雪の人鎮守府の記録(深海棲艦編)
深海棲艦は怨霊の類と言われているが、実体を持つ為通常兵器による撃破が可能である。しかし仮想敵である人類戦闘艦と比較して重防御の深海棲艦は撃破が難しく、かつ多量であった為、艦娘登場まで苦戦を強いられた。 #rtされた数だけ自分の鎮守府の設定を言う
2015-05-08 00:30:18「おかしくないですか」 「何がだ」 「艦むすの配備速度ですよ。こんな兵器今まで無かった。深海棲艦に対抗する為に作られたにしては、速いし完成度も高い。深海棲艦の登場より早くないと、説明がつかない」
2014-12-18 12:02:31「先行研究があったと考えるのが妥当ではないでしょうか」 「おいおい、それは……」 「はい。技研の連中は、奴等の正体に心当たりがあった筈です。それも、最初に現れたその時から」
2014-12-18 12:33:01「突飛な話だが、聞く価値はある」 「わかりますか」 「最初から戦っている者なら、必ず抱く疑問がある。そんなわけがないだろうと思いながら、でもそんな気がしてならない。そういう類いの奴だ」 「と、言いますと?」 「君と同じだよ。"もしかして、最初から知っていたんじゃないだろうな?"」
2014-12-18 17:53:40「最初奴等との戦いは対テロ戦争だと思われていた。勘違いした平和維持軍はテロ鎮圧のつもりで深海棲艦と戦う羽目になったのだ。そのなかで、合衆国と帝国は過剰な重装備で参戦していた。超音速対艦ミサイル、運動エネルギー対空ミサイル、硬弾芯鉄鋼弾。現代戦で滅多に使わない、対装甲兵器ばかりだ」
2014-12-18 18:14:57「そして実際に怪獣と戦って、惨敗した。合衆国、帝国両海軍は多大な戦果をあげたが、それどころではなかった。共和国も、連邦も、条約機構の付き合いでやってきた連中も、皆やられた」
2014-12-18 18:43:41「事前情報から、重武装するのは不自然ではなかった。そうするだけの理由はあった。だから、誰も大きな声で疑いを述べない。だが、帝国と合衆国の武装だけは、その機能を十全に発揮したのだ」
2014-12-18 18:51:06提督「深海棲艦の基礎研究な、開戦したときには技研にあったらしい」 加賀「は?」 提督「私も艦むす開発に活用したしな。あれのお陰で龍驤には魔法使いだと思われたが」
2014-12-18 20:32:26「私が艦むすが危険だと確信したのは、共和国で起きた反乱を、彼女達が鎮圧したときだ」 「軍管区丸々一つを、たった12隻の艦むすが……言い換えればたった12人の少女が、完膚なきまでに叩き潰したのだ」
2014-12-19 08:01:15「深海棲艦進化論をご存知ですか?」 「ああ、駆逐イ級がいずれ姫に至るという、あれかね?」 「ええ、あれを仮に正しいとするなら、深刻な疑念が生じます」
2014-12-19 09:14:27「最初の戦い、その資料の多くは失われたか機密指定です。ですが漸く見つけました」 「これは……まさか!」 「ええ、装甲空母姫。進化の終着が姫だと言うのなら、何故こんな時期からいるのでしょう?」
2014-12-19 09:14:45「いや、進化論が正しくないと考えれば良いだろう。艦むすとて軽巡洋艦むすは駆逐艦むすの発展型に見えるが、実際の建造順は逆だ」 「艦むすは我々が建造しました。では、深海棲艦は?奴等は、誰が建造したのですか?」
2014-12-19 09:28:26提督「深海棲艦の基礎研究論文の参考資料に、青104号文書と言うものがあった。論文の理解を深める上で、参考資料をあたるのは基本だ。だが見つからなかった。機密文書だったんだ、タイトルすら秘匿される類いの、危険な」
2014-12-19 09:57:00加賀「見つけたのね、その様子だと」 提督「その通り。暗号名青104号文書の本来のタイトルは"呪いの軍事利用"。結論から言おう、これは深海棲艦の基礎理論だ」
2014-12-19 10:00:23「艦むすは根っこの部分では、深海棲艦となんら変わりはない。同じ力だ。艦むすは人の娘と言う器に入れてそれに指向性を与え、深海棲艦はそれをなされなかった。故に艦むすが沈み器が壊れれば深海棲艦となり、深海棲艦を器に入れれば艦むすとなる」
2014-12-15 18:22:03@Sgf004 実態としては高練度艦は解体できないので、そもそも海上護衛の低練度艦以外は沈めるつもりだったのよ。雪提督は
2014-12-15 18:42:36「”姫”や”鬼”に代表される人型深海棲艦。”アレ”はいかなる手段によってか、連中なりに指向性を獲得した結果だ。艦むすのように矯正したのではなく、あるがままに得た向きゆえ、その出力は艦むすを凌駕する。が、その差を埋めるのが人類の技術というやつだ」
2014-12-15 18:40:17「いわゆる”練度”が最高に達した時、すなわち”人”と”力”が完全に混じりあったとき、どうなるか?”人”は”人”でなくなり、”器”は”器”でいられなくなる。”力”は”指向性”を失うことなく”器”を失う。指向性を持った力、覚えているだろう?そう、”姫”になるのさ」
2014-12-15 18:46:25「それを避けるために、艦むすにはリミッターがかけられている。人が人でいられるところで、混ざるのを止めるリミッターだ。それが作動したときを、何も知らない奴らは連度が限界に達したという訳だ」
2014-12-15 18:53:21「ケッコンカッコカリとは要するに、人との絆を”錨”にして、指向性をこちら側につなぎとめながら、より高い”練度”を得る手段だ。人間性を相手に依存して、より力と混じり合うわけだ。そのため艦むすと近しい人間が望ましく、技術的制約と実用上の問題から、通常は提督をケッコン相手とする」
2014-12-15 18:59:12「解体とは、艦むすを”人”と”力”に切り離すことを言う。しかし混ざり合っているものをどうやって切り離すのか?そう、混ざっている”人”の部分ごと”力”を切り取るのだ。練度が低ければ切り取る”人”の部分は少なくて済むが、高練度艦では…。解体した艦むすが廃人になるとは、そういうことだ」
2014-12-15 19:42:35