マイナーにメジャーが追いついたら

@tomokiwa さんが連ツイする「小林幸子が紅白で千本桜を歌う」ことの意味。
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H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

年末とかわりとどうでもいいんだけど、小林幸子の「千本桜」についてはコメントせざるをえない。

2015-12-31 22:53:47
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

ボカロ界隈は、当然ながらこれに盛り上がってるんだけど、俺からすると祭りは終わったな、という印象。干された小林幸子がコミケでうたみたCDを売るところまでは良かった。というかスゴいと思った。でもここでマスメディアに回収された。だから祭りは終了。

2015-12-31 22:55:57
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

文化一般に言えることとして、マイノリティがマイノリティのまま盛り上がってる時は面白い。だけどマイノリティがマジョリティに上り詰めた時に、持っていたエネルギーが吸い取られてしまう。つまり、強度が落ちる。

2015-12-31 22:57:36
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

紅白がヲタクに頼らないといけない現状というのは、ヲタク側に立つものとしては面白いといえば面白いと思う。時代が変わったという意味では。だけれども、それはこれまでの文化がずっと通ってきた道

2015-12-31 22:59:30
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

ジャズが登場した時にクラシックリスナーから「こんなの音楽じゃない」と言われ、ロックが登場した時ジャズ愛好感に「こんなの五月蝿いだけで音楽じゃないと言われ」、テクノが登場した時にこんなの(以下略)..というのが音楽の歴史。その末端にクラブ系から総スカンを食らったボカロがあった。

2015-12-31 23:03:02
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

登場直後に「何歌ってるのかわからない」「こんなの音楽じゃない」と言われ、分かる人だけの音楽として楽しまれてきたボカロが、今年突然メジャー化した。初音ミクのTV初出演も今年だしね。今はこれを喜ぶのもいいと思う。でもこれは文化の終わりでもあるんだよ。

2015-12-31 23:06:33
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

過去、ロックが、パンクが、ヒップホップがアンダーグラウンドからメジャーに回収された時にどうなったか。途端に強度のない陳腐なものに成り下がってしまった。虐げられているものをわざわざ好んで演奏する人がいて聴いている人がいる、これが強度を形成していたのだから当然のことだ。

2015-12-31 23:09:06
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

これから徐々に、ボカロは馬鹿にされなくなり、これまでよりはある程度市民権を得るようになるだろう。でも、ボカロやってる人は周知の事実だけど、ボカロシーンは3年くらい前からかなり下降してて、ぶっちゃけ盛り下がってる。当初に比べてシーンの面白さはだいぶ失われてる。

2015-12-31 23:11:56
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

メジャーは最先端だった文化を周回遅れで後追いするもので、そのメジャーが追いついたってことは、もうボカロは最先端じゃなくなったってことだ。ここから先、メジャーデビューの登竜門的な出来レースとかそういう方向に行くのかもしれない(だいぶ前からそうだけど)。

2015-12-31 23:16:21
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

まあこうなるだろいうというのは「メルト」が有線で流れだした頃にすでに感じていたことだけど、もう少し発展の可能性があったと思うので、ここでこういう風に回収されるのは残念だなーとすこし思う。

2015-12-31 23:19:55
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

だけど、ボカロが日本の音楽シーンにとって決定的に重要だった点があることは強調しておきたい。それはバンドブームでもクラブ文化でも根付かなかった、「アマチュアが自分たちで音楽を創りだして自分たちで聴く」という文化が根付いたこと。それは海外のクラブ文化にはあって日本にはなかったもの。

2015-12-31 23:22:27
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

特に海外のボカロリスナーが日本のアマチュアが作っているボカロ曲を聴きまくっているという現象があって、これはクラブ音楽とはちょうど逆になっている日本のクラブ好きが概ね聞き専であるのと同じように、海外のボカロ好きは聞き専でボカロ曲を作ったりしないという点もちょうど対応している。

2015-12-31 23:27:48
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

たとえば俺のようなニコ動2000再生程度の底辺ボカロPでさえ、カナダのリスナーからコメントもらったりする。そのくらい日本が最先端の音楽シーンになっているのがボカロの特徴。これを「紅白に出る」とかそういうドメスティックな評価軸で理解すると、途端に陳腐化するんだよね。←いまココにいる

2015-12-31 23:34:28
H.WAKIMOTO@普段はマストドン @tomokiwa

これでだいたい言いたいことは言ったかな?

2015-12-31 23:37:19

追記:

自分の考え方から見ると一般化は先鋭化とは二律背反的であり、特殊性の強度を持たなくなるのは終わりとかに見えるが、そもそも先細いも「終わり」として存在しているのため、どっちが良いという話ではないはず。

同じテーマを取り扱うとしてここで上げたいのは
パッチワークPさんごと @im9dさんのブログ記事を引用させていただきます。

http://www.imgd.net/2015/09/blog-post_6.html
パストフューチャー・マジカルミライ

「ボーカロイドは「歌声合成ソフトウェア」である。キャラ成分を抜いて考えたときにそれは「歌声」すなわち「音楽」と不可分と言える。

新しいテクノロジーによってもたらされた「歌声」は新しい「音楽」とともにあってほしい、そのライブを公式と名乗ってやるからには、「ステージ上に投影された大きな嘘」であるところのボカロキャラを活かすために、周りを彩る「音楽」は偽りなく新しくて精緻を極めていてほしい…というのはワタシの勝手な願望である。

そして公式ライブがワタシ個人の想いを実現する場である必要なんかこれっぽっちもないので、上記に書き連ねた不満は無い物ねだりそのものである。

満足できなければ自分でライブイベントを企画するか今まで通りニコ動で新しい曲と新しい作家を掘って妄想を膨らませていればよい、ただそれだけの話なのだから。

目ざとい何人かはもう気づいてるっぽいけど、「ポストロック」ならぬ「ポストボカロ音楽」的な萌芽は確かに感じられるからね。」

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