森本あんり『反知性主義』読書メモ集
- arishima_takeo
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「アメリカの反知性主義には二つのエンジンがある。ひとつはこれまで語ってきたような宗教的動機であり、もうひとつは後で触れる実利的なビジネス精神である」(森本あんり『反知性主義』)。ふーん。
2016-01-16 11:48:50「エマソンは、やや皮肉を込めてソローのことを「何かに反対するときだけ元気いっぱいになる」と評している」(森本あんり『反知性主義』)。笑った。確かにこういうやついる。
2016-01-16 13:44:41「ヴァンダービルトは、生涯に一冊しか本を読んだことがなかったという。ちなみにその一冊とは、『天路歴程』というピューリタン物語なのだが、彼はある牧師にこう語っている。「先生、あなたとおなじくらいの教養人になれるなら、一〇〇万ドル払ってもいい。」」(森本あんり)。ふーん。
2016-01-17 10:45:23森本あんり『反知性主義』読了。つまらなくはないが、森本のいう反知性とホフスタッターのいう反知性って意味が違うんじゃないの?って気がする。別に違う使い方してもいいけど、意識的か無意識的か、マゼコゼで記述されていくからどっからが独自解釈なのか、よく分からん。
2016-01-17 11:03:37『反知性主義』はだからもっと別のタイトルの方が納得しやすいように思う。『アメリカ思想史面白トリビア』とか『インテリのことは嫌いでも知性のことは嫌いにならないで下さい』(なんか聞いたことある!)とか。
2016-01-17 11:08:05そんなボンヤリした「反知性主義」だが、森本定義でもホフスタッター定義でも、エリック・ホッファーなんかはこの系列に入るんじゃないだろうか。ホッファーはいい。あと、日本人だと思い付かないみたいなことエピローグで書かれているが、一寸前でよければ、やっぱり吉本隆明だろう。
2016-01-17 11:11:21私の期待だと、反知性主義で社会現象を読む奴/反知性主義者を自ら名乗る奴/ホフ定義でいうと反知性主義者とみなせる奴/俺定義でいうと反知性主義者とみなせる奴、の区分けをちゃんとやって欲しかった。そういう意味では期待外れだが、だからといってそんな悪い本でもない。
2016-01-17 11:14:34