コードネーム：「時空の断片」その1「魔絹遣い」

突然ですが気まぐれで書いた小説(？)載せます　ハッシュタグは #時空の断片です　感想とかもよろしくお願いします

2016-01-18 14:42:34

「コードネーム：時空の断片」その1 「魔絹使い」 #時空の断片

2016-01-18 14:45:54

…大型の防具の男はマサタカを追い、王妃の部屋に飛び込んだ。しかしマサタカがいたはずの部屋にいたのは、体を隠す大きなマント、大きなつばからベールが伸びる先の尖った帽子、長いスカートとブラウスの女性であり、暗い青紫色でまとめられたその姿は正しく典型的な魔女であった。 #時空の断片

2016-01-18 14:47:56

「何者だ！」相対する男は戸惑いながら魔女に叫ぶ。「私はミスティ、さっきの奴なら跡形もなく消えたわ」「何だと？ふざけやがって」「貴方も同じ目に遭いたいの？」「やっぱりふざけてんじゃねえか！」男は剣を突き出し先制する！対してミスティは剣に手をかざす！ #時空の断片

2016-01-18 14:56:10

すみません。ペース間違えました。続きます #時空の断片

2016-01-18 15:19:37

このままでは剣が手に突き刺さって…否！ミスティの二の腕から先が上質な絹に変わり、剣に巻き付き、完全に覆い隠した！「なんじゃこりゃあ！？」「驚くのはまだ早い！それっ！」ミスティがシルクを引き戻すが、そこにあったはずの剣は消えていた！ #時空の断片

2016-01-18 15:20:03

光の中で彼が見たのは、長髪の美しい女性。服装は白と赤を基調に金細工の装飾が施された、古の大国の伝統的な意匠をアレンジしたものである。大きなスカートや袖、幾重にも重なった衣服が生み出す末広がりのシルエットが神々しさを感じさせ、青年も恍惚とした。

2016-01-18 13:17:35

「もっと大きな布なら、あなたごと消せるけどね」ミスティは男を挑発する。「こんにゃろぉ！」怒る男はその大きな図体で押し潰さんとタックルを仕掛ける！しかしミスティは背中側のマントとベールを相手に向け無防備！このままではミスティは大質量を背骨に受け… #時空の断片

2016-01-18 15:27:46

…否！男はマントを突き抜けバランスを崩し倒れた！後ろに残ったのは帽子とマントのみ。ミスティ本人はどこに？狼狽える男の後方、カーテンの閉じられたベッドから姿を表した！マントを外し手に取り大きく振り上げるとそれはみるみるうちに大きくなっていく！ #時空の断片

2016-01-18 15:33:36

極限まで大きくなったマントを振り下ろし、男を覆い隠す！そしてミスティはそのまま勢い良く飛び上がり、垂直落下のボディプレスで押しつぶす！ #時空の断片

2016-01-18 15:41:29

常識の範囲内であれば、男はミンチと鉄片と化しただろう。しかしミスティが行ったボディプレスは、そこに押しつぶされた男の姿ではなく、虚空だけをそこに残した。しばらくしてミスティは立ち上がり、マントを拾い上げると、それは元の大きさに戻った。 #時空の断片

2016-01-18 15:43:57

ミスティの体が変化を始める。肩は角型になり、胸は板になり、顔は男性のものになる。魔女を魔女たらしめる服装は、硬質の鎧に変わっていた。変化が終わると、そこにいたのは先ほどの男を消し去った魔女ではなく、パワードスーツの青年、マサタカであった。 #時空の断片

2016-01-18 15:49:00

#時空の断片その1 「魔絹使い」終わり

2016-01-18 15:50:34