Boston Dynamicsの二足歩行ロボットを見た専門家と一般人の視点のずれについて
- gavangavan
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これ制御だけじゃなくて認知の実時間性まで織り込んでるのがすんごい。世界は普段の想定よりはるかにドラスティックにそして瞬時に変化することを前提にして作ってある。 twitter.com/s_kajita/statu…
2016-02-25 09:55:57ロボットに同情は要らないよ。これを作った凄いエンジニア達を称賛しようぜ! youtube.com/watch?v=rVlhMG…
2016-02-25 09:05:54梶田先生のぼやきもわかるというか確かにあるセンセーションを持って受け止められたインパクトある技術革新はテクニカルに大きなでも初めの一歩なんだけど、世間的にはそれで完成したように思われちゃう。
2016-02-25 09:59:55研究者の方は暗黙に皆わかってるのでいかにそれがインパクトある成果かをいいデモで示そうとするんだけどそれがミスリードを誘う。ある意味できちゃった感満載のデモ。世の中は圧倒的に多様なので「できたこと」になってるはずのものがまだおもちゃだってことがよく起きちゃう。
2016-02-25 10:02:59例えば先のロボットがドアを開けて外に出るシーン。ドアにはバーコードがたくさん貼ってあるけどあれがないと開けられるのかどうか(開けられるかもしれない)。今自分がどういう状況にに置かれているかを理解するのはさう簡単じゃないのでデモではある一点以外は捨象しちゃうのだ。
2016-02-25 10:05:57つまりそのデモで主張したいことはほとんどの場合とても限定的でそこにフォーカスしてある。でも実世界での動作を見せると実写だけにそれ以外の意図しない記号が人のあたまに入り込む。写真や動画の持つ情報がリッチすぎるのだ。
2016-02-25 10:08:42これは実写ではすべての映り込むもの完全に制御できないからミスリードな描写が紛れ込む(時代劇に飛行機が映り込むとかミステリーに無関係な証拠物が見えちゃうとか)。アニメだと思うすべて意図して描いてるから描かれたすべてのものには意味がある、という話と似てるかも。
2016-02-25 10:11:49自然なシーンに見えて実はある程度コントロールされた状況なのに、絵面からはそう見えずいかにも複雑などこにでもある場面でちゃんと動いてるように見える。それでどこでもいつでも動くんだできるんだというミスリードを引き起こす。
2016-02-25 10:15:46ということを踏まえた上で、Atlasのデモはすんごい。確かにまだ状況は制御されてるけど相当に開放されてる。ロボット屋からは「ふわわわわわ」という声がでる。でもその声はあのシーン全体の風景じゃなく相当ディーテールの限定的なとこにフォーカスしてあげられてることを理解しといてほしい
2016-02-25 10:20:03ロボットがいじめられてるみたいでかわいそう、という声が一般人から上がるのはもっともかもしれない。デモ動画の全体を捕まえて視聴してるからだ。人間性とか社会性みたいな背景知識、文化まで逆投影されて読み取られる。でも専門家はそんなところ見てないってのが今回の「ずれ」の本質だろう。
2016-02-25 10:27:54