諸国珍談奇談(+生人形記事)第四集

明治大正昭和の新聞記事等を漁りながら見つけた日本各地の珍談奇談を集めてみました。生人形の記事もたくさん混ぜてあります。2015.2-2015.12分の虫干し。
歴史 昭和 新聞 怪談 明治 戦前 オカルト 大正
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松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治13年1月8日、郵便報知新聞「公告 一壹人乗人力車 右ハ去十二月廿九日 日本橋区久松町三拾番地ニ於テ拾得訴出之者有之候 心當之者ハ警視第壹方面第五分署ヘ申出ヘシ 明治十二年(ママ)一月六日 警視本書」。乗り捨てられた人力車を拾得。
松崎貴之 @gelcyz
【生人形記事】何が起きたのかよくわからないが、見出しは「活人形の爆裂」(笑)明治26年4月23日付日出新聞。丹後竹野郡網野町の住吉座で活人形の興行を行っていた但馬豊岡の岡本某が演芸中に誤って、鑑賞していた少年の面部に火傷を負わせ、警察の取調べを受けたという。@ikiningyo
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治26年5月8日、大阪毎日新聞附録。「紀念標の搆外」(大阪中之島の明治紀念標付近?)で親の因果が子に報い式の見世物になっていたガラス瓶詰の「一体二首」「分娩後三ヶ月ばかり経たる小児の死体」。実は蝋での拵え物だった! pic.twitter.com/zk7CCJIOuy
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松崎貴之 @gelcyz
生人形メモ。成島柳北の明治欧州見聞録『航西日乗』に生人形。ロンドンでマダム・タッソーの蝋人形館を訪れた柳北曰く「此場の細工は、実に活人形にして、巴里のパノラマに匹敵す可き妙工なり」。現代の感覚だと生人形を見て蝋人形みたいと思うところ、それはこの百年で逆転した感覚だってのが面白い。
松崎貴之 @gelcyz
明治刊行の海外見聞記録、村田文夫『西洋聞見録』前編巻之中にマダム・タッソーらしき「臘像場」が登場する。「是レ邦俗ニ所謂ノ生人形ノ如ク臘ヲ以テ人像ヲ造リ展觀セシムル場所」と解説。ここでも生人形を介して蝋人形を理解。twitter.com/gelcyz/status/… @ikiningyo
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】切り裂きジャックの容疑者にイタリア人ていましたっけ?明治26年5月15日の大阪毎日新聞は「ホワイトチヤベルの大悪魔と呼ばれたる狂漢」について、4月21日にニューヨークで拘束された「キステラノと云ひ生国は伊太利なる」人物が相違ないとロンドンに護送されたと報じている。
松崎貴之 @gelcyz
【生人形記事】明治27.3.3都新聞。明治天皇銀婚式の関連記事。「北郭(よしはら)だより 銀婚式にハ仲の町の突当り取締詰所入口の前へ五間四方の屋台の如きものを拵へ夫へ安本亀八製の人形高さ九尺の島台を飾り付る事になつたと」@ikiningyo
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【生人形記事】明治27.3.8都新聞。明治天皇銀婚式の関連記事。「御夜会場たる豊明殿の卓上に据ゑ置かるべき島台ハ昨日漸く出来したる由右ハ高八尺巾六尺にして松竹梅鶴亀等之に準じ至極好き出来なるが中にも高砂の尉と姥と八生人形として工師の最も意匠を凝らせし…」@ikiningyo
松崎貴之 @gelcyz
【生人形記事】明治27.3.8都新聞。先の明治天皇銀婚式の関連記事の次頁、「浅草公園大黒館」で縦覧中だったのは「明治勤王伝の活人形」。「大器械(からくり)を以て活動せしめ」とある。同日の紙面で「生」人形と「活」人形の表記が併存。これは使い分けているのかしらん。@ikiningyo
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治27年4月1日、大阪毎日。去る3月25日、愛媛近海で釣り人たちが奇魚を引っ掛けたが、宇和島の魚市場でも名前を知る者が誰もいなかった。「長さ凡そ九尺に余り其形ち彼の太刀魚に類し色は青白にして頭部に赤毛を生じ実に不可思議の魚なる」、リュウグウノツカイを的確に描写!
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治の監獄には雑多な物が伝わっていた二題。明治27年5月16日付大阪毎日新聞。「神戸監獄に保存し在る首切刀と姫路監獄に在る磔刑槍は共に旧幕時代より伝はりしものなるが今度大学刑法部より参考品として保存したき旨の照会あり昨日の常置委員会の諮問を経て売却するに決定せり」
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】奈良監獄署には伝石川五右衛門処刑の釜があった。明治28年4月13日付大阪朝日新聞。「例年奈良大仏博覧会に出品し」ていたこの大釜、この年は京都で平安遷都千百年紀念祭があり、それに伴って展覧会を開く「五右衛門に因縁ある場所」南禅寺から貸出依頼があり京都に送ったという。
松崎貴之 @gelcyz
【生人形記事】明治28年2月15日付日出新聞「陶磁器の生人形」とは?「陶器商平岡利助、其他二三名の発企にて勧業博覧会中疎水沿岸に日清戦争の生人形観覧場を設くる由人形は総て陶器にて製するとの事」@ikiningyo
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【生人形記事】M28.10.9大阪毎日新聞「金毘羅祭りの造り物」明日明後日は例年の通り南地法善寺境内の金毘羅祭りなり同境内の造り物(例の生人形)何れも今回開場する狂言中のものにて中村福助の大道寺勘解由、中村雁治郎の菊川帯刀、嵐巌笑の尾形力丸等なるよし @ikiningyo
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】小錦なる芸妓が新橋に登場。「体は名を現して開闢以来の大女」、体重は「二十八貫三百目」(約106キロ)。初代小錦と同じ千葉県出身、顔貌も似てこの芸名となった。「今晩はと猫撫で声して参上した時などは恰も小山の動ぎ出したる姿あり」明治28年12月12日付、めさまし新聞。
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治28年12月12日付大阪毎日新聞。佐賀の地元紙によれば、当地で「井伊直弼の首を三千円で売りたい」と触れ回る者がいたらしい。行方知れずと伝わる件の首級はアルコール漬けにされ岡山市にあり、実検した井伊家旧臣が否定の言葉とはうらはらに涙を流したと説いて回ったという。
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治29年7月21日、大阪毎日新聞「黴菌の幻燈」。衛生知識の啓蒙に際し、「目に見えない微生物の存在をいかにして理解させるか」はなるほど確かに大きな問題。完成した「黴菌を幻燈に顕すの工夫」とはどういうものだったのだろう。 pic.twitter.com/2MSDSFpqC4
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松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治33年5月9日付函館毎日「死んでから蓮の台に乗ると云ふ事は仏説に聞き至れど生ながらにして乗る蓮華とは随分珍らしき事なるべし」、これ実は明治日本にオオオニバスが来日していたという記事。東京芝公園の苔香園で栽培中。主任の一色七五郎とは後年強羅公園を手掛ける人物か。
松崎貴之 @gelcyz
【諸国珍談奇談】明治33年5月16日、京都日出新聞。体調を崩したぼ土方が医師の手術を受けたところ、「長さ一寸五分、直径一寸程の湯呑茶碗」が肛門から出てきた!なぜそんなものが腹中に?「非常に大酒家の事故(ことゆえ)大酔の際誤って呑下せしものかも知れずとの事なり」。いやいやいやいやw
松崎貴之 @gelcyz
【生人形記事】大阪毎日新聞、明治34年7月1日。@ikiningyo pic.twitter.com/8R9ZLmUlAU
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松崎貴之 @gelcyz
【生人形記事】木箱に並べられた片腕だけの挿絵と「美人の片腕」という題名に「すわ猟奇事件か!」と思いきや、なんと生人形の記事でござった。大阪毎日新聞、明治34年7月8日。(続)@ikiningyo pic.twitter.com/5mXCunZdhI
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松崎貴之 @gelcyz
@ikiningyo 生人形記事。夫婦になろうと誓いを立てた証として、昔の情夫との間でお互いの二の腕に「命」という入墨を彫った「お君」という女性。誓いに背いた時は命代わりに腕を斬って渡そうとまで約束していたが、そうすんなりといかないのが男女の仲。(続)
松崎貴之 @gelcyz
@ikiningyo 生人形記事。お君はその後、ふところ目当てで近づいた二回り以上歳上の旦那に惚れてしまい、情夫のことはすっかり忘れて旦那と睦まじく暮らしていた。ところがそんな折、神戸からその情夫が大阪のお君の元を訪ね、「以前の事を云ふて強面に談判を初めた」からたまらない。(続)
松崎貴之 @gelcyz
@ikiningyo 生人形記事。旦那に過去を打ち明け相談したところ、「決して和女(おまえ)を疑はないナアニ金で済む事なら私が金を出して遣る」と請負ってくれた。そこでお君は昔の情夫を金で追い返そうとするが、情夫は情夫で「金の問題ではない。その片腕が所望だ」と一歩も譲らない。(続)
松崎貴之 @gelcyz
@ikiningyo 一計を案じた旦那は「早々贔屓にする南地の幇間鯉助を招き寄せて何事かを囁き示した」。後日再び情夫がお君を訪ねると、部屋に通され下女が白木の箱を持ち出した。お君は片手をつき「卯吉さん何卒その品を受取って下さい」。情夫卯吉が蓋を取るとそこには女の片腕があった(続)
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