フジテレビ 報道２００１http://bit.ly/eIDEON　を見て思うところとBy tmin

tmin @t_min

んー。現実に実父から性的虐待を数年にわたって受け続けてきた少女（当時16か17だった）とあった経験があるんだが、そういう「現実問題」について彼はどう考えているのか。

tmin @t_min

彼女は中卒でフリーター。中2くらいから実父から継続的に強姦を受けていた。働いた分の給料はその働いていない父に持って行かれる。そうしないと家賃すら払えない。そんな中、彼女は知り合って半年間ほど、笑顔も元気も絶やさず非常に素直に働き続けていた。

tmin @t_min

約半年共に働いたとき、相談を受け、彼女の生活を知った。そういえば彼女は月に数回、突然休むことがあった。それは実父からの強姦ののち、働ける状態ではなく休んでいたという。俺は気づいてあげれなかった自分を非常に悔いた。情けなかった。

tmin @t_min

しかし、所詮俺は男であり、性別が違うゆえに本当に辛さを分かってあげられることはない。これは自覚していた。自分への怒り以上に彼女の父親への怒り。しかし頭は逆に冷え、「今後の彼女のためにできること、すべきこと」に切り替わっていた。それはそのとき、そのまま彼女に伝えた。

tmin @t_min

結果的には、数週間の準備の後、失踪を装っての彼女の家出に手を貸し、また、幸いにも離れて暮らす彼女の兄が身元を引き受けてくれたため、意外とすんなりいったわけだが、これは実際現実にあったこと。彼女の当時の年齢と当時の法整備では、施設も法的手段も何も宛にできなかった。

tmin @t_min

これはたしかに「異常性欲」であり、許しがたい犯罪であり、彼女はその被害者だった。しかしこれはまぎれもない現実だ。ありえなくない。今も何処で同じ状況で、助けすら求められずに苦しんでいる人がいる。これが現実だ。

tmin @t_min

風のうわさで彼女がその後、結婚し、子供もでき、家庭をきづいているとの話を聞き、非常に安心した。親の方は知らない。確か彼女の家出から数カ月で、収入がないため家賃が払えず、追い出されたとかなんとか。まぁそりゃ自業自得だ。どこかでのたれ死んでいてもなんとも思わないし、興味もない。

tmin @t_min

こういう凄惨な現実を実際に知らずに、どこぞの漫画などを取り上げて「これねえ、こんなもの現実にありえないですよ。」などと言っている人間が政治的影響力をもち、公の場でこのような発言をしていることには怒りを通り越して呆れてくる。あの支持率が本当なら、この国に先はないかもしれない。

tmin @t_min

少なくとも、漫画を規制することで彼女のような被害者が現実に救われ、新たに歩き出す手助けにはならない。現実の救済が必要。それ以前に現実の把握が必要。

tmin @t_min

@fedorakenken 公になってない。俺が話しているのは10年以上前の出来事。

tmin @t_min

@fedorakenken さらに言うと、人間がいる限り犯罪はなくならない。それが現実。具体的に防止できるものは防止すべきだが、被害者へのケアこそが必要とされる。また、犯罪者へのケアも場合によっては必要。

tmin @t_min

@the_drunken そう。公になってない。本人ができないんだよね。だから、それを「現実」と受け止めないと始まらない。「現実にありえない」なんて言ってる知事は殺されても文句言えないと思う。

tmin @t_min

強姦罪は、というか性的犯罪は親告罪。立証のため、具体的に状況を聞かれ、場合によっては体液などの証拠提出も必要。これにより被害者がさらに傷つくことをセカンドレイプと呼ぶ。このため被害を届け出ることを諦める女性は少なくない。だから公にならないことは多い。事件となっているのは氷山の一角

tmin @t_min

俺が当時知り合ったその少女も、当時の俺の大学のつてで弁護士に相談したが、この被害届から証拠集め、そして裁判の難易度、裁判後の生活を理由に一蹴された。当然熱意ある弁護士もいるだろうが、実際はこれが現実だ。故に「失踪を装った家出」という手段しか取り得なかった。

tmin @t_min

つまり言いたいのは、そんな現実認識があまっちょろい人間が知事として公衆の面前でいかにもな持論を展開し、実際の被害者を切り捨て、被害者なき道徳感を押し付けるだけの法令を語ることに対する強い憤りと諦めに似た感情。まぁ、これでは未来はないと思う。

tmin @t_min

というのが　2011年1月23日放送　フジテレビ 報道２００１　都条例関連のまとめ　http://bit.ly/eIDEON　を見て思うところと、思い出した経験。思い話題ですまんかったね。#hijitsuzai #kisei