【考察・感想まとめ】昭和元禄落語心中【完結】

2016年冬期アニメ考察・感想 随時更新(~4/5) ふな(@funa_mag)
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ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中1話視聴。見終えた後はまるで1本の映画を見ていたかのような充実感と満足感。舞台となる昭和の世界観は、落ち着いた色塗りでしっとりと丁寧に描かれ、豪華声優たちによる独特の「喋り」によって見事に表現されていた。展開は早いがカットごとに無駄がなく……(続く) #落語心中

2016-01-11 08:41:58
ふな @funa_mag

……(続き)集中してラストまで魅入ってしまう。アニメーションでまさか落語をするとは思わなかったが、落語中のカメラワークやベテラン声優による「喋り」は流石のヒトコト。自然に見入ってしまったし思わず吹いてしまった。作りこまれた出来故、与太郎の居眠りのシーンは……(続く) #落語心中

2016-01-11 08:42:08
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……(続き)緊張感があり目を伏せたくなってしまった。そんな与太郎を受けいれた師匠が「かつて与太郎の親分」に言った、『拾ったからにゃあやすやすと手放せねぇのがこの世界の常で…』このセリフがしっかりと伏線となっていたから驚き。……(続く) #落語心中

2016-01-11 08:42:21
ふな @funa_mag

……(続き)そのうえで一度与太郎を破門する師匠の「新しい親分」としての器量が感じられるいい演出だと思った。全体を通して改めて質を極めた密度の濃い時間だと感じた。 #落語心中

2016-01-11 08:42:33
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昭和元禄落語心中2話視聴。師匠と助六の生い立ちの話。八雲の苦悩に満ちた人生を、対象的で豪快な性格の助六の生き様を比較する形で見てとれる。敷かれたレールを進む菊比古が抱えるジレンマは同情を覚えてしまう。まるで二人の人生観を表す落語シーンの喋りや演出は流石だった。 #落語心中

2016-01-17 16:55:31
ふな @funa_mag

改めて、この生い立ちを与太と小夏に話している訳だけど、八雲師匠が与太の師匠になる一連の行動は、与太と助六をどこか重ねていたんでしょうね。 師匠の落語を横目に居眠りをしてしまう豪快さもあるいは…w #落語心中

2016-01-17 17:08:51
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昭和元禄落語心中3話視聴。共に歩んできた二人と離別。複雑な菊比古の思いは察せずとも伝わります。一度は落語を忘れようとしながらも、拠り所として再び始めた彼の落語は、その前とでは思いが違います。かつては消極的だった彼に足りなかった穴を埋める形で彼の落語は完成していきます。 #落語心中

2016-01-24 01:02:59
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とても良い時間でした。菊比古の心中を察しながら視聴していたもので、二人との再開のシーンでは、思わず涙が溢れました。帰ってきてからも落語を守ってきた菊比古の思いが届いたのでしょうか。 #落語心中 pic.twitter.com/gN1vdCsrKg

2016-01-24 01:10:46
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昭和元禄落語心中4話視聴。生真面目な菊比古とは対照的で自由奔放な助六の掛け合いや落語は上手い演出でした。林原めぐみさん演じるみよ吉の「艶やか」な喋りに工夫されたカットの演出も相まって、まさに色っぽい雰囲気。今回の件で、菊比古の落語にとって良い刺激となるのかそれとも…? #落語心中

2016-02-05 14:47:41
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昭和元禄落語心中5話視聴。助六と自分を重ね、世の不条理に嘆く菊比古。その後の鹿芝居で客席からの熱い眼差しを受け、一皮剥けた印象を受けました。彼に足りなかったものを、一番間近で見ていた助六が感じとったからこそ、菊比古に鹿芝居の話を持ち出したのかもしれませんね。 #落語心中

2016-02-07 01:55:23
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昭和元禄落語心中6話視聴。誰のために落語をするか。今まで生きるために落語をしてきた菊比古にとっては考えもしなかった話でした。自分の居場所を求める落語こそがその答えであると気づいた瞬間、彼の落語に背景と色がつく演出は上手いと思った。 #落語心中 #rakugoshinju

2016-02-12 13:39:22
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昭和元禄落語心中7話視聴。不器用な菊は巡業の話を切り出せず…。この先の展開を与太郎編で見ているだけに感情移入してしまう。出発前夜に助六(落語)と過ごす菊と、薄暗い一室で菊を待ち続けるみよ吉の対比がこれからの展開を暗示させます。 #落語心中 #rakugoshinju

2016-02-21 15:17:24
ふな @funa_mag

ちなみに7話OP明けの助六の落語が今後の展開の伏線となってます。作中に登場する落語にも2人生き様が現れている点も気になります。 #落語心中 #rakugoshinju

2016-02-21 15:25:03
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中8話視聴。真打ちの話をきっかけに二人の生き様や人生観が語られます。列車での師匠との会話から菊比古の落語に対する向き合い方が昔と変わった事がわかりますね。話に合わせて時代の変化の様子も周りの背景や服装に反映され変わっています。 #rakugoshinju #落語心中

2016-02-28 03:10:24
ふな @funa_mag

今回はみよ吉の波乱の過去も語られます。自分の好きな人が一生懸命追ってる夢を嫌いだと口にするみよ吉。頑張る姿を応援したい気持ちもあるが、それは同時に自分を奪っていく存在でもあります。どの選択が正しいのかわかんないの。まさにOPの歌詞です。 #rakugoshinju #落語心中

2016-02-28 03:33:37
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中9話視聴。菊が助六の才能に憧れていた傍ら助六も菊に嫉妬していたと。八雲を諦め菊を坊ちゃん扱いとは苦楽を共にしてきたとは思えない言い草。今や助六の本心は彼自身にもわからない状態。菊から助六を奪うことがみよ吉の復讐とは恐ろしい。 #rakugoshinju #落語心中

2016-03-06 21:09:12
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中10話視聴。運命の悪戯ともいえる「八雲」の名に隠された因縁。かつての過ちを繰り返す形で菊比古の八雲襲名を決断した直後から急に容体が悪くなる師匠。長年口を割らなかった師匠を考えると考えさせられます。「落語心中」なるほどなぁ…。 #rakugoshinju #落語心中

2016-03-13 19:30:34
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中11話視聴。助六と数年ぶりの再会。今まで落語の側で生きてきた助六とその落語を良しとしないみよ吉じゃあどうしても円満とはいかないよね。今回で改めて助六の正妻は菊比古だなと思ったwまるで夫婦漫才でも見てるかのような気分。 #rakugoshinju #落語心中

2016-03-21 10:28:40
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中12話視聴。助六が数年ぶりに客の前で披露した「芝浜」は自らの境遇を重ね改めるのに良い話でした。良い客の眼差し、小夏の笑顔、助六を待望する寄席の常連客、彼が求めていたものは自分を必要としてくれる居場所だったんでしょうね。 #rakugoshinju #落語心中

2016-03-28 21:47:45
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中最終13話視聴。与太郎が助六を名乗るか…。助六の血を終わらせたくないと話す小夏と、その座を継ぎたい与太郎。八雲壮絶な過去を聞いてなお先代師匠の命日に話した与太郎の気持ちは本気でしょう。因縁の続きを見届けるのは2期までお預け。 #rakugoshinju #落語心中

2016-04-02 14:25:54
ふな @funa_mag

昭和元禄落語心中総評。八代目八雲の波乱万丈の過去を豪華声優陣で描いた本作。前半では正反対な菊比古と助六の人生観を対比する形で描かれ、終盤には八雲襲名に至るこの物語の真に迫った因縁が明らかになりました。#rakugoshinju #落語心中

2016-04-05 16:01:29
ふな @funa_mag

人生の転機となるみよ吉の登場から劇的な展開に色々考えさせられます。落語と切っても切れない縁で繋がっていた助六が、みよ吉と共に亡くなるシーンに込められた宿命を知った時は何とも言えない気持ちになりました。早くも2期が楽しみです。 #rakugoshinju #落語心中

2016-04-05 16:03:59