【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】

宗教学者 島薗進氏のツイートをまとめました。
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島薗進 @Shimazono

1【日本学術会議主催公開シンポジウム「震災復興の今を考える―こども・文化・心をつないで」①】(2015年8月)のまとめが『学術の動向』2016年1月号 h4.dion.ne.jp/~jssf/text/dou… に掲載されてる。山川充夫帝京大教授(福島大名誉教授)が序言を書いている。

2016-01-20 12:32:09

日本学術会議
月刊『学術の動向』
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/
2016年1月号
特集
震災復興の今を考える ―こども・文化・心をつないで―
特集の趣旨 / 山川 充夫
生活の回復に向けた 住民の実態と課題 / 今野 順夫
東日本大震災で被災した 子どもたちへの支援の在り方 / 本多 環
文化財救援活動をつうじてみる 福島の復興と課題 / 菊地 芳朗
ほつれる心:原子力災害の現場における支援について / 川上 直哉

島薗進 @Shimazono

2【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】山川「原災からの生活回復の原段階は以前として非常に厳しく、広域的・長期的な避難が継続し、仮説住宅などでは高齢者を中心として震災関連死が年々増加し直接死を上回っている。政府が「早期帰還・定住プラン」を加速させようとしている」

2016-01-20 12:32:19
島薗進 @Shimazono

3【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】「にもかかわらず、避難住民の期間意向は子育て世代を中心に「戻らない」比率が年々高まっている。また、避難生活を強いられた福島県の子どもたちは屋外での身体を動かす場や機会を奪われていることから、体力・運動能力の低下」

2016-01-20 12:32:31
島薗進 @Shimazono

4【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】「肥満傾向の強まり、学力の低下、いじめ発生件数の増加など「生きる力」が低下してきている」「では、原災地福島の復興や避難民の生活回復や心身回復をどのように図っていくべきなのであろうか。シンポジウムでは何よりも加害責任と」

2016-01-20 12:32:44
島薗進 @Shimazono

5【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】「「人間らしい生活の回復」の権利とを明確にすることであり、「ふくしま復興支援フォーラム」などにみられる住民恊働の主体性の確立が提起された。また「人間らしい生活の回復」にとっては、生業の回復のみならず、「生きる力」を高めるための」

2016-01-20 12:32:56
島薗進 @Shimazono

6【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】「「心のケア」が重要であり、それは教育・医療・福祉の視点からのアプローチのみならず、被災者の尊厳を確保する「宗教的ケア」も必要となる」「被災者は被災地に戻れて生活を再開するとしても、あるいは長期的に被災地に戻ることができず」

2016-01-20 12:33:08
島薗進 @Shimazono

7【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】「避難先で定住することになったとしても、相馬双葉地区に住んでいたことのアイデンティティやプライドを持続するためには、地域固有価値として自然・歴史・文化といった有形・無形のレスキューと保存と伝承が必要であり」

2016-01-20 12:33:32
島薗進 @Shimazono

8【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】「負の遺産を真の復興につなげる震災ミュージアムの設置は欠かせないのである。」以上が山川充夫氏「特集の趣旨」。続いて、今野順夫(ふくしま復興支援フォーラム代表・福島大学名誉教授)「生活の回復に向けた住民の実態と課題」

2016-01-20 12:33:46
島薗進 @Shimazono

9【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】本多環「(福島大学うつくしまふくしま未来支援センターこども・若者部門こども支援特任教授・専門:教育支援)「東日本大震災で被災した子どもたちへの支援の在り方」、菊地芳朗「文化財救援活動をつうじてみる福島の復興と課題」

2016-01-20 12:33:59
島薗進 @Shimazono

10【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】菊地氏は(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター歴史資料保全支援担当こども・若者部門こども支援担当マネジャー・考古学)、川上直哉(日本基督教団教師・東北ヘルプ事務局長)「ほつれる心:原子力災害の現場における支援について」。

2016-01-20 12:34:13
島薗進 @Shimazono

11【日本学術会議シンポ「震災復興の今を考える」①】それぞれ人文学的観点から震災復興を考える上で重要な視点が提示されていて興味深い。以下、仙台在住の宗教者として福島の支援に関わってきた川上直哉氏の「ほつれる心:原子力災害の現場における支援について」を紹介します。

2016-01-20 12:34:34