金沢百枝著『ロマネスク美術革命』(読書メモ)

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河村書店 @consaba

【8/27発売予定】『ロマネスク美術革命』金沢百枝(新潮選書) amazon.co.jp/dp/4106037750/ ピカソも脱帽! 古くて新しいロマネスクの美を知っていますか? 11~12世紀のロマネスクこそは、ヨーロッパ美術を大きく変える「革命」だった。

2015-08-26 19:00:55
布施英利 @fusehideto

遠近法の原稿を書く一日。・・・きょうは、中世の絵画で遠近法が使われていない意味について、金沢百枝さんの『ロマネスク美術革命』などを参照しながら執筆を進める。遠近法がないことも、遠近法のテーマの一つ。 pic.twitter.com/tF2uASQYty

2015-09-10 19:08:15
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Kuni Sakamoto @kunisakamoto

こ、これは圧倒的名著の予感。謎めいた教会美術群は、ヨーロッパ社会のいかなる変貌を映しだしているのか。ページを繰る手をとめるのにこんなに強い意志が必要とされるなんて。 金沢百枝『ロマネスク美術革命』新潮選書、2015年。amzn.to/1KCCJrQ

2015-09-25 09:05:30
Tak(たけ) @『いちばんやさしい美術鑑賞』 @taktwi

『ロマネスク美術革命』書店でも一目で金沢百枝先生の本だと分かる帯! pic.twitter.com/4dYNUlZUpe

2015-09-29 21:36:36
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波 monthly magazine Nami @Namimagazine

金沢百枝著『ロマネスク美術革命』の評者は保坂健二朗さん!/複合的な視点で見る、美の生命性(波2015年9月号)shincho-live.jp/ebook/nami/201…

2015-09-08 16:01:52
HONZ @honz_jp

更新しました! 『ロマネスク美術革命』 - HONZ honz.jp/articles/-/419…

2015-10-15 06:06:07

【第1章】 かわいい謎 異様な造形

未発育都市 @mihatsuikutoshi

この本の冒頭の「はじめに――ロマネスクへの旅」から少し引用しておく。「ロマネスク美術を見ようとすると、なんにもないところへの旅がふえる。十二世紀半ばから十五世紀にかけて建てられたゴシック期の大聖堂はロンドンやパリといった大都会にあるけれど、(続く

2015-10-17 10:48:19
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)十一世紀半ばから十二世紀にかけて建てられたロマネスク期の聖堂があるのは、たいてい近代化の波から取り残されたヨーロッパの田舎町だ。麦穂が揺れる緑の丘。霧たちのぼる沼地。野うさぎの巣がある原っぱの向こう。そんな場所を目指して、遠くから鐘楼を見つけると胸が高鳴る。(続く

2015-10-17 10:49:19
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)どうしても旅に出たくなるのは、たとえばキルベック区聖堂のイヌとウサギの彫刻のような、衒(てら)いのない造形との出会いが約束されているからだ。」

2015-10-17 10:50:31
未発育都市 @mihatsuikutoshi

一応、「キルベック区聖堂のイヌとウサギの彫刻」はこれですw。ちなみに、この本の帯には「ゴシックよりカワイく、ルネサンスより自由」「いまこそロマネスクの美が必要だ」!と書かれています^^ en.wikipedia.org/wiki/Church_of… pic.twitter.com/ZjfBSjiEpA

2015-10-17 10:56:20
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未発育都市 @mihatsuikutoshi

@su569susumu ロンドンから遠いですな^^;。金沢百枝著『ロマネスク美術革命』 amazon.co.jp/dp/4106037750 の冒頭にも書いてあるのだけど、ロマネスク期の聖堂は、近代化の波から取り残されたような田舎町にしかないそうです。

2015-10-20 10:15:40
未発育都市 @mihatsuikutoshi

冒頭の「はじめに――ロマネスクへの旅」の引用の続き。「…本書ではヨーロッパ各地の作例を厳選して紹介しながら、ロマネスク美術の謎と魅力を解き明かしていきたい。ゴシック期やルネサンス期の美術にくらべると一般になじみが薄く、またいまだに評価も低いけれど、(続く

2015-10-17 11:00:36
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)じつはロマネスク美術こそヨーロッパの美術の歴史のなかで非常におおきな転換点、ほとんど「革命」的な出来事だったのではないかと、わたしは考えている。」

2015-10-17 11:00:55
未発育都市 @mihatsuikutoshi

「ロマネスク美術」とあるけど、パラパラめくってみた感じでは「美術」というよりはほとんど「建築」の本ですね。

2015-10-17 11:04:15
未発育都市 @mihatsuikutoshi

僕は今までずっと「モダニズム」を起点に建築について考えていたのだけど、これからの新しい建築を始動させるための何らかのヒントが「ロマネスク」にあるかも知れない。

2015-10-17 11:18:17
未発育都市 @mihatsuikutoshi

一応、『西洋建築様式史』 amazon.co.jp/dp/4568400384 の第5章「ロマネスク建築」から少し引用しておくと、「ロマネスク建築は、カロリング帝国の分裂とノルマン人、スラヴ人、アラブ人などの蛮族の侵入による混乱でヨーロッパが最も悲惨な時期を迎えたのちに開花した。(続く

2015-10-17 11:21:48
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)11世紀に入ってからの建築家たちの主たる仕事は、荒廃した町や村を復興し、破壊された教会堂を再建することだった。」

2015-10-17 11:23:36
未発育都市 @mihatsuikutoshi

また、修道士のラウール・グラベールは著書『歴史』で当時の様子をこう記述している。「西暦1000年を過ぎて3年目になろうとする頃から、ほぼ至るところで、とりわけイタリアとガリアにおいて、教会の改築が行われ始めた。各教区は、他教区よりも豪奢な教会にしようと互いに競い合った。(続く

2015-10-17 11:25:10
未発育都市 @mihatsuikutoshi

続き)それはまるで、この世が身体を震って古びた皮を振り落とし、全身に教会という白いドレスをまとったかのようであった。」

2015-10-17 11:25:58
未発育都市 @mihatsuikutoshi

あと、一昨日から読み始めた金沢百枝著『ロマネスク美術革命』 amazon.co.jp/dp/4106037750 の第1章「かわいい謎 異様な造形」を読み終えた。まだ導入部と言ったところですね。この本は筆者の賢さと無邪気さが同居していて読んでいて楽しいです。(^-^)

2015-10-18 10:47:59
未発育都市 @mihatsuikutoshi

金沢百枝著『ロマネスク美術革命』 amazon.co.jp/dp/4106037750 今、読んでいる。良書。 pic.twitter.com/vclEvg065F

2015-10-19 09:46:36
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山本芳久 @201yos1

金沢百枝『ロマネスク美術革命』を御恵投頂いた。美術史のみでなく西洋中世全般について、そしてピカソなど現代美術にまで及ぶ広大な視野に支えられた安定した記述で、中世美術を見直す新鮮な観点を与えてくれる。12世紀における作り手の自意識の変容の話など、哲学研究者の私にとっても学ぶ所が多い

2015-09-24 14:00:07
Kashima Takashi @oxyfunk

【恵投】金沢百枝『ロマネスク美術革命』。「ロマネスクこそはヨーロッパ美術を大きく変える「革命」…知識より感情を、写実より形の自由を…古代ギリシア・ローマやルネサンスだけがスタンダードではない。モダンアートにも通じる美の多様性を再発見」shinchosha.co.jp/book/603775/

2015-10-13 23:58:09
Kashima Takashi @oxyfunk

金沢百枝さんの『ロマネスク美術革命』のあとがきに、「議論できる仲間ができた気がして嬉しかったが、まだ納得はしていないので、本書では触れなかった」とある。そうそう、こういう緊張感は大切にしたいよね。お名前や文献名を挙げなくても、ありがたいなって思う人は沢山いるよね。

2015-10-16 12:08:35
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