- microcosmos001
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記憶術に限らず、テクストをめぐる営みが日本と西洋では違いすぎる、とは思う。アリストテレスの著作への注釈書のようなものが、綿々と出し続けられたのに対して、それに近いものが日本にあったのかな。過去のテクストに対する態度が全然違うんじゃないか。
2015-05-29 18:21:37@mk_sekibang 『ヨーロッパ文学とラテン中世』的な書物の日本版て、あるのですかね。そもそも「『ヨーロッパ文学とラテン中世』的な書物」てなんだ、という話になりますが・・・。
2015-05-30 00:25:56@adamtakahashi どうなんでしょうか……。日本の古典文学って今やヨーロッパの古典文学よりもアクセスしにくい感じはありますが。
2015-05-30 06:08:05@microcosmos001 @adamtakahashi そうだと思います。孔子の注釈書とか山ほどあるはずです。ちょっとアジアのインテレクチュアル・ヒストリーも気になってきましたね。
2015-05-30 06:28:232/12(金)東京大学本郷で、国際的なライプニッツ研究者、リチャード・アーサー教授の講演会開催。また、13〜14日には富山大学にて「初期近代ヨーロッパの哲学とインテレクチュアル・ヒストリー」にてアーサー教授、池田真治さんらが登壇。 www-cc.gakushuin.ac.jp/~19950491/leib…
2016-02-10 10:29:06おそらく『ベケット伝』のジェイムズ・ノウルソンのアプローチも、ベケットが何を読み、どんな映画や絵画を見、誰の講義をきき、誰とどういう手紙を交わしながら、ベケットの思考を育んでいったかを浮き彫りにしたもので、その地を這うような実証主義は、インテレクチュアル・ヒストリーと近いかも。
2016-02-14 00:15:33現在の「西洋音楽史」が19世紀・20世紀の価値観から創作されたものであることが意識されている今だからこそ、インテレクチュアル・ヒストリー的な視点で演奏することは、もっとやらないとねー。
2016-02-16 13:37:21本郷と富山で、哲学史とインテレクチュアル・ヒストリーについて議論することができました。初期近代などの過去の哲学者を扱うことが「哲学史」だと考える人もいる一方で、たんに古いテクストを読むだけでは「歴史」ではないという考え方もあります。さらなる議論の機会が欲しいですね!
2016-02-16 15:20:40【知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー】を読みたい本に追加 →bookmeter.com/b/4120045951 #bookmeter
2016-02-17 04:23:05BH叢書のコスモス@けいそうビブリオフィル、よろしくどうぞ! keisobiblio.com/author/bibliot…
2016-02-23 00:47:26ヒロ・ヒライ選書「インテレクチュアル・ヒストリーのブックリスト」 keisobiblio.com/2016/02/22/bh_…
2016-02-23 01:37:10この3年間のBH叢書の活動をとおして、だいぶ「インテレクチュアル・ヒストリー」という用語が広まってきましたので、古い「精神史」という言葉を差し替えてもらいました。後者は正しい訳語とは思えないのです。わがままいって、すみません! twitter.com/keisoshoboedit…
2016-02-23 02:14:23【けいそうビブリオフィル】「本たちの周辺」コーナーで『ヒロ・ヒライ選書“初期近代精神史研究ブックリスト”』( keisobiblio.com/2016/02/22/bh_… )を公開しました。BH叢書スタート時のブックフェアでご紹介した関連書です。その後のBH叢書と併せてご参照ください。(ク)
2016-02-22 09:29:20おお。精神史というとGeistesgeschichteというドイツ語がまず念頭に思い浮かび、それはいわゆるIntellectual Historyとは異なったもので、さらにドイツ語ではIdeengeschichteというのもあり・・ twitter.com/microcosmos001…
2016-02-23 14:09:17しかも最近、あちらでは Diskursgeschichteという概念も現れてきているようです。消化し切れておりませんが・・・ twitter.com/microcosmos001…
2016-02-23 14:11:22@Hasesaki 「時代精神」を描写するのが Geistes-g のモチーフで、カッシーラーなどもその流れにあるようです。Ideen-g は観念史 history of ideas の一種かと。今のインテレクチュアル・ヒストリーの流れとはちょっと違いますね。
2016-02-23 16:36:55@Hasesaki こちらの Diskurs-g は初めて聞きました。ま、当然の流れとして出てくるものでしょう。論述に的を絞るのは面白いかもしれませんが、インテレクチュアル・ヒストリーの多様性が生みだすダイナミズムを失うかもしれませんね。
2016-02-23 16:39:51@microcosmos001 ご教示、ありがとうございます。おっしゃるとおりだと思います。そのあと少し気になって調べましたら、ドイツ語ですが、Docupedia Zeitgeschichteの項目に説明がございました。bit.ly/1g3AhR6
2016-02-23 16:43:25@microcosmos001 Diskurs-gの入門書は大分長い間「積ん読」になっておりまして、近いうちに整理のために見直そうと思っております。あの項目は見落としておりまして、お恥ずかしい限りです。ダイナミズムというのは難しい話だと思いますが、大事な事とも思っております。
2016-02-23 16:47:48こういうリストを読むと全部手元に置いておきたくなる!本は買って所有する派。RT @microcosmos001: ヒロ・ヒライ選書「インテレクチュアル・ヒストリーのブックリスト」 keisobiblio.com/2016/02/22/bh_…
2016-02-23 17:36:34『ライプニッツ通信II』の最新号で、本郷の講演会と富山での国際シンポの模様が紹介されました! kousakusha.co.jp/planetalogue/l…
2016-02-24 23:48:39Isis 誌に寄稿した書評がでました! Craig Martin, Subverting Aristotle: Religion, History and Philosophy in Early Modern Science academia.edu/9598278/Review…
2016-02-25 04:13:28『パリ王立科学アカデミー摘要』1699年序文のフォントネルの文章、素晴らしい。現代にもフォントネルが現れ、数学や天文学について彼がそうしたように、人文学の学的「有益性」を語るひとが現れたなら、と夢想。ただ同時にこの「有益性」概念も科学をめぐる近世的パラダイムなのかと思いもする。
2016-02-25 16:24:39@camomille0206 フォントネルが潰してしまった学問もあります。18世紀に地下に潜らざるをえなくなった錬金術や占星術などの知の伝統を発掘・再評価し始めているのが、世界の科学史の最前線という感じです。
2016-02-25 17:14:11@microcosmos001 フォントネルを再読していると、その発想がいかに現代にまで深く浸透しているかが見えてきて、実に驚かされます。そのあたりの意味で「パラダイム」という言葉を使ってみました。かれの消したもの、かれに反撥した思考。その検証の作業は確かに新鮮にみえますね。
2016-02-25 17:22:24@microcosmos001 ちょうど来月リヨンで参加するコロックは、フォントネルと王立科学アカデミー、そして『百科全書』に関する3日間にわたるかなり大きな研究集会なんです。フォントネルの歴史的位置をめぐってもたいへん興味深い議論が交わされることでしょう!
2016-02-25 17:57:29