プラトン「饗宴」を短くしてみた―ソクラテスは男たらしのドS
「パウサニアスが話し終えると(パウサメノス)ーこのような語呂合わせはその道の達人からせしめたものだがね…」プラトン『饗宴』 レトリックというかダジャレだなこりゃw
2015-08-24 02:26:13「ともかく、《それまでは、よし芸術に縁無き者であろうとも》、ひとたびエロスに触れられると、みな詩人になってしまうのである。」プラトン 『饗宴』196e 鈴木訳だと普通のエロス(この時点では神前提)賛美の一節であるけれど。「恋に肩を叩かれる〜」は誰の訳だろうか。
2015-08-27 01:38:10アリストデモス「ソクラテス、そんな湯浴み後の綺麗な姿でどこへ行かれるのです?」 ソクラテス「アガトンに呼ばれて宴会に行くのさ。君も行こう。」 アリストデモス「じゃあ、僕が一緒に行く言い訳かんがえておいて下さいよ?」
2015-08-29 11:08:54アリストデモス「ソクラテスに言われてきたよー」 アガトン「ソクラテスは?」 アリストデモス「寄り道中」 アガトン「ソクラテスまだぁ?早く!」 しばらくして…ソクラテス来る。 アガトン「ソクラテス来た!ヤッター。ソクラテスは僕の隣に来て!」
2015-08-29 11:10:35パウサニアス「酒も二日酔いであんまり飲めないし、エロス(恋)神を賛美しようぜ。エロースちゃん、何故かあまり賛美されてないしさ。」 一同「おk」
2015-08-29 11:11:38何人か話した後… パウサニアス「さっきのパイドロスの話は抽象的すぎてエロス賛美になってないよ!僕はエロスの性質を具体的に言ってから褒めるね。」
2015-08-29 11:25:01パウサニアス「いいエロスと悪いエロスがいて、いいエロスは、例えば少年愛で徳を軸にした魂を高めるような恋をさせるよ。ダメなエロスは体だけの関係とかで、体が萎めばすぐに終わっちゃう低俗なものだよ。やっぱ前者のエロスちゃんが最高さ!エーロス!フゥ!エロース!フゥ!」
2015-08-29 11:26:23パウサニアスが話し終えると… エリュクシマコス「オレ、医者。学門の話、するわ。いいエロスも悪いエロスもあらゆるものに内在していて、あらゆる学問はエロス(欲求)の為せる業だ。もちろん人を幸せにする医学もね。人間を幸福にしてくれるエロスちゃん、スゴい。」
2015-08-29 11:38:56アリストパネス「次は俺ね。人間には昔もう一種いて、それは両性具有の球体人間だった。でも神に逆らおうとして、切り離された。これ、かつての片割れを求め合い恋をする原因ね。そしてリユニオンできれば人間は幸せ!幸せいい事!エロスは人々に恋求め合わせ、幸せにしてくれるから、最高だぜ!
2015-08-29 11:40:00アガトン「みんなエロスがもたらすギフトの話だけで、エロス自体については賛美してないじゃん。だからエロスがどんな性質を持っているか説明するね。美しい、ウツクシイ。実際美しい。エロスたんは万能だよ!華奢、繊細、優美、憧憬、切望なるものの父!サイコー!フゥー!」
2015-08-29 17:14:23ソクラテス「アガトン。やっぱりうまく話したね!だけどソクラテス気づいたんだ。実際には恋の事なんて何もわかってなかったって。だからエロスって何か、一緒に考えてみよう。」
2015-08-29 17:16:06ソクラテス「欲求する人は、欲求の対象である、その何物かを持っているだろうか?」 アガトン「持ってない。自分に欠けたものを欲求するですよ!」
2015-08-29 17:57:08ソクラテス「じゃあさ、美しいものを欲求するエロスっておかしくない?エロスって醜いんだ。ふーん。」 アガトン「!」「僕が…」 ソクラテス「ん、聞こえない」 アガトン「僕が…間違っていました… じゃあ、実際どうなんです。僕わからないから教えて下さいよぅ」
2015-08-29 17:57:34ソクラテス「…いや、キミをいじめたわけじゃないよ^ ^じゃあ、以前ディオティマという夫人から教えてもらったエロスの真実を教えてあげよう」
2015-08-29 17:58:18ソクラテス『師曰く… 「エロスは醜くも美しくもない。 幸福でも不幸でもない。 裕福でも貧乏でもない 神でも人間でもない。 死すべきものと不死者の中間。大門(メールが届かない時の奴。精霊的なヤツ)です。 知者と無知なる者の中間です。
2015-08-29 22:47:51あと、恋ってものは最終的には出産分娩を目指すもの。人は誰しも常に既に身籠っているのです!ちなみに現実の子供よりも美しい魂の繋がりを子供と呼び、それを育てるほうが高いステージです。」
2015-08-29 22:48:19