「救えない人」問題について
- osugi_akira
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これ、本当にそうなんですよね。最後の切り札は宗教とか信仰だと思っています。 twitter.com/o_thiassos/sta…
2016-02-10 23:52:24めんたねさんが連投してる自己肯定感とかのお話、全てを読んでるわけではないけども、「こういうタイプはこうだ」「こうすれば良い」の、後者のほう、「それが出来るメンタリティの基盤」みたいなものが決定的に欠いてる人格や社会関係資本的弱者はどうしようもないよなとか思ってしまう。
2016-02-10 19:44:39「『どのように自己肯定感と感情貯金を増やすか?』いう質問が来たよ」と同棲中の彼女「りな様」に話したところ、「結局のところ、運と出会いとタイミングだと思うんだよね」と返ってきた。まさにその通りなのだ。それについて説明しておく。
2016-02-11 00:01:59まず自己肯定感や感情貯金が少ない人は2つに分けられる。それを自覚している人と自覚していない人だ。自覚していない人に自覚させる必要があるかは難しい問題だ。ぼくは基本的には余計なお節介はしないという方針で自覚が無い人にはそのまま何も言わずにほうっておく。
2016-02-11 00:09:22次に何らかの生きづらさを感じているかどうかも問題となる。生きづらさをぼくに訴えてきて相談された場合は、感情貯金の問題などについてコメントしてみることがある。これはまだ自覚の無い人に対しても。
2016-02-11 00:11:06さらにその人の行動がぼくに迷惑をかけているかどうかも1つの基準になる。明らかにこちらが被る必要のない被害や迷惑をその人の感情貯金や自己肯定感の小ささが原因で引き起こしているように見える場合、それを伝えてうまく問題解決ができそうな場合はコメントしたりする。
2016-02-11 00:14:23本人がこちらに救いを求めて来ているかどうかと、ぼくとの関与度などに合わせて、放って置くか、なにかしらアプローチするかが決まる。これは完全に運とタイミングだ。その人が援助を必要としたときにドンピシャのタイミングでそれを提供できてしてくれる人に会って初めて救われる可能性が出てくる。
2016-02-11 00:18:05まあ、ぼくは「自己肯定感が低くたって、感情貯金が少なかったって、本人が満足してればそれで良いじゃない、たとえ自殺してもね」という愚行権優先の個人主義を基本的に採用しているので、縁がない人を救おうみたいな熱い思いは最初からない。
2016-02-11 00:20:58だから怒りまくって謎絡みしているヘイト系の人達がいてもぼくに迷惑が及ばない限り、押しかけていってカウンセリングしようとか、説教しようとかまったく思わないわけだ。話しかけられたら、基本的にはなるべくちゃんと返答するようにはしているけど。
2016-02-11 00:32:20今のところ、彼らのヘイト系活動がぼくの日常を脅かすことはないし、このさきもあまりぼくの生活への影響力も無さそうだと思っている。甘い見積もりかもしれないけどね。とにかく、今のところは好きにしてもらえばいいでしょうという感じ。正直、自分個人の生活が忙しくて政治は後回し。
2016-02-11 00:39:35問題なのは、実は困っているのだが、感情貯金や自己肯定感の少なさから、『助けてほしい』と周りに言えないタイプだろう。周りで見ていて困っている雰囲気はあるのだが「もしも困っていることがあれば、力になれることならばなりますよ」と声をかけても「大丈夫」と返してくる。
2016-02-11 00:44:16うちのワークショップでは人にモノを頼む、助けを求める、というのは、最重要コミュニケーション能力としてよく練習させ、迷わず救いを求めよ!と教えている。自分ではどうにかならないときの方が大事で、そこで周りの助けを得られない人間は最悪死ぬしかない。生き抜くために必須のスキルだ。
2016-02-11 00:46:52でも感情貯金が少なく、自己肯定感も低い本当にヤバイ人ほど「助けて」と言えないのだ。どんな善意や有益なアドバイスも相手が受け取れる状態になければ無駄に終わる。それどころか、関係が悪化して働きかける影響力が低下したり、没交渉になってしまうリスクもある。
2016-02-11 00:50:34そんなときこちらがやれることというのは、とにかくのんびりと関係を切らずに関わり続けることしかない。ギリギリのやばい状態の人はハッキリ言って関わってもネガティヴな空気にウンザリしてしまうことが多く、積極的に関わりたいと思えなくなってしまうことも多い。
2016-02-11 00:54:34だから自分が嫌にならない程度に、とにかくのんびり関わり、ほんの少しでもその相手の好循環のループの1つとして機能するように心がける。自殺する前に相談の電話がかかってきたら大成功!死んじゃっても仕方ないし、それは若くしてガンでなくなる不運と同じだね、と考えるようにしている。
2016-02-11 00:57:41相手の死や苦境を自分の責任として背負いこむと、必ず苦しくなり、疎遠になるか、悪循環のループに陥るかする。ここで責任の所在が曖昧になって苦しむ人は、そういうギリギリのやばい人と関わるのに向いてないからなるべく最初から避けたほうがいい。雪山救助隊が遭難者と一緒に遭難するようなものだ。
2016-02-11 01:03:02さて、もう1つのタイプとして、生きるか死ぬかまではいってなくて、助けを求めてくるようには見えるのだけど、実行すれば効果が出るアドバイスをしても、なにかと理由をつけて、結局はそこに留まり続けて行動を変えない人もいる。
2016-02-11 01:05:49カウンセリングやワークショップに来る人の中にもこのタイプは結構いて、「ゴチャゴチャ言わずにとにかく実行しろよ!」と腹が立ってくる。ところが腹を立てると悪循環のループにはまり、相手に働きかける影響力はますます低下する。
2016-02-11 01:08:38このタイプについてぼくは「表には見えないので一見わからないのだけど、実は不運にも他の人よりもとても後ろにスタートラインが設定されてハンディキャップを背負わされた人達」という感じに認識している。他の人がスタートして前に進んでも彼らは動かない。実は「動けない」の方が実状に近いのだが。
2016-02-11 01:14:21こちらが新しい行動を指示して、その指示に素直にすぐに従えるのは感情貯金や自己肯定感が大きい人達だ。そこが小さいと、行動に移せなかったり、無意識的にわざわざ不完全に実行して、結果が出ないことを証明して見せようとしたりしてしまう。でもこれは意識的ではない不随意なことだ。
2016-02-11 01:17:05「やる気がない」と考えるよりは「素直に指示に従い、全力で努力するという能力がまだ十分に養われていない」と考えた方がいい。彼らが少しずつ変化を起こして動き始めるのは、その能力が発達してからなのだ。
2016-02-11 01:20:12だから素直にすぐに努力できる人間と比べると天と地ほどのハンディキャップを彼らは背負っている。素直に努力する能力を身につけるのは年単位で時間がかかることが多いのだ。それまでに一向に変化しない彼らにしびれを切らしてしまう人は彼らと関わって成長させるのには向いていない。
2016-02-11 01:22:38彼らと長く関わりつつ、腹を立てないコツというのは、実のところ、先ほどの「本当にギリギリでヤバイ人」と共通するところが多い。彼らがなかなか変化、成長しなかったり、人生で苦しむ方向に向かっていっても、その責任を一切引き受けないことである。
2016-02-11 01:28:16別にここでノンビリしていたければ、ノンビリしておけばいいし、もっと状況を悪くして困りたければ困ればいいし、変化したくても素直に努力する能力が足りなくて行動に移せないのは能力不足が生み出す当然の結果であって、一輪車に乗る技術がない人が一輪車に乗ってもすぐに落ちるのに近い。
2016-02-11 01:31:54とにかく、自分の落度とは捉えずに、単に非常に難しい課題に相手は取り組んでいるので時間がかかると考える。また一生変わらないままのことも多いことも認識しておく。それは本人の状況とか巡り合わせとか運の要素が大きいのだ。変わるときは変わるし、変わらないときは変わらない。
2016-02-11 01:35:26