テレビの番組構成を変える影響力はどういう層が持っているかが気になる(視聴率調査に協力している層の影響が本当に大きいのか、そして、それはどういう層なのか、が気になっている)。そして、その層は日本において多数はなのかが気になる。
2016-01-07 19:25:39言い換えると日本称賛番組はどういう過程が影響して増えていったのかが知りたい。どこか一つの放送局の一コーナーが人気でそれに釣れられて数が増えたと思っているんだけど、その仮説に基づくとその一コーナーを支えている製作者や視聴者がいたことになるので、それがどういう層かみたいな考察。
2016-01-07 19:30:05一番良かった解釈
一番古い日本賞賛番組、たぶんNHKのこれja.wikipedia.org/wiki/COOL_JAPA… で、和風総本家(2008年)が始まり、2010年から11年にかけて「この日本人がすごいらしい」という番組がテレ東で始まっている。
2016-01-07 21:24:34で、ここまでは比較的ソフトな内容なんだけど、2013年になると「youはなにしに日本へ?」を始め、「スゴーイですね!日本視察団」「こんなところに日本人」などゴールデンタイムに過激な礼賛番組が進出する
2016-01-07 21:27:11NHKのCOOL JAPANはどちらかというと若者的サブカルチャーに寄っていて、和風総本家も最初は知られざる日本文化的な内容(対外的礼讃の意味はない)で、非常にソフトだった。ところが、2013年以降のものは日本の技術・因習・活躍する日本人に焦点を当てているものが占める
2016-01-07 21:32:06この要因として上げられるのは、まず2012年度以降、第二次安倍内閣が知的財産戦略を強め、いわゆるクールジャパン推進会議等によって強力な対外的ソフトパワーを得ようとしている点と、安倍内閣自身がマスメディアとの関係を前代未聞なくらい強めている点のふたつと無関係とは思えない
2016-01-07 21:36:17また番組政策側からすれば、うるさい視聴者からの苦情がなく、倫理的で、数字が取れ、スポンサーからの受けがよく(番組自体がスポンサーである日本企業の宣伝のようなものだ)、上からの圧力どころか政策的コンセンサスもとれるという利点がある。要はメディアと政府のゆるい癒着の延長線上にある。
2016-01-07 21:40:21若者向けのお笑い番組やアニメを流してもスポンサーの購買層たる高齢者は視聴しない。しかし日本礼讃番組なら団塊以上の世代に共通する強い日本的な自尊心をくすぐる上に、彼らは購買力もある。だかは番組は増え、内容もサブカル紹介から日本人のマナーなど精神性の強いものに先鋭化したのだと思う。
2016-01-07 21:46:34