ・不眠・多夢・口渇・顔面紅潮が見られる痰火擾心などがあります。

2015-12-26 17:31:25
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もう一つ、心気虚・心陽虚が進んだり、それらが根本的な原因となり、動悸、刺すような胸の痛み、チアノーゼなどが見られる心血瘀阻もあります。

2015-12-26 17:32:38
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心気虚・心陽虚は慢性病・加齢・先天性疾患などで体力が消耗し、心のエネルギーを消耗した状態です。 心気虚では、動悸、浅い呼吸、活動すると悪化などが見られ、心陽虚では加えて冷えが見られます。

2015-12-26 17:34:57
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心血虚・心陰虚は先天性、脾胃(胃腸)の機能低下、急性・慢性の出血、熱病、ストレスなどから陰血(潤いや血)の消耗することで、不眠や多夢、健忘が主症状となる状態です。

2015-12-26 17:38:20
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心血虚では心の血が足りない状態なので、動悸、不安や不眠、多夢、健忘が起こり、目眩や顔色の悪さ、唇や舌の色が薄くなります。 心陰虚は、体液の不足なので、動悸、不安、不眠、健忘に加えて、手足の火照り、寝汗、咽や口の乾燥などが見られます。

2015-12-26 17:39:51
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心火亢盛は、ストレスが火に変化して炎上した状態や辛いものの摂り過ぎ、外界の要因、温性薬物の過量投与などで起きます。 ドキドキ、不眠、多夢に加えて、狂言、譫語、顔面紅潮、口渇、口や舌に瘡ができる、濃い尿、しぶり尿、排尿痛などが見られます。

2015-12-26 17:43:57
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一般的に尿や痰、オリモノなど分泌物が濃い色になったり、匂いがするというのは体内に熱や炎症が起きている状態です。

2015-12-26 17:44:34
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痰迷心竅は、主にストレスが原因でおこります。 鬱・抑うつ、意識混濁、異常行動、ヒソヒソ独り言、卒倒、人事不省、咽で痰がゴロゴロ鳴るなどが見られます。

2015-12-26 17:46:00
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痰火擾心(たんかじょうしん)もストレスから起きて、ざわざわとする胸騒ぎや不安、不眠、多夢、口渇、顔面紅潮、呼吸が粗い、便秘、尿の色が濃い、言語錯乱、狂躁状態などが見られます。

2015-12-26 17:47:26
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以上です。TLを埋めてしまって申し訳ないです。

2015-12-26 17:50:12

コメント

まにまに @kamisyoyoh- 2015年12月28日
お気に入りにしました。 記事後半部でツィートがかぶっている部分があるようですので、できましたらご対処お願い申し上げます。
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