森本あんり『反知性主義』読書メモ集

森本あんり『反知性主義――アメリカが生んだ「熱病」の正体』(新潮選書、2015)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

「アメリカの反知性主義には二つのエンジンがある。ひとつはこれまで語ってきたような宗教的動機であり、もうひとつは後で触れる実利的なビジネス精神である」(森本あんり『反知性主義』)。ふーん。

2016-01-16 11:48:50
荒木優太 @arishima_takeo

「エマソンは、やや皮肉を込めてソローのことを「何かに反対するときだけ元気いっぱいになる」と評している」(森本あんり『反知性主義』)。笑った。確かにこういうやついる。

2016-01-16 13:44:41
荒木優太 @arishima_takeo

「ヴァンダービルトは、生涯に一冊しか本を読んだことがなかったという。ちなみにその一冊とは、『天路歴程』というピューリタン物語なのだが、彼はある牧師にこう語っている。「先生、あなたとおなじくらいの教養人になれるなら、一〇〇万ドル払ってもいい。」」(森本あんり)。ふーん。

2016-01-17 10:45:23
荒木優太 @arishima_takeo

森本あんり『反知性主義』読了。つまらなくはないが、森本のいう反知性とホフスタッターのいう反知性って意味が違うんじゃないの?って気がする。別に違う使い方してもいいけど、意識的か無意識的か、マゼコゼで記述されていくからどっからが独自解釈なのか、よく分からん。

2016-01-17 11:03:37
荒木優太 @arishima_takeo

この本をベタ褒めしてるひとは内田樹本の逆張りのために持ち上げてるんじゃないだろうか?

2016-01-17 11:04:10
荒木優太 @arishima_takeo

『反知性主義』はだからもっと別のタイトルの方が納得しやすいように思う。『アメリカ思想史面白トリビア』とか『インテリのことは嫌いでも知性のことは嫌いにならないで下さい』(なんか聞いたことある!)とか。

2016-01-17 11:08:05
荒木優太 @arishima_takeo

そんなボンヤリした「反知性主義」だが、森本定義でもホフスタッター定義でも、エリック・ホッファーなんかはこの系列に入るんじゃないだろうか。ホッファーはいい。あと、日本人だと思い付かないみたいなことエピローグで書かれているが、一寸前でよければ、やっぱり吉本隆明だろう。

2016-01-17 11:11:21
荒木優太 @arishima_takeo

私の期待だと、反知性主義で社会現象を読む奴/反知性主義者を自ら名乗る奴/ホフ定義でいうと反知性主義者とみなせる奴/俺定義でいうと反知性主義者とみなせる奴、の区分けをちゃんとやって欲しかった。そういう意味では期待外れだが、だからといってそんな悪い本でもない。

2016-01-17 11:14:34