茂木健一郎@kenichiromogi氏の語る、『悪ガキ』の思い出

茂木健一郎 @kenichiromogi

悪ガキ（１）いやあ、今の世の中に欠けているのは、悪ガキ精神じゃないかな。おれたちのときはいろいろひどかったな。でも、元気があったなあ。

茂木健一郎 @kenichiromogi

悪ガキ（２）幼稚園のとき、ふざけていて、ばっと笑った瞬間に、鼻水がぶっと出たヤツがいた。汚かったな。でも、そのあとまた笑ったなあ。悪ガキだったなあ。

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悪ガキ（３）大野くんは、クワガタでも何でも見つけるのが得意で、ある時、どうやって見つけたのか、土の中に１０円玉や１００円玉が焼けて埋まっているのを見つけた。誰かが間違えて燃しちゃったんだな。お店に行くとき、どきどきしたな。

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悪ガキ（４）草野球やっていて、ボールが庭に入ると、「すみません、とらせてください」っていくのは、いつもオレの役割だったなあ。お前なら信用されるって、わけわからなかったな。ずるかったな。

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悪ガキ（５）小２のとき、「いも食って、おなら出る出るパンツやぶける馬鹿力」という俳句をつくって、国語の授業で発表したアホがいたな。オレの親友だったな。こいつ、うまく作りやがる、ってくやしかったな。

茂木健一郎 @kenichiromogi

悪ガキ（６）牛乳が瓶だったころで、給食のとき、飲もうとしたら笑わせるのがはやって苦しかったな。みんな必死になって、最初に一気に飲んじまう。出遅れたやつが、飲もうとして笑いの集中砲火を受けて、ぶっと吹き出して、教室が真っ白になったっけな。

茂木健一郎 @kenichiromogi

悪ガキ（７）お代わりは食べ終わったやつからだったから、ソフト麺やカレーライスなどの人気メニューの時は、みんな一気にかっこんで、ばっと列を作って並んだっけな。前のやつに、おい、そんなにとるなよ、って小突いたりしたっけな。

茂木健一郎 @kenichiromogi

悪ガキ（８）小３まで肝油が出た。それをなぜか「ロイヤルゼリー」と名付けて、「ロイヤルゼリーの掃除やさん〜」とわけのわからない歌をうたっているやつがいた。ばからしいと思いながらも、一緒に歌ってしまっていたっけな。

茂木健一郎 @kenichiromogi

悪ガキ（９）中学校のとき、ぐれたやつらがいた。Ｓは、煙草を吸いながらいつも枯れ草や紙を焦がしていた。卒業してしばらくして、Ｓが消防士になったと聞いて驚いた、よっぽど火が好きだったんだな。

茂木健一郎 @kenichiromogi

みんな悪ガキだったけど、いいやつばかりだったよ。だから、日本は元気があったんだな。小さな頃から塾で優等生で、ろくな国にはならないね。以上、「悪ガキ」についての連続ツイートでした。