「生活保護受けてるやつはゲームも買うな、猫も飼うな」的な言説が出てくる理由は、日本人のマコト主義で説明できる。ゲーム買ってても買ってないフリをして、一定のプロトコルで「私はマコトを尽くしてます」と表現し続けなければいけないのが日本社会
2011-01-24 13:10:24このマコト主義社会では「○○のフリ」が極めて重要。ところがネットの浸透で、この「○○してるフリ」がバレバレになってしまい、噛み付く人が激増した。これは、21世紀の日本が乗り越えなければならない課題の中でもかなり大きな課題だと個人的には思う。
2011-01-24 13:11:01セケン・リークスですね。≫@raurublock: マコト主義社会では「○○のフリ」が極めて重要。ところがネットの浸透で、この「○○してるフリ」がバレバレになってしまい、噛み付く人が激増した。これは、21世紀の日本が乗り越えなければならない課題の中でもかなり大きな課題
2011-01-24 13:12:56セケン・パンクでありセケン・リークスだからこそ、顕名文化が(他国ほどには)徹底できないのではないか、と思ったりした。
2011-01-24 13:14:38@yuco どうも、ありがとうございます。ちなみにこの「セケン・パンク」という語彙は、Twitterアカウント @NJSLYR でやっている『ニンジャスレイヤー』というニンジャ活劇サイバーパンク・ノヴェルの世界観を評した @nirvanaheim さんが初出だったはず。
2011-01-24 13:45:19紹介ドーモ。 ≫@tricken:@yuco どうも、ありがとうございます。ちなみにこの「セケン・パンク」という語彙は、Twitterアカウント @NJSLYR でやっている『ニンジャスレイヤー』というニンジャ活劇サイバーパンク・ノヴェルの世界観を評した ┉
2011-01-25 00:45:13○○パンク、という言葉は言うまでもなく元は文学ジャンルとして生み出された言葉なのだけれど、これがメタ化・一般化される過程で「○○パンク作品の背景世界」、という意味合いで○○パンク世界……面倒だからもうサイバーパンクって言っちゃうけど、サイバーパンク世界というような言い方が現れる。
2011-01-25 00:49:41ここからさらに短縮として、サイバーパンク作品の背景に描かれる世界イメージ自体を指してサイバーパンク、と冠すような語用が発生してきた。
2011-01-25 00:53:51サイパン厨とはまあ、(T)RPGを知らなければピンと来ないかもしれないが、とりあえずここ http://j.mp/ih1Uml でも見てもらいたい。とかく、進行役プレイヤー(GM)が仮想世界内の状況を説明したりして、それに対して他のプレイヤーがああしますこうしますこう言います(続
2011-01-25 01:01:50続)と発言し、GMと複数人のプレイヤーのこのような発言が連鎖して生成される仮想世界内の出来事を楽しむゲームがある。先のリンク先にもあるが、ゲームの風景を例えるならば即興性の強い朗読劇(ただし朗読する本はない)という感じである。囲んでいるテーブルに時々マップとコマがあったりもする。
2011-01-25 01:04:16で、基本的にはこの進行役のGM(ゲームマスター)というのがその世界で起きている現象を裁定して語る優先権があるのだが、各プレイヤーには、それぞれ特別に自分のキャラとして優先的に操れる登場人物が存在する。PC、プレイヤーキャラクターというが、言わば、演劇で言う自分の役柄である。
2011-01-25 01:09:20やっとサイパン厨というのに話が戻るが——サイバーパンク世界を背景世界とする(T)RPGのゲームタイトルが市場に現れた後、「サイバーパンクってのはこういう世界だから」と言って、PCに無体かつ理不尽な抑圧・虐待を加えるGMが出現したのだ。こういうのを指してサイパン厨と呼ぶわけである。
2011-01-25 01:13:19何故サイパン厨と言うかと言うと、その手の人々は大体自分たちはサイバーパンクについて詳しいのだ、という態度を取っており、そうでないプレイヤーたちへの優位を主張していたという事情による。
2011-01-25 01:16:18まあサイバーパンクRPG嫌いとかがそこから発生したりしたわけだが——ともあれ後には、「いや、ギブスンからして既に、そういう世界で浪花節とかするのがサイバーパンクでしたよ」みたいな揶揄で受け流されるようになり、今に到る感じ——な気がする。
2011-01-25 01:17:21実証史学的検証云々とかは忘れてもらうとして、とにかく「サイバーパンクという言葉を巡る転倒」の一例としてはある程度わかってもらえたと思う。ということにしておく。
2011-01-25 01:19:48さてセケンパンクの話である。一応この言葉は一カ月ほど前にtwitter上でひねり出した言葉だが、twitter上の小説ニンジャスレイヤーの「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」#2を評して言ったものである。当該エピソード → http://j.mp/eAuf6c
2011-01-25 01:30:43≫http://j.mp/eAuf6c まあこれをとりあえず読んでもらえれば何についてコメントしたのか察してもらえると思うが、当時のコメントを引っ張ってみたい。
2011-01-25 02:09:07まず最初のダイゴのマッポー的暴行に対して:「日本を熟知したニンジャスレイヤー作者の筆致。今回はDVダメンズウォーカーの話ですか。」
2011-01-25 02:09:30次に、それを隣の(マンションの)部屋から知覚していながら「しかし、フジキド--ニンジャスレイヤーには、そこへ関わっていく理由など何一つ存在しないのだ。」と描かれる様と……
2011-01-25 02:13:04その次の「情にサスマタを突き刺せば、メイルストロームへ流される。平安時代の武人にして哲学者、ミヤモト・マサシのコトワザが、ニンジャスレイヤーの胸中に去来した。」に対して┉
2011-01-25 02:13:31「ナニワ・スタイルやでぇニンジャスレイヤー=ハン……メイルストロームに流されると分かっててもサスマタを突き刺さなければならない時ってあるよね。」
2011-01-25 02:14:26えらく単純化して言うと、このように「他人の厄介事に首を突っ込まない方がいい、自分の制御できないような厄介事に巻き込まれるし、自分が巻き込まれるべき謂われなどあるまい」「というような定式が標準・常識として成立するような社会=世間」を指して○○パンク世界的であると言っているわけです。
2011-01-25 02:33:30