メモ 津田敏秀さん「福島・甲状腺がん多発の現状と原因」

雑誌 岩波「世界」2016年 3月号 掲載
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seki_yo @seki_yo

(岩波「世界」2016年 3月号、本屋に 寄って 入手。 内容については 後ほど ... )

2016-02-09 19:55:53
seki_yo @seki_yo

岩波「世界」3月号 掲載の 津田敏秀さん 論考「この議論に 関して、その 背景知識も 含めて、一般の 方々に わかりやすく 説明するのが 目的である」と ありますね。 pic.twitter.com/A1Qm6WBt0m

2016-02-10 10:47:41
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seki_yo @seki_yo

「我々は この データを 分析し、多発が あるかどうか、あるとしたら どの程度かを 示した。医師国家試験にでも 出るような 標準的な 疫学方法論を 用いてである」(津田敏秀さん)

2016-02-10 10:51:47
seki_yo @seki_yo

「それが 国際雑誌『Epidemiology』に 発表した 論文である」(津田敏秀さん)

2016-02-10 10:54:53
seki_yo @seki_yo

雑誌「世界」3月号に 掲載された 検診結果分析表、岩波「科学」2月号で 訂正された 甲状腺がん検診分析を 少し 簡略化したもので、これは 最新の データ分析ですね。

2016-02-10 11:00:27
seki_yo @seki_yo

「(平均有病期間) 本件の 場合は、せいぜい 20年が 上限であろう。 私どもの 論文では、外部比較である 日本全国と 比較する 際には、この 期間として 4年を 与えて 論文に 記載した」(津田敏秀さん)

2016-02-10 21:13:32
seki_yo @seki_yo

「内部比較である 福島県の 検診データ同士の 比較の 際には、有病割合同士を 比較することになる。 しかし 有病割合の 比を 取るのではなく、有病オッズ ( 有病割合 ÷ [1 - 有病割合] ) にして 比を 取る」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:12:20
seki_yo @seki_yo

「それは、外部比較において 発生率同士の 比較を 行なって 得た 発生率比と 同じ 意味合いを 持たせるためである」(津田敏秀さん)

2016-02-10 21:11:13
seki_yo @seki_yo

「(2巡目の) 検査結果の 判明は 途上なのに、すでに 1巡目の 倍率や 有病割合を 上回り始めている。 2巡目からは 対象者の 年齢が 若干 上がってきているので 比較する 発生率を 年間 100万人に 5人に 引き上げても このような 状況だ」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:18:18
seki_yo @seki_yo

「(非曝露地域の 甲状腺検査として) 2012年に 岡山大学の 新入生 2307人中 3例 (中略) の 報告も 指摘されるが、分散を 推定したり 信頼区間を 示したりして 考えるという 最低限の 統計的推論を 行なわないために 生じた 指摘である」(津田敏秀さん)

2016-02-10 21:17:28
seki_yo @seki_yo

「ちなみに、岡山大学の 新入生と 在校生を 併せても、2013年から 2015年では 甲状腺がん症例は 発見されていない」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:28:01
seki_yo @seki_yo

「つまり、2012年から 2015年の 新入生と 在校生を 併せると、計 3万6927人中 3例の 甲状腺がんが 見つかったことになる」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:31:23
seki_yo @seki_yo

「(有病割合 100万人あたり 81人 : 95% 信頼区間、同 17人 ー 237人) ただし 岡山大学の この 検診は、超音波エコーを 用いたものではなく 触診を 用いたものである」(津田俊英さん)

2016-02-10 11:40:42
seki_yo @seki_yo

「しかし、ポアソン分布に 従う がんのような 稀な 現象で、少人数が たまたま 見つかった 症例に 基づいて 行なう 推論が いかに 頼りないかを 示す 事例であろう」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:43:49
seki_yo @seki_yo

「特に 専門知識のない 方々でも、年間 100万人あたり 1人か 2人 発生の がんが 35万人中 112人 見つかっていると 報じられたり、甲状腺がんなど 普段は 意識しない がんが 身近で 発症していたりすると、おかしいなと 思っている」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:47:17
seki_yo @seki_yo

「(福島県内では) 中学校・高校に 1校に 1人の 割合で 手術経験者が 累積しているのだし、しかも 放射線に 敏感な がんという 認識もある」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:49:59
seki_yo @seki_yo

「また、検診の 対象ではない 事故当時 19歳以上の 県民の 方が、人数的には もっと 多くの 患者が 発生しているので、地域的にも 話題に なりやすくなっている」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:53:22
seki_yo @seki_yo

「しかし 県の 医師会は このような 情報を 集めようと 思えば 集められるのに それを しない」(津田敏秀さん)

2016-02-10 11:54:37
seki_yo @seki_yo

津田敏秀さんの 論考から 注意すべき 点を、ほんの 少し ピックアップしてみました。 雑誌「世界」3月号は 現在 (2016年 2月 10日) 発売中なので、ぜひ 手にとって 確認してください。

2016-02-10 11:57:37
seki_yo @seki_yo

「世界」3月号、まさのあつこさんの 論考や、田辺文也さんの 連載も 載っていて、おすすめですね。 (^。^) pic.twitter.com/6hpHG5dKe8

2016-02-10 12:02:48
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