- tetlazotlaliztl
- 5306
- 2
- 0
- 0
昨日も少し触れたけど、蛍丸復活プロジェクトは大太刀蛍丸の復活を謳いつつもあくまで「留守を守る刀」って言い方を選ぶあたりに失われた蛍丸への敬意が伝わって心揺さぶられるし、そんな風に想われ丹精込めて作られたモノは、モノ以上の何かになっても全く不思議ではないなあ、としみじみする
2015-11-02 09:53:58「生きてる人間と幽霊なら生きてる人間のほうが強い」って思ってるけど、古代エジプト展で夥しい埋葬品の数々を見た時、そこにある全てに死者を守ろうとする意思を感じて、ああこれは数十年生きただけの人間敵わないわ、畏れと共に呪いという概念が発生したのすごくわかるって思ってですね、そんな感じ
2015-11-02 09:59:07大きな大きな黄金の棺一面にびっしりおまじないが描いてあって、足元に翼を広げた美しい女神がいたのですよ…こんな風に見てしまってごめんなさいって気持ちになる美しさでした。 あとトーハクに展示されてる仏様を見上げて、らきちゃんが「手を合わせなくていいのかな」って呟いたあの感覚でもある
2015-11-02 10:02:24「何事のおわしますをば知らねども かたじけなさに涙こぼるる」って感覚ちょうわかる……わかるよ……
2015-11-02 10:08:12神話という概念について、ぼくの場合「壮大な民話」くらいの捉え方をしているので敬虔な方から見たら死ね(氏ねじゃなくて死ね)と言われてもおかしくないやつ
2015-11-04 14:30:53ただ興味深いのはその出処と浸透した原因や文化背景だ 実在の人物に尾ひれをつけたのかもなという話と、どう考えても人間ではねえわって話と、教訓として作られたお伽話と、様々あるにしてもね
2015-11-04 15:17:00ブロッケン現象の巨人とか、有毒ガス発生地帯の殺生石とか、信じるに値する(原因のある)現象はままあるものだから、そことの結びつきも面白さがある
2015-11-04 15:22:51宗教は「信じる者は(信仰する存在によって)救われる」ものじゃなく、「信じる者は(心の拠り所を得て)救われる」ものなのだよな
2015-11-04 15:26:15ほんとにストリップショーしたり泥縄ぶん回したり太陽作るために一斉心中したり子供に象の頭つけたりしたのかなんて誰も分からんけど、そういう話が信じられてそれを元に建築美術音楽などの文化が発展したのは事実だし、その話が今なお残ってるってのは素直に興味深いって話
2015-11-04 15:34:39進歩というのはいつだってエネルギーを費やした行動の上にあるのだし、それは合理的発想であろうと信仰によるモチベーションであろうと行動であることにはかわりなく、むしろ信仰によるモチベーションはある意味根拠がないので際限がないという意味でとても強いのだよな
2015-11-04 18:11:33あと全然関係ないけどアーラシュさんの神話ペルシャ神話で要するにイランなわけだけどこのあたりではゾロアスター教の信仰が現在でもイスラームと対立構図になったりイスラームを隠れ蓑にするようなかたちで残ってたりして興味深いので是非興味を持った方は調べてみてくださいどうも民俗学クラスタです
2015-11-04 22:56:02というより人間と神がセッしたところで神性の多少の加護なりはあるかもしれんが人間は神にはならないしなれない、そもそもそうやって神と接触できる人間はもともと神域に近い領域の人間だからな…
2015-11-09 21:38:03生きてるうちから神と言われるのはただの比喩かあるいはガチでもともと神だったのを自覚してなかったかくらいなのでは 半神半人はまあ場合によるけど
2015-11-09 21:40:55人間がどんだけどんだけ頑張って神と呼ばれるような行いをしたとしても生きてる限りは「神に近い人間」であって「神」にはならないと思われる まあまず器から違うからな…
2015-11-09 21:49:10そもそも神話とか伝説には出自が不明だった人物とかが『実はマルマルっていう正統な血筋だったんだよーー!!』『な、なんだってーー!!』っていう展開が多いよね 現代のフィクション作品にも言えるけど だから神になった人間は実は神の系譜でしたパターンはよくある
2015-11-09 21:51:08なんで人間って神格化されるときに死んでることが多いんだろうって考えるとやっぱり文化人類学の通過儀礼(分離、過渡、統合)の流れが思い出されるな 節目節目で人間が別のものに変わるとき通過儀礼があるわけで、一度それまでの姿とお別れして『過渡』を乗り越えて次のステップに統合される
2015-11-09 21:59:37たとえば結婚ではベールを被って(分離)バージンロードを歩いて(過渡)、お婿さんがベールを上げる(統合)のステップを踏んで次の節へと移るわけで、ここでの過渡の状態では存在自体が社会から死んでいる状態とも言える だから分離の儀礼を果たさなければ過渡に入れないので→
2015-11-09 22:04:57→神になる(人間が神格化される)ためには人間と一回サヨナラバイバイしなきゃいけなくて、神になるためには完全に変換されなければいけないのかなと思う それでこの過渡の段階で入ってくるのが菅原道真などが神格化される際北野天満宮が建立されたりっていう事象なんじゃないかなあと
2015-11-09 22:09:26前にキャスニキのキャラクエで「死んだはずのクーフーリンが帰ってきたなんてことになったら、それこそ国のひとつやふたつ興ったり滅びたり」っていうロマンの言葉に対してカシハラさんと延々とお話してたときにも出したけど死者蘇生→英雄の帰還 型の伝説や宗教は枚挙に暇がないからな
2015-11-09 22:18:47バハーイー教はどうなんだろうなあ 預言者の系譜というよりも正統カリフ信仰に近いような印象を個人的には受けているかな イスラームにおける正統カリフもまた大ガイバ(一度この世からお隠れになってまた再来する)っていうかたちで伝わっていて、これもさっき言った復活系のお話ではある
2015-11-09 22:25:18キャスニキキャラクエのことについて話してたのは、アーサー王伝説、正統カリフ、キリスト教だって…で、偉大なる人物が救世のため死後帰還するというのはもうそれだけで神性爆ageの話で、それをキャスニキがあのキャラクエで少しでも姿見せたらそれこそマジで国が興って滅びるねって内容だった
2015-11-09 22:29:47