「ブロックチェーンの最初のアプリケーションがビットコインである」まわりの誤解

サトウヒロシ🐰 @satobtc

はじめにブロックチェーンありき、さて何にりようできるかと考えてビットコインでためしてみました、みたいな認識がひろがっているのかもしれない。ブロックチェーンはビットコインを実現するために、ビットコインと同時に発明された。

びりある#全財産DeFi@𝐜𝐫𝐲𝐩𝐭𝐨𝐠𝐫𝐚𝐩𝐡𝐞𝐫 @visvirial

ただ、もし自分がBlockchainの方を先に思いつき、実用例として電子マネーを想像したとしたら、分散型DBとしてBlockchainを導入・定義してから実例として電子マネーを挙げる、という感じで書き上げると思うので、十中八九電子マネーのために考案されたと思うけど、どうだろなー。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

間違いなく前者でしょう。以前の電子マネーの論文を引用して書かれていますから、確実に、非中央集権型電子マネーをつくるという目的で考案されたものです。 ブロックチェーン単体でおもいつたなら、マネーとして発表しなかったでしょう。 twitter.com/tomotomo_9696/…

tomotomo9696​ @tomotomo_9696

satoshinakamotoはbitcoinを作る上でblockchainを思いついたのか、blockchainを思いついたからbitcoinを作ったのか、どっちなんだろう

2016-01-22 01:30:21

サトウヒロシ🐰 @satobtc

.@visvirial はい、そう思います。電子マネーの実装についてはサラッと１行書くくらいになるとおもいます。 冒頭の分を読む限り、過去の電子マネーが実現できなかった二重支払いの実用的な解決したとあるので、電子マネーの研究であることは明らか。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

というか、ビットコインのようなパブリックなブロックチェーンは、マイニングインセンティブとしての「貨幣」が絶対に必要なので、そういう意味では、貨幣として発明されないかぎり、ブロックチェーン単体で発明されたということはあり得ないと思うのですよね。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

サトシの論文のほとんどは、Powと、いくつコンファームがあると戻せないかという話が中心で、ブロックチェーンの構造というものは、サラッとしか書かれてない気がします。つまり、サトシは、Powと、コインのほうを思いついて「二重支払いを解決した」という論文なのであります。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

で、ブロックチェーンがいろんなものに応用出来るという話は、スマートコントラクトとかの話からきているわけで、それはまた別のところから源流がきているはず。ビットコインの実装時にスクリプトを走らせることができるようにした、というところでつながっている。論文にはスクリプトの話はでてこない

サトウヒロシ🐰 @satobtc

ですんで、ビットコインを実装するときに、トランザクションにスクリプトを入れてある程度プログラミングが可能な仕様にした。これをもって、ビットコインのトランザクションが、お金以外のものに応用できる可能性が見出された、というのが正しい経緯ではとおもいます。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

それでもって、ビットコインのトランザクションの中に、メタ情報を埋めむという形でのスマートプロパティとして、カラードコインが発明された、ということではないかと理解しています。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

Powのアイデアが最初にあって、データ構造としてブロックチェーンだと思います。最初におもいついたのはPowだとおもうんですよ。そして、論文の骨格もPowだし。 twitter.com/tomotomo_9696/…

tomotomo9696​ @tomotomo_9696

satoshinakamotoさんにお聞きします。 次のうちどちらが事実ですか？ 1.bitcoinを作っているうちにblockchainを思いついた。 2.blockchainを思いついたのでbitcoinを作った。

2016-01-22 01:51:54

サトウヒロシ🐰 @satobtc

電子マネーの未解決問題→二重支払い問題の新しい解決法→トランザクションの順番の一意の合意→ハッシュパワーによる合意形成（PoW)→ブロックチェーンのデータ形式 こういう順番で思いついたと思われる。

サトウヒロシ🐰 @satobtc

サトシの論文はブロックチェーンではなくPoWについての論文だとおもう。